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黒柴おじいの介護日記#10

睡眠導入薬の段階をひとつあげることにした。


トノサマのグル活が盛んになったのは年末年始。
それまでは部屋の好きなところで寝ていたトノサマ。
部屋の隅に入り込んだり、
突然倒れこんだり、
そんなことが続いて目が離せなくなったので、
ベビーサークルを購入したのが今年の1月8日。
以来夜寝るときとお留守番はいつもベビーサークル。

ただ、6月頃から、ベビーサークルで寝かせると落ち着かなくなってきた。
ハァハァハァハァ。
足元をとられてすぐに倒れる。
落ち着く場所じゃなくなったベビーサークルにトノサマを入れることは意味があるのかと思うようになった。

グル活激しくなるのと同時に、昼夜が関係なくなった。
どうにかこうにか人間たちは対応しようとしたけれど、
睡眠は細切れになり、
日常生活にも仕事にも支障が出るようになった。



薬を使うことには抵抗感がつよくあった。


それでも、トノサマとオウジの生活を守っていくために、
人間が倒れるわけにはいかないし、
仕事はし続けなければならないから、
だから担当の先生に相談して、
トラゾドンの使用を始めた。


夜寝る前に1錠。
確かに、効いた。
寝てはくれた。
当初。


トノサマはきれい好きで、トイレをするとすぐに変えてほしいタイプ。
トイレのときは絶対に起きる。
どんなに薬で眠くても、替えてくれと、要求をしてくる。
無視すればいいと、そこにいない人は言うけれど、
無視すると、
暴れまわるし、叫ぶ。
ハァハァハァハァ興奮が収まらなくなる。
どんなに薬で眠くても、収まらなくなる。
一度興奮してしまうと、なかなか落ち着かない。
トラゾドンを2錠に増やしても、3錠に増やしても、トノサマは眠れなくなった。
夜、2時と4時に必ずトイレで起きるように7月にはなっていた。


そのハァハァがトイレの交換要求だけではなくなった。
なにかの要求で、
日中も興奮状態が続くようになった。
だから、朝もトラゾドンを1錠飲むようになった。
それでも睡眠は1~2時間しかとらず、
寝なくなった。


だから、トラゾドンから段階をあげることにした。
ジアゼパム。
夜に1錠。4~6時間の効果。
副作用が怖いから、長くは続けないけれど。

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