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#2 コンクリート主任技士の合格まで



~受験遍歴~(#1より再掲)
大学・大学院時代:土木系のコンクリートの研究室に所属
数年前 入社1年目 コンクリート主任技士試験に挑戦→不合格
その翌年 入社2年目 コンクリート主任技士試験に再挑戦→合格(自己採点は満点)
さらに翌年 入社3年目 コンクリート診断士試験に挑戦→合格
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 大学・大学院時代はコンクリートの研究室に所属しており、日々コンクリートに触れ、研究に打ち込む生活をしていました。そのため、入社1年目当時主任技士の試験を受けることになった際、正直、コンクリートのことなら少し勉強すれば受かるだろうくらいの気持ちで試験勉強を開始しました。

 しかし、勉強を始めてみてすぐにわかりましたが、コンクリート主任技士に求められるのはコンクリートの製造・施工の実務の知識であり、私が当時持っていたコンクリートの知識とは全くベクトルが違っていました。

1回目の受験

 1回目の受験時は、5月頃に勉強を開始しコンクリート技士・主任技士 合格テキスト&過去問2021年版(誠文堂新光社)を2~3周し、11月の試験に臨みました。自己採点結果は72点でした。主任技士のボーダーラインは、ネット情報によると75%くらいとのことでしたので、ドキドキしながら合格発表を待ちましたが、結果は不合格でした。コンクリートのことなら・・・と驕っていたことによる準備不足を痛感しました。

問題集①と呼びます

2回目の受験

 2回目での受験時は、次は絶対に合格するという決意をもって勉強を進めました。スケジュールとしては以下のような感じでした。

勉強スケジュール

1月 前年のコンクリート主任技士合格発表→不合格
2~3月 勉強法についての情報収集
4~5月 コンクリート技術の要点'12 の通読
6~11月 問題集3冊を5周 / 10月からは小文の練習 

勉強法についての情報収集


 コンクリート主任技士に一発合格した先輩が教えてくれたのですが、コンクリート主任技士の真のバイブルがこちらです。ほぼ全ての過去問の答えはこのテキストのどこかに書いてあります。

 コンクリート工学会が毎年内容を更新しながら出版しているテキストですね。コンクリート工学会はコンクリート主任技士試験の主催団体ですが、受験案内などにはこのテキストの存在は出てきません (少なくとも私は見つけられませんでした)。過去問ベースでの対策しかないと思っていた私にとっては、このテキストは目から鱗でした。そして、このテキスト実務でもめちゃくちゃ役に立ちます。 今では最新版を会社の机のすぐ横に置いて重宝しています。

 少し注意が必要なのが、こちらコンクリート工学会のHPから最新版を購入できるのですが、毎年更新しているということで、最新版を入手可能な時期が限られます。私が入手を試みた春先頃には購入が締め切られていました。ネットで中古品を探したところ、入手できたのが最新版から約10年も前の2012年版でした。(良本なので一度購入したら皆さん手放したくないのではないでしょうか)
 それでも多くの内容は変わっていませんので問題ありませんでした。毎年9月ごろ最新版が発売されますので、最新版も一応購入し、11月の試験までは最新版でパラパラと更新箇所を確認しました。

⇒私の場合は、2回目の受験では絶対に合格したかったので、4〜5月でこの本を通読しました。(工程重視で斜め読みになったところも多いです。)

余談ですが、この作業により仕事の幅が相当に広がったと感じます。
「コンクリート技術の要点で読んだあれのことか」レベルの、なんとなく知っている知識が劇的に増えたので、コンクリート関連の話でついていけないということがなくなり、さまざまな業務により深いレベルで関われるようになりました。

資格勉強と割り切って、ボーダーより少し余裕をもっての合格を目指すのであれば通読まではする必要は全くないと思いました。資格勉強ということで言うと、問題集の解説を読んで分からなければ、この本を見にくる、という使い方になるかと思います。問題集の勉強に入る前に1週間くらいはかけて各章のインデックスやどんな図表があるかくらいは頭に入れておくと劇的に効率化すると思います。

問題集


 1回目に準備不足を感じたことから、改めて以下の2冊、コンクリート主任技士試験完全攻略問題集2017年版(コンクリート新聞社)、コンクリート主任技士試験完全攻略問題集2011年版(セメントジャーナル社)を購入しました。

問題集②
問題集③と呼びます。

この時意識したのは、A複数種類の問題集を解く    Bなるべく昔の問題まで揃えるということです。

A⇒ 問題集には相性があります。解説の詳しさや、図表の多さ、口調など。詳しければ一概にいいわけではなく、解説が詳しい問題集は厚く大きくなるので、電車で学習したい方にとっては不向きかもしれません。
私が取り組んだ問題集の中だと問題集①は解説はあまり詳しくないがコンパクト(B5サイズ)、問題集③は解説は詳しいが大きい(A4サイズ)、問題集②は解説は詳しく、コンパクト(B5サイズ)という感じでした。
コンクリート主任技士は、出題範囲が広く、そして深い試験です。すごくマニアックな出題も多いです。したがって問題集②、③のように詳しめの解説を読んで、ある程度関連する知識は芋づる式に覚えていくようなアプローチが必要だと思います。問題集①のように解説もサイズもコンパクトなものは、ある程度知識がついてきて、解説はいいから、通勤中に大量の問題を短時間で解きたい、というような用途に適しています。

B⇒私は問題集①〜③により、約20年分の過去問を集めました。古い問題集は店頭には売っていませんので、ネットで中古品を購入しました。 20年分の過去問をやってみて気づきましたが、この試験では15年くらい前までの問題は普通に出ます。 1冊の問題集だと過去問4〜5年分しかカバーできませんので、やはり3冊くらいはやるのがベターかと思います。ちなみに、2回目の受験時には、過去問で見たことのない問題は2〜3問しかありませんでした。

⇒6〜11月にかけて問題集①〜③を5周しました。5周といっても以下のような感じでとばしとばしです。 正解で考え方に不安なし→⚪︎、正解だったが考え方に不安あり→不正解→×とチェックをつけておき、2周目以降は△と×だけを解くイメージです。
 1周目は、全ての問題を解いて解説も熟読、時々コンクリート技術の要点に戻ったりしますので2ヶ月くらいかかりました。しかし、手戻りなく確実に理解することで、だんだんと5周目は3日くらいで回せるくらいに△×が少なくなっていました。

小論文について


 ネットで見つけた情報ですが、4択で8割以上取れていれば合格の可能性が高く、9割以上取れて不合格だった人は見たことがない、という話がありました。なので、小論文については、必要以上に対策をせず、環境系の話や生産性向上の話など、めぼしいトピックを絞り、解答例を作っておく、くらいの対策で済ませました。

受験当日の感触


 対策の甲斐あり、1年目とは異なり、見たことある問題ばかりじゃないか、という印象でした。 それでも、完全に見たことがないという問題が2〜3問はありましたし、4択の中のいくつかは見たことがないので(他の選択肢で判断して)消去法で答えるようなものもいくつかありました。 解きながら正解を確信できたものが、21問/25問=84%でした。確信のないものの中にも正解はあるだろから、まずボーダーは超えたなという感触でした。 
 試験の後、退出の列でゆっくり歩いていると、「傾向変わりすぎじゃない?」という会話が聞こえてきましたが、やはり5年分くらいの過去問で臨んだ方にとっては、初見の問題が多くなってしまうのだろうと思いました。   
 試験後、モリマサさんのブログで解答速報を確認したところ、1問ミス(この時点ではそう思っていた) でほぼ確合格であることを確認しました。前年の不合格から見守ってくれていた妻と一緒にすごくホッとしました。

合格発表


 翌年2月にコンクリート工学会のHPで無事に合格を確認、そして公式の正解肢を確認したところ、満点だったことが分かりました。 試験直後の解答速報には誤りがあったようです。ちなみにこの解答速報、受験者からのアンケートで正解(はこれだろうというもの)を決めているので、相当に解答が割れた問題だったのだと思います。 私自身は 当日確信を持てないものもあったわけですが、試験対策の甲斐あって、分からなくても類推ができる応用力が多少なりともついていたのだと思います。

 さて、大変長くなってしまいましたが、私の合格までの道のりはこのような感じでした。これから勉強を始める方に少しでも役に立てばうれしいです。次回以降は、問題の解説的な内容にシフトしたいと思います。

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