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老けて見える人・若く見える人の違いは?【抗加齢学会専門医が解説】

こんにちは。
大阪再生医療クリニック『CELL GRAND CLINIC』院長の若林雄一です。

皆さんも日常の中で、
「同じ年齢なのに、なぜこんなに見た目が違うんだろう?」
と感じた経験があるのではないでしょうか。

実は「老けて見える人」と「若く見える人」の差は、遺伝だけで決まるものではありません。
最近の研究でも、生活習慣や環境の違いが見た目年齢に大きく影響することが分かってきています。

では、老化はどう進むのか。
なぜ人によって大きな差が出るのか。
そして、生活習慣だけでは補えない部分を、医療はどこまで助けられるのか。

今回の記事では、アンチエイジングの基本を、抗加齢学会専門医としての視点で分かりやすく解説します。


■老化とは「細胞レベルでの機能低下」

老化というと「なんとなく体が衰えていくこと」というイメージを持つ方が多いかもしれません。
ですが医学的には、もっと具体的に説明できます。

私たちの体は数十兆個の細胞でできていますが、年齢を重ねるにつれ、それぞれの細胞がダメージを受け、修復力が少しずつ落ちていきます。
これが老化です。

細胞が老化する主な原因としては、

  • DNAの損傷(紫外線・酸化ストレス)

  • 老化細胞の蓄積による慢性炎症

  • ホルモンバランスの変化

などが挙げられます。

特に私が日々の診療で強く感じるのは「炎症」が老化スピードに大きく影響しているという点です。

体の中で小さな火事がくすぶっているような状態が続くと、肌の質感も体の調子も一気に崩れていきます。

一方で、100歳を超えても元気に生活されている「百寿者(ひゃくじゅしゃ)」の研究では、生涯を通して炎症レベルが非常に低いという共通点が見つかっています。

老化は誰にでも起こる自然な現象ですが「細胞のダメージをいかに減らし、炎症を抑えるか」で、老化の進み方は大きく変わります。

診療では、患者さん一人ひとりの生活背景までお伺いしながら、「どこで炎症が起きているか」「どんなケアが合うか」を一緒に探すようにしています。

■老けやすい人・若く見える人の決定的な違い

「同じ年齢なのに、どうしてこんなに見た目が変わるんだろう?」
診察室でもよく聞かれる質問です。

結論から言うと、この差は遺伝の問題だけではありません。
むしろ医学的には、生活習慣や環境の影響の方が、圧倒的に大きいことが分かっています。

たとえば「一卵性双生児」が分かりやすい例です。
“まったく同じ遺伝子を持つ双子”でも、育つ環境や生活習慣が違うと、驚くほど老け方に差が出るという研究結果があります。

さらには、長年トラック運転をしていた方の症例では、紫外線を浴び続けた結果、光が多く当たる側の顔だけ極端に老けてしまうということもあるのです。

こうした事例からもわかるように、老化のスピードは「遺伝・体質」よりも「生活環境」と「生活習慣」で決まります。

「環境や習慣の小さな誤差が10年後・20年後の大きな差になる」
これもまた、アンチエイジングの大切なポイントです。

■アンチエイジングの三本柱

アンチエイジングの相談を受けると、「結局、何をやれば一番若さを保てますか?」と聞かれることがよくあります。

答えはとてもシンプルです。

アンチエイジングの三本柱は、
①食事
②睡眠
③運動
この3つとなります。

「そんな当たり前のこと?」と思われたかもしれません。
ですが、この「当たり前」こそが、老化を遅らせる最も確実な方法です。


①「食事」 炎症を抑え、身体の材料を整える

最もエビデンスが確立しているのが「地中海式食事」です。

  • 豆類

  • 野菜

  • 果物

  • オリーブオイル

これらを中心にした食事は、体の炎症を抑え、老化の速度をゆっくりにすることが世界的に認められています。

ただ、患者さんからはよくこんな声を聞きます。
「忙しすぎて毎回そんなに整えられません…」

そこで私がよく提案するのが『朝ごはんだけ固定する方法』です。

鮭(良質な脂)、ヨーグルト(たんぱく質と腸活)、果物(抗酸化)などを組み合わせると、朝だけで“最低限のアンチエイジングの土台”ができあがります。


②「睡眠」 若返りホルモンが出る“深さ”が肝心

睡眠に関しては、「22時〜2時がゴールデンタイム」という昔ながらの情報がいまだに広まっていますが、最新の科学ではこれは誤りだと分かっています。

大切なのは時間帯ではなく、深いノンレム睡眠(N3)に入れるかどうか。
さらに、「最低7時間以上の睡眠」が推奨されます。

睡眠は肌の修復、ホルモンバランスの調整、脳のクリーニングなど。
あらゆる若返りの土台になります。


③「運動」 老化を“遅らせる”最強の手段

運動はアンチエイジングにおいて必須です。というのも運動には、

  • 認知症リスクを下げる

  • 慢性炎症を抑える

  • 筋肉、骨格を守る

  • 血流を改善し肌の代謝を上げる

といった「老化制御作用」があるからです。
運動というと“完璧に続けないといけない”と思われがちですが、それを継続することは大変ですよね。

運動について患者さんにお話しするとき、私はこのようにお伝えしています。

「途中でやめてしまっても大丈夫ですよ。また思い出した時に、ゆっくり再開すればいいんです」

健康習慣というのは“続けなければ意味がない”と思われがちですが、そんなにストイックになる必要はありません。できない日があって当然ですし、自分を責める必要もありません。

大切なのは、完璧を目指すのではなく、また運動に戻ってこられる精神的な余裕を持つことです。それだけで十分、体は応えてくれます。

アンチエイジングで結果を出すのは、全力疾走の“うさぎ”ではなく、コツコツ歩き続ける“カメ”です。ゆっくりでいいので、一緒に続けていきましょう。

もっと医療的なアプローチが知りたいという方は、以下の記事を併せてご覧ください。

今回の記事は以上です。
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CELL GRAND CLINIC
院長 若林雄一



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