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[読書]森に眠る魚 角田光代

 小学受験が盛んな地区に出来た母親グループの盛衰。

 読んでいる我々からみると、狭い価値観の中で右往左往する姿が痛々しいが、当事者にとってはその時々が一大事。場面に直面した彼ら1人1人の心理描写が真に迫り、時には狂気に変わることもある。似た状況を経験した女性にとっては身につまされるところもあろうが、見ている我らにとってはホラーでもある。

 彼らにとって子供達は理想を体現してくれる道具に過ぎないと思うと子等がかわいそう。お話では夫達の陰は薄いが、夫達まで巻き込んでいないことがかえって救いだったのかもとも思わされた。

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