「銀の弾丸になれ」──ITの最前線で30年、1年間倒れ、詐欺で何千万を失った男が見つけた、本当の強さの意味「経営者の素顔vol.4」
霊能力×IT30年。前例のない2本柱で、経営者の盲点を射抜く
「経営コンサルタントです」と、赤坂奏弥は静かに言う。ただ、そのもとに寄せられる相談は、少し変わっている。
「会社は順調なのに、なぜ眠れない夜があるのか。」
「投資をするべきか。」
「この幹部を信じていいのか。」
「事業承継後、このまま進んでいいのか。」
数字は揃っている。専門家もいる。それでも決断できない。経営者は、ときに"正解"ではなく、"確信"を求める。そんな時、最後に訪れる場所。誰にも話せない悩みほど、一人で抱え込んではいけない。
それが、赤坂のもとだ。
そして、そのアプローチ方法は、世間が想像するコンサルとは根本的に違う。ロジックだけでは、たどり着けない答えがある。そう。
霊能力×IT
一見、交わるはずのない二つの世界が、赤坂の中ではひとつにつながっている。
一つ目は、霊能力を活用した経営判断の支援だ。
霊視鑑定や電子鑑定を通じて、企業や政治の場における課題や問題に対するアドバイスを行っている。
二つ目は、約30年にわたるIT研究開発職のキャリアを活かした、中小・中堅企業向けのITシステムのセカンドオピニオン、DX戦略、そして昨今急増するAIを中心としたサイバーセキュリティ対策のアドバイザー業務だ。名だたるグローバル大手コンサルティングファームから、相談役として声がかかることもある。霊能力とIT。一見、まるで交わらなさそうな二つの軸が、赤坂の中では完全に統合されている。その理由は、彼の来歴をたどればわかる。

偏差値70越えの高校、大阪選抜、それでも「上には上がいた」
大阪生まれ、大阪育ち。学業も運動も、周囲から見れば「できる側」の人間だった。偏差値70越えの高校を卒業し、ラグビーでは大阪選抜にも選ばれた。
「正直、天狗になってた時期がありましたね」
だが高校に入ると、上には上がいると思い知らされた。1年浪人を経て進んだのは、第一志望でも第二志望でもない大学。そこで出会ったのが、量子物理学・量子エレクトロニクスだった。
論文を書き、卒業。そして、ある「不思議な巡り合わせ」が彼の人生を動かす。
学校推薦の枠で、同学から3人が日本トップクラスのIT企業を受けて、全員落ちた。「絶対ここじゃないとダメというやつはいないか」と探す声に、すでに別企業から内定を持っていた赤坂が「まあ試しに」と受けてみたら…。
受かってしまった。
「学校推薦で受かると、断れないんですよね(笑)。ゲームセンターの店長候補の内定を断って、IT企業に行くことになりました」
ゲームセンター店長からIT研究職へ。人生とは、えてしてそういうものだ。
日本のインターネット黎明期から、AIまで。「今の話題は、だいたい通ってきた道」
赤坂が入社した当時、日本にインターネットが入ってきたばかりだった。
日本と世界を繋ぐネットワーク構築、データセンターの立ち上げ。「ブログ」という言葉がまだなかった時代に個人向けホームページサービスを作り、クラウドの黎明期にはメガテック企業が日本市場に参入する際のシステム構築に関わった。大手自動車メーカーNのネットワーク、全国展開する大手コンビニチェーンのネットワーク、国家規模の某郵◯システム……。
「今、話題になっているAIとかGPUとか、世界的半導体大手の動向がどうたらこうたら、というのは、大体自分が通ってきた道の近くにある話なんですよね」
だからこそ、今のIT戦略コンサルに説得力がある。「見積もり金額がおかしいかどうか」「どこでトラブルが起きそうか」が、データではなく経験として腑に落ちる。それが30年のキャリアが持つ本当の価値だ。
「仕事ができる人と、仕事が取れる人は、別だ」
「これが、私が一番痛感してきたことです」
どれだけスキルがあっても、組織を離れた瞬間、仕事は来なくなる。大企業では「来る仕事を捌く」だけで良かった。だが独立した瞬間、スキルとは別に「仕事を取る力」が必要だと気づく。
「仕事ができることと仕事が取れることは、まったく別のスキル。両方鍛えないといけない」
これは赤坂が今、コンサルのクライアントに伝え続けていることでもある。自分が身を持って知ったから、言葉に重さがある。
「本当はすごいのに、伝え方が分からず埋もれてしまう人を何人も見てきました。」
「だから私は、その人自身の価値が正しく届くよう支援したいんです。」
これは、現在のプロデュース業にもつながっている。
うつで1年倒れ、独立後は詐欺で何千万も失い、「死を考えた」
IT企業でのキャリアは華々しいが、その裏側は過酷だった。
朝6時から翌朝3時まで。それを何年も続けた。大手クライアント向けのプロジェクトでは、社内外からの強烈なプレッシャーにさらされ続けた。
「あの頃のお客さんは、ちょっとした失敗があったら水をかけてくるのが普通でしたから」
そして、ある時ボロボロになった。1年間、仕事ができなくなった。
復帰した後の周囲の目が変わった。「脱落者」のような扱い。最前線から外される。45歳、「定年まで働いた先の自分が、もう想像できなくなっていた」。その時、独立を決意した。
だが独立後も、試練は続いた。
集客もマーケティングも、大企業にいた頃は「考えなくていいもの」だった。仕事の取り方がわからず、様々な「師匠」に学ぶ中で、詐欺まがいの投資話に何度も引っかかった。
「何千万という借金を作った時期があります。1回、本当に、死を考えるところまで追い詰められました」

妻の「前を向け」と、クラブハウスでの出会い
追い詰められた赤坂を、二つのものが支えた。
一つは家族だ。何千万を失っても、妻は離れなかった。厳しい言葉を言いながらも、「前を向け。あなたなら絶対できる」と言い続けた。「子供に迷惑をかけるな」とも言われた。でも、見捨てられなかった。
「それが、一番の支えでした」
もう一つは、コロナ禍に流行した音声SNS「クラブハウス」だ。そこで著名な経営者・芸能人たちと出会い、ITやSNSプロデュースで関わるうちに、信頼を積み重ねた。仕事が少しずつ戻ってきた。
そして、そのコミュニティの中で、ある霊能者から言われた言葉が人生を変える。
「あなたは、私に負けないくらいの霊能力があるのに、なぜ知らないの。裏方ばかりにいないで、一緒に人々を救いなさい」
そこから霊視鑑定を学び、ITと霊能力を組み合わせた現在の形が生まれた。ただ、赤坂にとって霊視は「突然現れた別の能力」ではなかった。
約30年間、ITの現場で数字や論理を徹底的に追い続ける中で、説明のつかない違和感や、人の本音、組織の空気感が意思決定を左右する場面を何度も見てきた。
「ロジックだけでは救えない人がいる。」
そう実感していたからこそ、論理と直感の両方を扱う現在のスタイルは、赤坂にとって自然な延長線上にあった。
「弱者が強くなれる世界をつくりたい」
今、赤坂が口にするのは「循環と連鎖」という言葉だ。
現在、赤坂のもとには、
・事業承継後の重圧に悩む二代目経営者
・第二創業期の次の一手に迷う経営者
・投資や人事など、誰にも相談できない意思決定を抱える経営者
からの相談が増えている。
「誰にも話せなかったことを、初めて話せました。」
そう言われることが、赤坂にとって何より嬉しい瞬間だ。
「人・物・金・情報が、ある場所にはある。でもない場所にはない。それが循環していない、連鎖していないことが、今の世界の問題だと思っています」
強者と弱者が対等に取引できる世界。中小企業や「情弱」と呼ばれる人たちが、エンジェル投資家や富裕層と対等に渡り合えるようになる。富が偏らず、流れ続ける社会。
かつて「上には上がいる」と天狗の鼻を折られ、「倒れた者」として最前線から外され、詐欺で全てを失いかけた人間だからこそ、この言葉には重みがある。
「月10万だった人が、4ヶ月で月収1000万を超えた」
「これが一番うれしかった瞬間です」
赤坂の霊視鑑定とITプロデュースを受けた女性は、月収10万円から1ヶ月で700万円、4ヶ月で1000万円を超えるに至った。
もちろん、誰もが同じ結果になるわけではない。だが自分の強みを正しく言語化し、届け方を変えることで、本来持っていた価値が一気に開花する瞬間を赤坂は何度も見てきた。
「自己肯定感が低いただの主婦です」と言っていた別のクライアントは、今や4〜5ヶ月の予約待ち状態になり、資産形成も進んで事業を他者に任せられるほどになった。
「本当はすごいのに、なかなか表に出られない人がいる。そういう人を羽ばたかせていけることが、今の仕事の一番の価値だと思っています」
だが、赤坂にとって嬉しかったのは売上の数字だけではない。
「やっと、自分を信じられるようになりました。」
クライアントからそう言われた瞬間だった。本来の力を持ちながら、自信を失い、自分の価値を表現できない人は少なくない。その人本来の力を取り戻していく過程に立ち会えることこそ、この仕事の最大の喜びだという。
弱者と強者が対等に取引できる世界へ
「弱者が強者と肩を並べるのは難しいかもしれない。でも、対等に話せて、対等に取引できる時代を作りたい」
そのためにエンジェル投資家や富裕層からの資金を、中小企業や個人事業主に流し、そこで生まれたビジネスの果実を投資家に還元する。富の循環をデザインする。それが赤坂が描く、事業のグランドビジョンだ。
「ものは考えよう。不安な人のために、私がいる」
一歩踏み出せない人、くすぶっている人へ。赤坂はこう言った。
「ものは考えようです。どう考えるか、どう捉えるかで、世界はガラッと変わる。」
「数字だけでは決めきれない。誰にも相談できない。そんな経営者の最後の相談相手でありたいと思っています。」
「答えがないのではなく、まだ見えていないだけ。」
一人で抱え込む必要はないと赤坂は語る。不安や恐れはあっていい。でも、そういう人のために私がいます。どんな小さな悩みでも、ぜひ相談に来てください」
ちなみに、社名「Team Silver Bullet」の由来を最後に聞かせてもらった。
IT業界には「銀の弾丸はない」という格言がある。どんな優れたシステムも、魔法のように全てを解決はしてくれない、という戒めの言葉だ。赤坂はその逆を取った。
「ビジネスの世界に対する、最強の銀の弾丸になる。そういう意味を込めました」
オオカミ男を倒せる唯一の武器、銀の弾丸。弱者が強者に対等に向き合えるための、決定的な一手。それが、赤坂奏弥の仕事だ。
「もし今、一人で答えを探し続けているなら、もう一人で抱え込まないでください。」
「誰にも言えなかった悩みほど、言葉にした瞬間に次の一手が見えてくることがあります。」
「決断の先にある未来を、一緒に見つけていきましょう。」

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