YouTubeがBGM著作権収益を剥奪しだした件
Xで既に共有していますが、音楽著作権管理団体から「一部ショート動画の著作権申し立てを見送る」と連絡がありました。
こちらは、既存提出済み動画にも当てはまるそうです。
送られたメール詳細を説明していきます。ぜひ参考にしてください。
この記事の要点
音楽著作権管理団体から「一部ショート動画の申し立ては見送り、既存分も取り下げの可能性あり」との連絡
対象は「参照(Content ID)が無効・剥奪の曲」「Shortsでの利用に偏っている曲」など
今後はShorts特化のBGM著作権収益をメインにするのは避けるのが無難
Google側のスタンス
内容ではGoogle側の動向によるものだと語られています。
昨年音源のコンテンツID運用において、ショート動画に対する申立てが厳しく制限されましたが、Googleは著作権においても同様の対応を行う
この文章から
コンテンツIDと同じような規制方法(随時通知)になるだろうこと
Googleが相当腰を据えてBGM収益を制限しようとしていること
ショート動画に特化していること
が読み取れます。収益停止乱発といいAI戦争投資で余裕無いんでしょうか?
規制されたBGMの種類
・主にショート動画に使用されていることを理由に
サウンドレコーディングアセットが無効化されている楽曲
・主にショート動画でのみ使用されている楽曲
どっちも強烈ですが、まずは上について説明します。
▶サウンドレコーディングアセットが無効化
というのは「コンテンツIDを発生させていない楽曲」または「コンテンツIDを剥奪された楽曲」のことです。
Google「コンテンツID回避でコソコソ収益発生させようしてんじゃねーぞ」ってことですね。文脈的には、コンテンツID剥奪された楽曲でそのまま著作権収益を得ようとしていることに対しての措置にも見えます。
▶主にショート動画でのみ使用されている楽曲
これは文章的には、専用BGMは全てアウトな可能性があります…。どこまでがアウトなのかの線引きが非常に分かりづらいのでShorts運営者さんは気を付けてください。
提出済みのショート動画も対象になり得る
今回で一番重要なのはここです。
音楽著作権管理団体は「今後の新規依頼だけ」でなく、すでに申し立てを行った楽曲についても状況次第で取り下げる可能性がある、としています。
既に手動申し立てを行った楽曲も
不正な申し立てに該当する場合は取り下げる場合がある
=「過去に出した分も、巻き戻る可能性がある」という話です。BGM著作権収益は申し立てから印税発生まで約9か月かかるため、どこまで反映されるかが不透明ですが…。契約しているBGM会社さんにお聞きください。
今後の対策
結論として、Shortsに寄せた申し立て前提の設計はリスクが上がりました。今後は次の方針が無難です。
「サウンドレコーディングアセットが無効化」の曲は避けるのを推奨します
Content IDの一致(自動検出)に使う参照が止まっている/止められている状態を含んだ、音楽会社にURL記載して提出するようなものです。
曲を「申し立て」で追いかけると、今回みたいにリスクが高い扱いになりやすいというのがメールの趣旨だからです。
Shorts特化のBGM収益をメインにするのは避ける
今回のメールでも明示的に対象に入っています。
BGM収益導線や運用をどうするかはともかく、非収益化状態で濫用するのは避けた方が良いです。
やるべきこと
横動画の人も含め、自分が使っているBGM楽曲が問題ないか、契約先のBGM会社に確認する
Shorts特化でBGM著作権収益をメインの収益源にしている場合は、収益構造の見直しを検討する
既に手動申し立て済みの楽曲がある場合、取り下げ対象になり得るので、BGM会社に現状を問い合わせる
JASRAC側からの動きを待つ
今後返答や続報があり次第、その都度情報発信させていただきます。XもNoteも両方更新していくので、どちらも見てもらえると嬉しいです。フォローお願いします。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。
