【GWヨーロッパ】飛行機キャンセル、メーデー、乗り継ぎ失敗、ぎりぎりトランジット。トラブルだらけの女ひとり旅
NOTEをしばらく更新していなかった。
GWヨーロッパ旅のブログを書いていたので。
Yuru Solo Travel | 2022年12月~2024年9月、全然ゆるくなかった女ひとり世界一周。 訪問国数83カ国
2026年のゴールデンウィーク。
20年越しの夢だった「ミラノサローネ」への訪問を含めた、イタリア・スロベニア・オーストリア・スロバキアを巡る15日間のヨーロッパ旅。
社会人の貴重な長期休暇なので、綿密に計画を練り、準備は万端。
世界一周をし、数々の修羅場やトラブルを経験してきた自分が、たった2週間の旅でトラブルに合うことなどないと思っていた。
しかし、どうも私はトラブルからは逃れられない運命らしい。
トラブル①深夜2時、中国の成都でいきなり飛行機キャンセル
今回の、日本からミラノ行きの航空券は片道5.9万円。
安さの理由は、日本から韓国(仁川)と中国(成都)の2ヵ所を経由する中国国際航空だったからだ。
関空を出発し、仁川でのギリギリの乗り継ぎをこなし、深夜の成都天府国際空港へ到着。新しすぎる空港のせいでラウンジもなく、8時間のトランジットをひたすら数軒しかない飲食店で耐え抜き、いよいよ深夜2時発のミラノ行きに乗り込む――はずだった。

出発ゲートでゲートが開くのを待っていると、出発時刻の深夜2時になった瞬間、ゲートの電子掲示板に「Cancel」の文字が表示された。
周囲の中国人らが一斉にスタッフへ詰め寄る。説明はすべて中国語。英語のアナウンスは一切なく、意味不明。それどころか中国人のおっちゃん、おばちゃんに「あなたはどうするの?」と、中国語で話し掛けられる。

英語を話せそうな若い中国人カップルに状況を尋ねると、「今日は飛行機はもう飛ばない。全員一度外へ出て、航空会社が用意してくれたホテルに泊まる。航空券は後でアレンジしてくれる。」とのこと。ホテル代も食事代も無料らしい。

朝の8時にはイタリアのミラノに着いていて、先にミラノへ行っている会社の人らと合流する予定だったのに、そんなあほな。
結局一度中国に入り、カウンターで最短のミラノ行き航空便を聞いたら「2日後の北京経由」と言われた。
『そんな便、嫌ですけど、何か。』(はぁ?!)
と、カウンターでもめている間に、元々のキャンセルになった便が朝の10時に飛ぶことになった。それを聞いて、安心して用意してくれたホテルに向かう。

航空会社が用意したホテルへ到着したのは朝6時半。シャワーを浴び、わずか1時間睡眠で、再び空港へ向かうことになった。

結局、ミラノサローネ初日の計画は完全に潰れ、到着したのは夜。トランジットだけの予定の地で入国・出国審査をしたり、カウンターで揉めたりと、疲労困憊で身体はボロボロ。
安さの代償で、ミラノ1日の予定が台無しになった。
トラブル②ヨーロッパ中が休みのメーデーでのブレッド湖。(スロベニア)
2つ目のトラブルは旅の中盤、スロベニアのブレッド湖からオーストリア・ウィーンへ鉄道で移動する日に起きた。

スロベニアの首都へ戻らず、ローカル駅の「Lesce-Bled駅」から乗車すれば、約4時間でウィーンへ到着できる完璧なショートカットをチャッピーに相談して英語のサイトで見つけていた。
10時半の列車に乗るため、バスで15分の距離だが、余裕を持って9時に宿を出ようとすると、宿のオーナーが血相を変えて言った。
「今日はメーデーだ! バスがないぞ!」
ヨーロッパの5月1日は労働者の日。金曜日なのに、交通機関は休日ダイヤでほとんどなかったのである。

外へ出ると、タクシーもバスも全く走っていない。一方で列車の発車時刻は刻一刻と迫ってくる。

これはもう・・・中央アジア・中東のイスラム圏の国々で何度も成功したヒッチハイクで行くしかない。意を決してヒッチハイクを試みる。
しかし、車はめちゃくちゃ通るのに、ここヨーロッパでは誰一人として停まってはくれなかった。ひたすらめちゃくちゃ恥ずかしかった・・・。
最後の望みをかけ、唯一営業していたカフェへ飛び込み、ウェイトレスに事情を説明してタクシーを呼んでもらった。

幸運にも15分後にはタクシーが到着し、陽気な運転手のおかげで列車の発車10分前に駅へ滑り込むことができた。わずか10分の乗車で約3,300円という痛い出費だったが。

電車到着予定時間には間に合ったのに、列車は10分遅れて到着した。もちろんスロベニアとウィーンの国境での15分感の乗り継ぎには間に合わなかった。

駅のカウンターで次の列車に振り替えてもらったが、何もない駅で1時間待ち。この時点でも疲労困憊。ウィーン1日目も体力回復で寝るだけで終わってしまった。
トラブル③:出国・入国ありの1時間15分のトランジット。仁川空港で全力疾走(韓国)
そして迎えた帰国日。
行きで散々振り回された中国国際航空だったが、帰りも期待を裏切らなかった。
ウィーンから北京を経由し、ソウル(仁川)でピーチへ乗り換えて関空へ戻る予定だった。しかし、北京での出発がまたも2時間遅延。その結果、仁川での乗り継ぎ時間は3時間をみていたのに、1時間15分へと短縮された。

仁川では、一度韓国へ入国し、預け荷物を受け取り、ピーチのカウンターで出発1時間前までにチェックインを済ませ、その後もう一度出国審査を受けなければならない。
翌日は出勤日。乗り遅れれば、2万円の当日航空券を自腹で買い直すしかなかった。
飛行機が到着した瞬間から、スマホの電源を入れ、韓国の電子入国申告のHPで必死に入力。飛行機のドアが開いた瞬間から全力疾走、荷物受け取りレーンへ向かう。

荷物受け取りレーンには同じ境遇の日本人たちが殺気立った表情で並んでいた。荷物を受け取れた人から「2万円助かった!」と歓声を上げて走り去っていく。
しかし、私のスーツケースはなかなか姿を現さない。残り時間は刻一刻と減っていく。頭の中で、ピーチカウンターまでの移動の最短ルートを何度もシミュレーションしながら待ち続けた。

そして、ようやくスーツケースが出てきた。
荷物をつかみ、エスカレーターを駆け上がり、出発ロビーの端にあるピーチのカウンターまで全力で走る。
滑り込んだのは、まさに締切ジャストとなる出発1時間前だった。
最後に
行きも帰りも飛行機の遅延に振り回され、メーデーの洗礼を受け、トラブルまみれのGW旅行。
飛行機キャンセルと2時間もの遅延は、避けようがない。
直行便にしていれば、こんなしんどい思いはせずにすんだのだろうか。
しかし、ヨーロッパまで片道6万を切る航空券は魅力的過ぎる。
私は今後もきっと、安い航空券に振り回され、安さ優先の旅を続けるのだろう。

だって私は、バックパッカーだから。
