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箱入り娘が「箱」を捨てた日。


今年で30歳になった。
20代を振り返って転機はいつかな〜と考えたら、
間違いなく24歳の頃、銀行を2年で辞めて、
リクルートの契約社員の道を選んだことだなと思う。

24歳までのわたしは、いわゆる「箱入り」でものすごく安定志向だった。

親がしっかり敷いてくれたレールを
ただただ一生懸命に走ってきたんだと思う。
親の期待に答えきれなかったことだけは少し悔やまれるけれど。


このままレールに沿ってしっかり生きていけば、人生うまくやれる。
そう思って、銀行に入社したけれど、現実はそんなに甘くなかった。

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早々と営業デビューして順調だったはずなのに、
周りを見渡せば、どう見ても毎日疲弊しきっている先輩や
「休日を楽しみに生きてる」という言葉
ちょっとずつ違和感を覚えるようになった。


当時まだ社会では「3年は働かないとね」とよく言われていたし、
今までの人生の中でなにか大きく「辞める」という決断をしたことがなかったから、怖くてそんなことを考えないようにしていた。


そうこうしているうちに、
自分のモヤモヤが環境が合わないからなのか、自分が原因なのか
そもそも営業が向いていないのかすらも、
わからなくなるという事態にまで陥いった。

そのときにたまたま尊敬していた先輩が転職する事がわかり、
「あ、転職という選択があるんだ!」ということを
わたしは恥ずかしながらこの時初めて知って、
人生に再び希望が見えたように感じた。

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