春のルーティン
2026/03/19
何年来の親友にも誰にも理解されない僕独自の春の恒例行事がある。桜が咲いていれば最高ではあるがなくてもいい。自分優先。
それが
駒形どぜうにどぜう鍋を食いに行くこと。
体調不良前は両国のサウナに行って身を清めてトトノイしてから都バスで行っていた。
去年からは直にもう駒形どぜうに足を運ぶ。
今年は新橋から浅草線に乗り換えて蔵前から歩いて行った。
のれんをくぐるとそこには天井の高い200年の歴史の上に立つ空間が待ち受ける。
下足番さんに靴を預けて女中さんに案内されて座敷に座る。
とりあえず瓶ビール。生中はない。隣に座った二人組が生中ないことを残念がっていたがたいして気分は変わらんだろう。
グラスに注いで、それもグラスの半分だけに注ぐ。一気に呑む。美味い!
一口飲んだくらいにお待ちかねのどぜう鍋が用意される。
そばに用意された大量のねぎを鍋にのせて軽くさばく。なんとなくネギがしんなりしてきたらどぜう、こと、どじょうとネギを小皿に移す。七味と山椒をこれでもか、とかけてから食す。
美味い。苦味もある。でも割下の甘さとネギの軽いシャキ感が口中いっぱいに拡がる。
春だ!
これを感じるために毎年春これをやってるんだ。
ビールをまたグラス半分だけ呑む。
これは何かに書いてあったことを真似ている。ビールを少しずつ入れることで常に冷た目の、常温にならないビールを味わえるとかとよ。
鍋は下から炭火でやられてるから割下が減ってくる。すかさず予備の割下を投入。
またネギをのせて軽くさばいて。小皿、食う、ビールの繰り返し。
ひとつ鍋を食い終わると
すいませーん、と女中さんを呼ぶ。おかわり!
また目の前にいっぱいのどぜうたちが待ち受ける。
あとはまた繰り返していく。
瓶ビールがなくなるのと、どぜうたちがいなくなり割下でネギを食いつづけてひとつ全てが終わる。
お会計、
身支度して下足番さんに札を渡して靴を履き帰る。
あとは横道から一気に歩いて御徒町方面へ歩く。
締めが足りなくなったら近くの喜多方ラーメン坂内に行く時もあった。
でも今日は御徒町一直線。
浅草から御徒町への街中は軽やかだ。民泊帰りのインバウンドたちを横目に颯爽と軽い酔いの僕が歩く。
御徒町で革ジャンを漁る。酒を呑んでるので気分良く高い革ジャンを買える。
、、、つもりだったが良さげな革ジャンはサイズがもうなくて諦める。
まあいい。
友達はどじょう食うなんてありえない!と否定する。
馬鹿だなあ。あの滋味深さを味わいつくしてこそ春の満喫だ。

