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【エッセイ】まだ途中にいる

季節が変わるたびに、心の奥で静かに揺れる何かがある


復職訓練が終わった
終わったという実感は
あまりない

復職が決まった
早くないか
という声が
どこかで残っている

自分でも
早かったのかもしれないと思う
それでも
どうすれば戻れるのか
それだけを考えて
時間を過ごしてきた

復職にあたり
謝罪とお願いをした
向けられた視線が
少し重かった
気のせいだと
何度も言い聞かせた

それでも
胸の奥は
静かにざわついたままだ

復職したからといって
すぐに仕事があるわけじゃない
会社に行き
挨拶をする
それだけの日が
しばらく続くのかもしれない

不安は
消えない
薄くもならない
ただ
そこにある

前を向かないと
そう思うたびに
足元が
少し遠く感じる

ここは
まだ途中
終わりでも
始まりでもない



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