【ローカルLLM】Qwen3.6-27B-MTP-pi-tuneを使って驚愕した話【コーディング専用】
はじめに
TONGYI(中国アリババ社・Qwen公式)がXでおすすめしているコミュニティーモデルを試してみました。
Qwen3.6-27B-MTP-pi-tuneは、リーズニングなしのチューニングが施された、待ち時間なしの運用に特化したモデルです(リーズニングありのQwen3.6-27B-MTP-pi-reasoningも用意されています)。
AIチャットなどのインタラクティブな利用、あるいは一般的なゲーミングPC環境での運用であれば、即答してくれるパフォーマンス重視のモデルの方が何かと使いやすいと思います。
そこで、どの程度の性能なのか試してみました。
導入と設定
※ ollama + Open WebUIを利用します
Linux + RTX3060×2(24GB VRAM)環境で試します。上記huggingfaceページにggufモデルが公開されているので、そのまま利用します。(ただし、0.30.9等の新しいollamaバージョンが必要です)
※ 16GBのVRAMであれば、Q2〜Q3モデルの方が良いと思います
# ダウンロード
ollama pull huggingface.co/bytkim/Qwen3.6-27B-MTP-pi-tune-GGUF:Q4_K_M(投機的な手法で精度を落とさず高速化する)MTPを有効にするため、ollamaモデルファイルを新たに作ります。
llama show --modelfile huggingface.co/bytkim/Qwen3.6-27B-MTP-pi-tune-GGUF:Q4_K_M > qwen3.6-27b-mtp-pi.modelfileファイルを書き換えます。

draft_num_predictを指定するとMTPが有効になります
コンテキストサイズは64k、temperatureは調整する余地あり
ollamaモデルを作ります。(※ 55-qwen3.6-27b-mtp-piは任意の名前です)
ollama create 55-qwen3.6-27b-mtp-pi -f qwen3.6-27b-mtp-pi.modelfile

動作確認
数学(東大文系入試問題)で確認します。


ミニゲーム生成
※ 下記事の付録欄のプロンプトを利用しています
土管ゲーム

可能な限りグラフィックを向上させ、過剰に派手な演出にして。

3Dレーシングゲーム

可能な限りグラフィックを向上させ、過剰に派手な演出にして。

まとめ
Vision機能はありませんが、コーディング性能は、一昔前の80Bクラスを大きく凌駕する性能と安定性だと思います。(一般的なミドルクラスの)ゲーミングPCで実用的に動作するコーディング系モデルでは間違いなく現状で最強です。Gemma4系は日本語が強いのですが、若干コーディングが弱いとおもいます
※ もちろんコーディング以外の用途でもかなり高性能です。
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