【人工呼吸器】ウィーニングのとき、最初に見るべき3つ
割引あり
こんにちは。臨床工学技士の「簡単解説CE先生」です。
前回は人工呼吸器のモードを「強制換気を何回送るか」で整理しました。今回はその続き、**離脱(ウィーニング)**です。
先に結論を申し上げます。ベッドサイドで最初に見るべきは、次の3つです。
呼吸数と1回換気量のバランス — 浅く速くなっていないか
呼吸の「かたち」 — 補助呼吸筋、シーソー呼吸、冷汗
肺以外の理由 — 心臓、意識、全身状態
そして、あえて申し上げます。
SpO<sub>2</sub>は、この3つより後です。
理由から説明します。
1. なぜSpO₂では離脱を判断できないのか
多くの方がいちばん頻繁に見ている数字が、離脱の判断ではいちばん頼りになりません。理由は単純です。
SpO<sub>2</sub>は「酸素化」の指標であって、「呼吸筋が持つかどうか」を教えてくれないからです。
離脱に失敗する患者さんの典型的な経過を追ってみます。
経過 呼吸数 1回換気量 SpO₂ SBT開始直後 18回 400mL 98% 20分後 26回 320mL 97% 35分後 34回 240mL 96% 45分後 38回 200mL 92%
SpO<sub>2</sub>が落ち始めたときには、もう疲れ切っています。
患者さんは呼吸数を増やすことで酸素化を維持します。つまり、無理をしている間はSpO<sub>2</sub>が保たれるのです。数字が崩れるのは、その無理が限界を超えたとき。そこからでは遅い。
だから、SpO<sub>2</sub>が下がる前に現れるサインを3つ、先に見るのです。

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