Syrup16gという処方箋
むかしむかーし…(といっても今から30年ほど前)、日本に「鬱バンド/ロック」というジャンルを作った3つのバンドがおりました……
・Syrup16g
・ART-SCHOOL
・THE BACK HORN
→三大鬱バンド
彼らはミリオンヒットを繰り返す有名バンド達の裏で、密かな支持を受け育っていきましたとさ…
茶番はおしまい。!
1.鬱バンドってなんなん
90年代デビューのバンドといえば、
スピッツやMr.Children等、今尚日本の音楽シーンを牽引するベテランなわけだけど、
その陰に存在するのが『三大鬱バンド』。
陰とは言いつつも、彼らが作ったこのジャンルはスピッツやミスチル同様にその後のバンドシーンに大きな影響を与えてるんですね。
鬱ロック(うつロック)とは、音楽ジャンルの一つである「ロック・ミュージック」と、現実に対する鬱屈した感情を表現した「欝曲」の要素を持つ曲を指す造語である。 主に1990年代~2000年代初頭に″鬱ロックバンド”と呼称されたアーティストが多く誕生した。
とはいえ、私はこの3バンドではSyrup16g以外語れるレベルに達してない。
というかあんまり聞いてない。ので、
Syrup16gについて話そうかと。
2.Syrup16gのココがすごい
Syrup16gがどういうバンドなのかはこれ
Band profile-Syrup16g official homepage
1996年 結成
2008年 解散
2014年 再結成
なので、わたしがSyrup16gと初めて出会ったのは解散中の事でした。
再結成後に初めてライブ行った時、
「五十嵐さん(Vo.)いきてる………」
ってなったの覚えてる
そんなことは置いといて、
シロップのなにがすごいかっていうと
「等身大の絶望」
を歌ってることだと思う。
それをロックサウンドにのせて奏でてること。
五十嵐さんの歌はお世辞にも上手くは無い(ごめんなさい)
でも、それが響く。
魂で歌ってる。だから聴者に刺さる。
命削ってやってるって伝わるんだけど、その通りで活動頻度はほんと五十嵐さんのメンタル次第(だと思う)
3年ぶりのライブ行った時とかもうヘロヘロで、休んでくれってなったんだわさ。その後また休養になって変に納得したんだけども。
3.鬱ロック(Syrup16g)はなぜ人々に刺さったのか
本格的に語るには、90年代の時代背景を考える必要がある。
1990年 湾岸戦争勃発
1991年 バブル崩壊からの不況
(失われた20年スタート)
1992年 尾崎豊死去
1993年 平成の米騒動
1994年 松本サリン事件
1995年 地下鉄サリン事件
全日空ハイジャック事件
1996年 ポケモン発売
1997年 神戸連続児童殺傷事件
1998年 Syrup16g結成
1999年 東海村臨界事故etc…(事件多すぎて書けない)
こんな感じで毎年のように歴史的な嫌なニュースがある訳で。
就職氷河期もこの頃。
例えば、そんな中モーニング娘は
「日本の未来は!誰もが羨む!」
なーんてうたってて、
「フザケンナ!!そんな場合じゃねぇんだわ!!!!!」
なんてなる人が居ないわけがない。
まとめると、
世間が明るい未来を夢見てる中、
等身大の若者達が現実を歌ったものが鬱ロックなんですね。
90年代だからこそ産まれたジャンルだと思う。
だって、それ以前は高度成長からのバブルって感じで日本元気だもん
そんな中、
1999年にSyrup16gは1枚目のアルバムをリリースします。
それが
"Free Throw"

うーん!怖い!なんとも言えない怖さ!
外国のホラー映画に出てきそう!!
このアルバム、何がすごいって、
1枚目にも関わらずSyrup16gってものが完成してるんですよ!
1曲目の"翌日"は
「諦めない方が奇跡にもっと近づく」
って言っといて、
2曲目"Sonic Disorder"では
「だから先生、もっとクスリをくれ」
で締めくくられるんですね。
ひー!シロップ!これぞシロップ!!!!
ちょっと曲解釈はまた今度にして、とりあえずこれから私にとっては4年ぶりのSyrup16gなので!!ライブ!行ってきます!
あ、タイトル回収出来てんだかわかんないけどいっか!!!!
ちゃんまい
