好きな俳句抜き書き
3月6日から店のTwitterで一日一句の紹介を始めました。お客さん来ないかな~と思って。お客様はちっとも増えませんが。でもまあ、自分の趣味でやってることだしな。好きな句を並べるだけで満足だし、よいってことにします。
気づいたら20日以上続いたので、自分用の備忘録としてまとめておくことにしました。今後も2週間に1回くらいまとめていこうと思います。
以下、今までに紹介した俳句。
3月6日 句集『荊棘(おどろ)』(中村和弘/ふらんす堂)から。
大腿骨ありて桜の坂のぼる 中村和弘
3月7日 句集『使徒の眼』(田川飛旅子/角川書店)から。
若草や仔馬かたまり柵を押す 田川飛旅子
3月8日 『俳句のための基礎用語辞典』(角川書店編/角川ソフィア文庫)から。
勇気こそ地の塩なれや梅真白 中村草田男
3月9日 『新編 実用季寄せ』(皆川盤水監修/東京新聞出版局)から。
春浅し島々つなぐ手漕ぎ舟 中川冬紫子
3月10日 『季語の科学』(尾池和夫著/淡交社)から。
黒い牛歩く春分の日が真上 有馬朗人
3月11日 『藤田湘子 花神コレクション[俳句]14』(花神社)から。
寒厨に浅蜊の水の夜を徹す 藤田湘子
3月12日 『遠い日のこと』(飯田龍太/角川書店)から。
雪折の竹生きてゐる香をはなつ 加藤知世子
3月13日 角川『俳句』2026年3月号の特集「春の名句100選」から。
雪解川名山けづる響きかな 前田普羅
3月14日 角川の俳句」の特集「春の名句100選」から。
春の水よりとり出せり象の鼻 久保純夫
3月15日 角川合本歳時記初版から。
麗しき春の七曜またはじまる 山口誓子
3月16日 『俳句という遊び』(小林恭二/岩波新書)から。
うるわしき春の弁当貝少し 作者不詳
3月17日 『俳句がうまくなる100の発想法』(ひらのこぼ/草思社)から。
春鴉暴徒の数をなしにけり 辻田克巳
3月18日 『花神コレクション[俳句] 飯島晴子』から。
春田のなかしきりに勇気勇気をいふ 飯島晴子
3月19日 『現代俳句』平成11年8月号(現代俳句協会発行)から。
熱力学より茂吉が楽し桜の夜 田川飛旅子
3月20日 『ポケット歳時記』山口青邨・石塚友二監修/平凡社 から。
校塔に鳩多き日や卒業す 中村草田男
3月21日『新版・俳句歳時記 春』(雄山閣刊)から。
赤信号滅法長し冴返る 高橋秀夫
3月22日 角川『俳句』2026年3月号「特集春の名句100選」から。
水の地球すこしはなれて春の月 正木ゆう子
3月23日 『芸人と俳人』又吉直樹・堀本裕樹(集英社文庫)から。
静寂は爆音である花吹雪 又吉直樹
3月24日 『現代俳句の面白さ』飯田龍太/新潮選書から。
通されてしばらく雛の視線あぶ 河合弘子
3月25日 『合本俳句歳時記第四版』(角川学芸出版)から。
激流に棹一本の若布刈舟 山口誓子
3月26日 『新版実作俳句入門』(藤田湘子/角川書店)から。
おぼえある橋も流れも春ゆふべ 上村占魚
3月27日 『俳句・風土・人生』飯田龍太/講談社学術文庫 から。
三寒の四温を待てる机かな 石川桂郎
3月28日 『名句の所以 近現代俳句をじっくり読む』小澤實/毎日新聞出版から。
心臓はひかりを知らず雪解川 山口優夢
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俳句関連の書籍も店で読めます。(当方、詩情に欠けるので俳句を詠むのは下手なんですが、句集や解説書を読むのは好きなんです)
そして、しれっと・・・先日の句会で点をいただいた句を追記しておこう…。当日の兼題は「木の芽」でした。+雑詠。
魚影つと浮き上がり来て木の芽雨 タリコ
上履きのまま外へ出て木の芽風
春怒涛ほどけぬ漁網捨て置きぬ
