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【前編:駐在妻、かじってました】駐在妻に求められる「コミュ力」というスキル

2年間ほど、夫の仕事で、アジアのとある国に住んでいました。
いわゆる駐在妻でした。
きらびやかなイメージを持たれがちな「駐在妻」という肩書き。
でも実際は、そうでもない。
どちらかというと、戸惑いとバタバタと、気疲れと…
そんな「かじりかけの駐在妻生活」を、少しだけ振り返ってみます。



*辞令は突然に


日々の育児と家事に追われつつ、そろそろまた国内転勤かと思い始めた頃。
夫の初海外駐在が決まりました。
が!!
ちょうどその頃、コロナウイルスが世界中で猛威をふるい始めました。
夫は先に渡航したものの、私と子どもたちの渡航は無期限延期に。
「家族一緒に海外で暮らす」と思っていた計画は、突然ストップしてしまったのです。
私は子供2人を連れて、実家で居候生活となりました。


*駐在生活、ようやくスタート。いきなりの洗礼。

結局、私たち家族が現地へ渡航できたのは、それから2年後のこと。
とはいえ、日本国内はまだまだコロナ厳戒態勢の真っ只中。
「本当に今、海外へ引っ越して大丈夫なんだろうか…」そんな不安を抱えたままの出発でした。


現地に到着。
アジア独特の活気ある雰囲気に圧倒される子どもたち。
「なんとかここまで来たね」とホッとしたのも束の間、翌日いきなり子どもが発熱しました。
慣れない土地での発熱に、私の心は一気にザワつきました。
幸い、会社が手配してくれていた日系のクリニックを受診できましたが、
派手な色の点滴に、派手な色の薬に不安MAX・・・

「これが駐在生活の洗礼なのか」と、早くも現実を思い知らされることに。私たちの駐在生活はバタバタと不安からのスタートでした。


*問われるコミュ力

知らない国での生活。まだ友達もいない。
頼れるのは、夫と子どもたちだけ。
駐在妻としての暮らしは、想像以上に「コミュ力」が問われるものでした。

言語も文化も違う場所で、右も左もわからない。
何かあったとき、自分から人に声をかけて、助けを求める勇気も必要。
子どもを守らなければならないプレッシャー。
公用語の他に、英語も通じる国ではあったけれど、わたしの英語力は旅行会話程度。
言語スキルとしてのコミュニケーション能力はもちろんのこと、俗にいう、「コミュ力」の壁もダブルで立ちはだかりました。


私たちが住んでいたレジデンスには、同じような日本人の駐在家族が30世帯ほど暮らしていました。
同い年くらいの子どもも多く、自然と輪に入っていくことができました。
コミュ力は低いものの、駐妻初心者のわたしにとって、日本人が多いこの環境はとても有り難かったです。(序盤はそうでした…)


ちなみに、駐在妻カースト的なものは存在していませんでした。

子ども同士が遊べば、親同士も顔を合わせるようになる。
ちょっとした会話から、だんだんと関係ができていく。
そんな、ゆるやかなコミュニティに支えられながら、駐在生活の不安が少しずつ薄れていったのを覚えています。
子どもが楽しく安全に暮らせる環境を整えていくために、「わたしコミュ力低いので」とはもう言っていられませんでした。


こうして、気づけば、しがない主婦もたくましくなっていました。

ここまで、読んで頂き、ありがとうございました。

※後編では、駐在妻の日常や、もやもや。
「人との距離感、これで合ってる?」と悩みながら見つけた私なりの答えを書いてます。
よかったら、のぞいてみてください◎


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