vol.191番外編【うつ病込み】で生きてる〜我慢発うつ病行き 1367
故障中でプラグを抜いたままのテレビ。
「1万人の第九」が録画できたらなぁ?と何ヶ月かぶりにプラグイン。
録れた‼︎再生できた‼︎
じゃあこれも録れるかなぁ?と録画予約。
録れた‼︎
でも観るかどうかはわからない。
「山口一郎"うつ"と生きる 紅白完結編」
https://www.nhk.jp/g/music/blog/l5ksef6d8/
12/31(水)仕事帰りに夜のスーパーへ。
正真正銘の売り尽くし中。
あまりの混雑ぶりと最後尾が判らないレジ行列の長さに恐れをなし、お蕎麦や天ぷらは勿論、何一つ買えずに帰宅。
大晦日とはいえ、普段通りの夜。
「AKBに感動」という友人のXのポストを見て、紅白やってたんだと気づく。
アイナもVauくんもRADも既に終わってる。
コールドスリープ前のPerfumeには間に合いそうだけど、そもそもテレビは点くのかな?
点いた‼︎映った‼︎
後半1/3くらいを観た。
一郎くん(サカナクションの山口一郎さん)の笑顔が印象的だった。
あの笑顔は本物?
そうだ、録画した番組を観てみよう。
紅白終了後から観始めてしまった。
いつ寝るつもり?
サカナクションを知ったのは2008年12月。
愛聴しているFM局のヘビーローテーション曲が、「セントレイ」だった。
初めてライブで観たのは2009年12月のフェス。
「絶対にライブが面白いバンド」とスガシカオさんが言ってたのを覚えてた。
当時は未だ、北海道から東京に進出したばかり。
私は「セントレイ」と「ネイティブダンサー(2009.1リリース)」とリリース前の「アルクアラウンド」しか知らなかったけど、めちゃ楽しくてめちゃ踊った。
それからも毎年フェスでサカナを観る機会に恵まれ、急成長していく姿を目の当たりにした。
ヘッドライナーにもなった。
すごく嬉しくて、でもちょっぴり寂しかった。
サカナのフロントマンである一郎くんがうつ病と診断されたのは2022年5月。
私は4月だから、ほぼ同時期(←どうでもいい情報)。
耐え難い頭痛(私はめまいと嘔吐)が続き、ついにダウン。
起き上がれなくなった。
ほぼ全曲を作詞•作曲し、バンドを牽引し、プロモーションの先頭に立ち、ライブではMCを務める。
……ということを
「バンドのためには自分がやらなくては」と思ってやってきた。
周囲からは
「やって当然」
「(彼なら)できて当たり前」と思われてただろう。
できたらできたで
「更に良いものを」と望まれただろう。
ああ、解る。
悪意のない期待と重圧。
ツアーをキャンセルすれば億単位の損失が出る大物とは、立場が異なる私。
それでも、失望させたくなくて痩せ我慢と空元気だけで乗り切っていた、綱渡りのような日々。
やっとの思いで今日をやり過ごしたら、安堵する間もなく明日がやって来た。
私は毎日、「どうやったら(私という役目から)フェイドアウトできるのか?」とばかり考えてた。
高校時代からの友人(にして現仕事仲間)が、うつ病になった一郎くんのことを
「重いマントを纏ってる」
「うつ病になってからの方が本来の一郎らしい」と言った。
一郎くんはうつ病以前の頑張りを
「自分を洗脳してやってたのかな」と言った。
「圧倒的な孤独と不安」を感じ、
「周りから諦められるんじゃないか」と思っていた一郎くん。
自分(だけ)が何故?
一体どうなってしまうんだろう?
これからどうすればいいのだろう?
終わりのないぐるぐる思考と、底のない寄る辺なさ。
解る。
「考えても仕方ないことは考えないで」
「今は休むことが仕事」
「好きなことだけしてのんびり過ごして」
私も人様になら、きっとそう思う。
でもね、脳みそが勝手に考えて、思考が勝手に心を傷めつける。
好きなことなんて思いつかない。
一郎くんの心身の状況に波はあるものの、活動休止を経てサカナクションは再生した。
復活と言われることが多いけど、元通りじゃないし、元通りになってはいけないと思うから、私はあえて再生を使いたい。
「うつ病は治ることがない」
「新しく(うつ病の)自分を理解していく」
「(うつ病と)闘っていく」
番組終盤に一郎くんは言った。
私自身はうつ病と闘おうとは思ってないし、闘う相手だとも思ってない。
うつ病も「込み」で私。
昨年の自分を振り返ると、メンタルの浮き沈みが大きかったし、浮上する方法がわからなかった。
「大きなうつ症状は落ち着いてますね」という精神科医の言葉にすら、「人の気も知らないで」と落ち込む始末。
うつ病を得て有難いとは思わないけれど、うつ病と診断されなければ、
「以前はできたのに?」
「もっとできるはずなのに?」とダメな自分や頑張れない自分を責め、非難し続けたと思う。
病名があることで
「そういう病気なんだから仕方ない」と自分に言い聞かせることができる。
しょっちゅう忘れるけど。
私がうつ病だと知ってるのは、ごく少数の人(とno+eの中)だけ。
今の職場では仄めかしてもおらず、全国ネットで放映された一郎くんとは状況が違う。
大人だから面と向かって言われないだけで、集中力が続かなくてミスすれば「デキナイ人」だし、めまいが続けば「元気のない人」だし、気分が沈めば「機嫌の悪い人」認定(されてるのだと思う、多分、知らんけど)。
「うつ病には見えない」
「思ったより元気そう」
「もう治ったん?」
まーったく悪意がないどころか、好意から出た無意識の言葉に、薄っすらと傷つくことだってある。
そう見える時もあるし、そうじゃない時もある。
自分でもコントロールできないんだよ。
うつ病(だけに限らないけど)は、やる気がないとか怠けてるとか甘えてるとか気のせいとか、何かと誤解されやすい。
気分の落ち込みは自分の努力だけでは変えられないし、気分障害は自律神経を乱すし、自律神経の乱れは身体症状を引き起こすし、人によっては命を断つことしか考えられなくなるんだけど。
あの番組が、うつ病を患う全ての人に当てはまる訳じゃない。
それでも人気のある有名人がうつ病を公表したこと、彼に密着したことには意義があると思う。
どんな人にもうつ病になる可能性はある。
うつ病の症状には波がある。
治ったようでも元通りではない。
周囲の人は、ただ見守り受けとめるだけでいい。
当事者以外の多くの方々の、うつ病を知るきっかけになっていればいい。
理解するのはそれからでもいいから。
※NHK ONE(新NHKプラス)で見逃し配信予定

ご自宅からの初日の出
2026.1.1
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※モラハラ夫編•パワハラ編は別マガジンに収録
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