ヨドコウ迎賓館✨巨匠が残した名建築
建築を勉強してる人なら
必ず知ってると言っても過言ではない
フランク・ロイド・ライトさんが生まれて
今日(6月8日)で155年になるそうです👍
せっかくなので今日は
ライト建築について書いてみます🤗
ライトについて
ル・コルビュジェ、ミース・ファンデル・ローエと共に近代建築の三大巨匠と言われ、主にアメリカ大陸で活躍された建築家です。
ライトは常に、敷地、建築、家具調度すべてが一体となって建築の品質を作るものであり、装飾や自然環境が建築の質を向上させるという、「有機的建築」を主張しました。工業技術と構造的合理性を積極的に取り入れながらも、自然との融合と豊かな装飾による効果を目指したこの主張は、近代の機能主義者たちのそれとは一線を画すものであった。
日本にもいくつかの建築を残しています。
旧林愛作邸(現電通八星苑)1917年築
東京都世田谷区 非公開帝国ホテル 1923年築
愛知県犬山市明治村内(一部移築)旧山邑邸(現ヨドコウ迎賓館) 1924年築
兵庫県芦屋市|重要文化財自由学園明日館 1926年築
東京都豊島区|重要文化財
旧林愛作邸以外は見学できますが
今回紹介するのは関西から近い
ヨドコウ迎賓館の建物です👍
ヨドコウ迎賓館
最寄駅は阪急の芦屋川駅
駅のホームから北側を望むと
木々の陰から建物が見えます
(知ってたら分かる程度)

南側の間口は細いですが
南北に細長い形をしていて
斜面に沿って階段状に建っています
全体としては4階建てとなる建物は、どの断面をとってみても1階ないし2階建てにすぎません。各層の各高も低く押さえられ、低く長く横に伸びる水平線が土地と建物の一体化を理想としたライトの建築の特徴をよく表しています。
駅から建物に向かう道には
ライト坂と名称が付いてて
歴史ある建物やと実感します
建物の歴史
建物は灘五郷の造り酒屋・櫻正宗の
八代目当主山邑太左衛門の別邸として
設計された個人住宅で1924年に竣工
1947年からは淀川製鋼所が所有し
社長邸や独身寮として利用
1974年にライトが日本で設計した
住宅建築として完全な形で現存する
唯一の作品として重要文化財に指定
1989年からヨドコウ迎賓館として
一般公開され現在に至る
独身寮だったというのが
めちゃくちゃ羨ましいんですが
実は伯父がヨドコウ勤務時代に
住んでたことがあるらしく
以前一緒に入館した時は
思い出を語ってくれました😙
アプローチと外観
前置きが長くなりましたが
一昨年見学した時の写真と共に
振り返ってみようと思います


敷地内に入り緑に囲まれた
坂道を登ると建物が見えてくる


入り組んだ外観はもはや芸術作品✨
細かな彫刻が施されているのは
栃木県産の大谷石だそうです
この建物では外観だけではなく
内部にも大谷石が多く使われてました

車寄せにしては狭く感じるが
建てられた大正時代は
これくらいでよかったんかな
車寄せの脇に玄関があるが
この規模の建物にしては
狭いような感じでした・・
ただクロークが隣接してたので
問題なかったんやろな🤗
1階は車寄せと玄関、物入れのみ
主なスペースは2階以上にあった
2階(応接間)

車寄せの上は応接間になってます
東西両面にFIX窓と造り付けソファ

壁面の家具や照明なども
造り付けで一体感がありました
ここで感じたのは有機的建築の考え方
有機的建築:敷地、建築、家具調度すべてが一体となって建築の品質を作るものであり、装飾や自然環境が建築の質を向上させる
部屋に合わない家具を置くなら
建物と一緒に造ってしまった方が
質が向上することに納得👍
棚の上部にある小窓は通風口で
ライトが日本の高温多湿を想定して
設置したものだそうですが
現在は雨仕舞いの観点から
灯り取りの小窓となっているみたい
2階は応接間と水屋と倉庫で
来客を迎えるエリアやったんかな
3階(和室と生活スペース)
さらに階段を登り3階へ向かう

3階はこの建物で一番広く
階段を上った先には長い廊下がある
装飾の施された窓の向かい側には
部屋が並んでいるがここが意外・・


急に和室が並ぶため違和感があるが
欄間の装飾が窓枠のと同じだったり
窓上の小窓が応接間と同じなので
一体感から心地よく感じる
和室はライトの設計案にはなかったが
施主の強い要望で実現したそうです。



3階には和室3間を含めた8室と
浴室、洗面などの水回りがありました
4階とルーフガーデン
最上階の眺めの良い場所には
食堂とルーフガーデンがあります



食堂の南側には広いルーフガーデン
と呼ばれるテラスが広がっていました

建物自体が高台に位置しているので
テラスからは街を一望できました
山と街が近い阪神間エリアなので
街の向こうにはすぐ海も広がり
晴れてたら絶景やろな〜♪

ルーフガーデンには階段があり
3階のルーフガーデンへも行けました

ルーフガーデンから建物を見ると
通風口と思われる部分が確認できます
大谷石の細かな彫刻がされてて
外観装飾の一部になっていました

全フロアを見学して周り
じっくり鑑賞したので
1時間以上かかりました🤗
建物自体の見学と合わせて
修復に関する動画などもあり
建築好きならこれくらいはかかるはず・・
帰り際に・・
見れば見るほど新たな発見が
ある建物なのでずっと居たいけど
長く居るほど帰りたくなくなるので
良い頃合いで見学を終えました




建物概要
・原設計:フランク・ロイド・ライト
・工事設計:遠藤新建築創作所
・竣工年:1924年(大正13年)
・構造:RC造
・建築面積:359.1m2
・延床面積:542.4m2
見学について
・アクセス:阪急芦屋川駅から徒歩10分
・開館日:水・土・日曜と祝日
・開館時間:10:00〜16:00
・入館料:大人500円ほか
個人的にはこれだけの
名建築の見学料としては安い!!
って思うし何度でも行きたい!!
って思う場所でもあります
前回見学したのが2年前なので
そろそろ行きたくなりました🤗
興味のある方はぜひ行ってみてください
個人的には建物を見学するというより
美術館で作品を鑑賞する感覚に近いです👍
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