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50代女性の世界一周、治安が悪いと言われる場所に実際に行ったリアル感想

「危険な目にはあわなかったんですか?」

世界一周をしたと言うと、「よかった国はどこですか」とセットで、よく聞かれるセリフだ。
それだけ、海外の治安は気になる人が多いのだと思う。

結論から言うと、私は強盗やスリなどの“危険な目”には一度もあっていない。痴漢は何回かあったけど!!

今回は、私が世界一周の旅の中で実際に訪れた、いわゆる「治安が悪い」と言われがちな国や場所について書いてみたい。


世界一周前によく見ていた動画

世界一周の準備をしていた頃、
YouTubeで「行ってはいけない危険な国」「スラム街を旅してみた」といった動画をよく見ていた。

世界史が好きで、好奇心が強い私は、
“行ってはいけない”と言われる場所が、実際にはどんなところなのか、どういう歴史があって、なぜそうなった興味津々で仕方なかった。

動画で必ず名前が挙がるのが、
「世界最凶クラス」の南アフリカのヨハネスブルク、
続いて中米のホンジュラスエルサルバドルといった国々だ。
(ハイチや西アフリカは別格)

これらの都市や、テロのイメージが強いイランについては、興味はあったものの、怖さが先に立ち、訪れるつもりはなかった。
しかし、どの国もどの都市も、世界一周の中に出会った人たちから話を聞くうちに、自然と訪れていた。


本当に治安が悪いと感じた国と都市

■南アフリカのヨハネスブルグ

世界一高いスラム ポンテタワー

ボツワナからバスで入ったが、バス停周辺がめちゃくちゃ治安が悪いらしく、外に出た瞬間、敵意むき出しの視線を感じた。
これまでの愛想のいいアフリカと違い、異様な雰囲気だった。

歩けない雰囲気のところが多く、宿の人に、歩いてはいけないエリアを聞いてから外出していた。
念願のポンテタワーに入れたのは圧巻。
市内の安全と言われたエリアを歩いたり、ローカルバスにも乗った。


■エチオピアのアディスアベバ

突き抜けてヤバイよ笑

同じドミトリーに、
・昼に空港から宿に向かう途中に首絞め強盗にあったチュニジア人
・夜に宿から1歩出たところで首絞め強盗にあったコンゴ人
2名がリアルに泊まっていてカオス。
ここから北部にもローカルバスで移動したが、その路線も検問の嵐で本当にえぐかった。


■ケニアのナイロビ(ダウンタウン)


これ、首都ですか。
リアル北斗の拳ですか。

Uberの運転手にも「ここで停車したくない。」と文句を言われた。
早朝、バスに乗らないといけなくて、やむなく暗い街を歩いた時はドキドキ。


■南アフリカのケープタウン

喜望峰

景色が美しすぎて本当に行って良かった。
観光客も多い。だからといってなめていてはいけない。
「金くれ」という黒人に昼も夜も何回も追いかけられた。
旅の同行者は、黒人たちに囲まれ、iPhoneを盗まれていた。


治安が悪いと言われているけど行ってみたらそうでもなかった都市

※個人の感想です。自己責任で旅してください。

動画でよくあがるエルサルバドルも、ホンジュラスも、過去には「殺人率世界一」だった国だ。
旅の初期の頃だったし、市民でも拳銃を持っていると聞いて、ビビりまくりながら旅をしてた。

けれど、近年は大規模な取り締まりによって、ギャングの多くが刑務所に収容され、治安はかなり改善しているようだ。


■エルサルバドルのサンサルバドル

エルサルバドルの首都。
どの家もシャッターが下りており、窓に太い鉄格子、外壁には有刺鉄線がグルグル巻き。店で物を買う時も、鉄格子越しにお金と商品を受け渡し。
どれだけ治安がやばいんだとビビった。

だが、人が中南米を旅していた中でも、ダントツ親切で人懐こい。めちゃくちゃ国の印象はいい。
夜がヤバイのか、宿は夕方から外出禁止だった。(オーナーも夜にドアのシャッターを開けたくないため)


■ホンジュラスのコパン

コパン

ホンジュラスの首都テグシガルパは、かなり治安が悪いらしい。
首都は行くのを避けた。
だが、私が行った、グアテマラからバスで入れるコパン遺跡があるコパンの町は、夜でも現地の人や観光客が多く歩いており、治安の悪さはまったくなかった。

コパン遺跡、マヤ文明の浪漫

■コロンビアのボゴダとメデジン

中南米名物、鳩まみれ

女一人で初めて上陸した南米の地がコロンビア。
コロナ禍が明けていなかった時期でもあり、観光客が少なくて、恐怖におののきながら入国。
ダウンタウンは、警官が短い間隔で2名体制で立っていてくれていたため、昼は安心して歩けた。

エスカレーターで行けるメデジンのスラム街

またもスラムにも挑戦。
見どころがいっぱいある魅惑の国でもう一度行きたい。
だが、パナマとの国境あたりなど危険エリアも多く、安心して行ける都市は限られている。

悪魔の岩、ピエドラ・デル・ペニョール

■エクアドルのキト

パネシージョの丘

エクアドルの首都。
旧市街地のあの丘の上に登ろうとすると、途中で必ず強盗にあうらしい笑

空気が薄くて息がすぐ切れるので、体力的に私は丘には登れなかったが。
旧市街地は、夜になると全てのお店が閉まり、人も歩いていなかった。外出できずにお腹が減った思い出。
だが、この国でも、人がいいと感じることが多く、印象はよかった。


■イラン全土

戦争をしていたイメージなど強くて、怖いと思い込んでいた国。

ここも女ひとりで入国。
行ってみると、イスラム教のおもてなしの精神が強く、ペルシャ語しか通じない日々を、毎日地元の人に話し掛けられ、楽しい日々を過ごした。

建築物が大好きな私としては、ふらりと入った近所のモスクや建築物が、こんな作りのものばかりで、1ヶ月、毎日興奮の連続。

タージリッシュの地元の人のモスク

イランは断トツで人が良くて、心に今も残る場所だ。


まとめ

危険度のはかりかた

外務省の危険情報と、実際に旅して感じた治安には、乖離があった。
外務省の情報は、戦争やデモがいつ起こるかわからない国ほど、危険度が高く設定されている印象がある。

ホンジュラスのコパンの市場

そして治安が悪いと言われている国=人が不親切な国ではない。

1番怖い思いをした国は、ジャンキーに追いかけられたロサンゼルスだったし、逆に「こんなに優しい人たちがいるのか」と驚かされた国も多い。

ホンジュラスで地元のおっさんらと飲む

実際にその土地で暮らす人々と接し、親切さや人としての温度に触れると、私の中での国の印象は、想像していたものとはまったく違うものになった。

身の守り方

同じ国や都市でも、道路一本を隔てて、安全なエリアと危険なエリアに分かれている場所は少なくない。
そうした情報は、地図やネットよりも、現地の人に聞くのが一番正確だった。

エルサルバドルのサンタアナの宿のオーナー

必ず、宿のオーナーやUberドライバーに治安を確認し、夜は人通りの多い観光地以外では外出しないようにしていた。
もし、強盗やスリにあったら、素直に持ち物は全て差し出すつもりだった。
命を守ることを、何よりも優先していた。
クレカ1枚だけ宿に残しておけば、全財産盗まれてもなんとかなる。

愉快なパナマの市場の人

50代女性バックパッカーでも、こうした国々を旅することはできた。
そして、行く前に思い描いていた「危険な国」のイメージと、実際に旅して感じた治安の印象は、大きく違っていた。

もちろん、私がたまたま危険な目に遭わなかっただけかもしれないし、国や都市の危険度は、その時々の情勢によって変わる。
行くかどうかを決めるのは、あくまで自分自身だ。

エチオピアのバハルダール

危険だと言われる国へ行くことを勧めたいわけではない。
ただ、実際に足を運び、人と出会ったことで、私の世界の見え方は確実に変わった。

パナマのボカスデルトロ島

国の情勢。人の温度。
実際に訪れてみないと本当のところは分からない。

もし、上記の国や都市の中に「少し気になる」「胸に刺さる」場所があれば、足を延ばす際の一つの参考になれば嬉しい。

エチオピアのバハルダール

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