⭐︎いつまで保つか判りませんけど 1358
何年前になるんだろう?
「正直言って厳しいですね。
いつまで保つか判りませんけど、とりあえずやってみましょうか」と一か八かで治療してもらった。
その歯冠がポロリと取れたのは、11/29(土)の夕食中。
夕診は終わってるし翌日は休診だし、予約電話ができるのは12/1(月)。
仕事が休みの日で良かった。
診療開始時間ちょうどにかけても、なかなか繋がらない。
抽選予約なんかなかった頃の、ライブチケット争奪戦を思い出しながら、呼び出し音を聞き続ける。
受け付けのHさんに用件を伝え、「なるはや」の日時を尋ねる。
煩く?ややこしい?患者である私のカルテには、恐らく「院長希望」とか何とか書かれている。
自動的に院長に担当していただける日を選んでくれる。
「実は今日キャンセルが出まして、12時ではいかがでしょう?」
行きます、行きます、行きますとも。
望むところよ。
付き合いは長くなった。
初めて受診したときの院長は、学生さんかと思うほど若々しくて爽やかなイケメンだった。
……と自分の老いを棚に上げて思う。
保存科卒で、予防治療•保存治療に力を入れてる。
丁寧に納得がいくまで説明してくださるのが良い。
手順としては、現況を歯科的に説明→所見を伝え→治療の選択肢を示し→メリット•デメリットの説明→患者の意向確認→擦り合わせ。
押し付けがましくなくて丁寧。
院長が心掛けているのは、
「今、必要な治療だけを行う」
「生涯に渡って健康にいられるようサポートする」
「治療内容を押し付けない」
「必要以上に削らない•抜かない」
「患者主体•ニーズに応える」
書いたり言ったりするだけではなく、実践されている(と私には感じられる)。
断定的じゃない。
余地があるというのかな?
「歯科的には……という見解だけど……」
「セオリー通りであれば……という経過を辿るだろうけど……」
「本来なら……すべきだろうけど……」
リスクは回避しつつ、できるだけ患者の意向に沿ってくれる。
今回、先生の第一声は「よく保ちましたねぇ」
確かに一か八かの治療だったのに、先生もビックリするくらい長く保ってくれた。
その歯冠が取れちゃったんだから、「もう無理です」と言われても仕方なかった。
なのに「正直言って厳しいですね。
いつまで保つか判りませんけど、とりあえずやってみましょうか」って。
あれ、このセリフ、前にも聞いたことがあるぞ。

歯科衛生士さんはいっぱい
ただ今6人が来院中

ドレスコードがあったんだっけ?
初診時からは年代も顔ぶれもガラリと変わってしまったけれど、歯科衛生士さんたちも素敵。
先生が引き寄せるのか?
はたまた類は友を呼ぶのか?
おまけにビジュ選考があるのかと勘繰るくらい美しい人揃い。
12/22(月)、できあがった歯冠を装着してもらう。
シフトの関係で日が空いてしまったけれど、年内に都合がついて良かった。
診察台には毎回本を持って座る。
歴代の歯科衛生士さんたちもよくご存知で、「今日のはいつも以上に分厚いですね」「何日くらいで読めるんですか?」などと気軽に話しかけてくださる。
分厚すぎて、さすがにリクライニングしてるときには読めなかった。
ウッカリ顔の上に落としたら痛そうなんだもの。

使い捨てライターはキャンプ時に使ったもの
ガスは空だけど厚さが判るように置いてみた
今回の歯冠の形状?サイズ?に関しては、私の噛みやすさとケアのしやすさを要望。
先生の当初の意向とは違ったけれど、私の希望を叶えた上で最大限のパフォーマンスを発揮できるように調整してくださった。
とはいえ「正直言って厳しいですね」という状態。
歯根がどこまで頑張ってくれるかは「一か八か」判らない。
いつか歯根の寿命が訪れるまで、噛み癖(仔犬みたいに噛み付くわけではないよ)に気をつけたり、丁寧にケアしたり、日々できることを続けていくだけ。
いざその時がきても、先生なら何とかしてくださるんじゃないかな?
「いつまで保つか判りませんけど」
って呆れられるだろうけど。
2025.12.23


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