【観劇レビュー】宝塚宙組① 『黒蜥蜴』
始めのご挨拶
みなさま、本日はようこそ、このnoteにお越し下さいました。管理者の星乃ヒカリです。
ただいまより、宝塚宙組公演第一幕 『黒蜥蜴』の観劇レビューを始めさせて頂きます。
マイレビュー評価基準
私の観劇レビューの基準は以下の5段階。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(素晴らしい!)
⭐️⭐️⭐️⭐️(良かった!)
⭐️⭐️⭐️(割と良かった)
⭐️⭐️(イマイチ)
⭐️(ヒドイ)
あくまで、個人の感覚によるものですので、ご理解頂けますと幸いです。
観劇レビュー
マイレビュー評価は
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(素晴らしい!)
(個人の感覚によるものです)
多分、好みの別れる作品かとは思います。役が少ないとか主役がトップ娘役だという感想も目にしました。かなりディープな世界観のお話なので、そのあたりも人を選ぶかと思います。個人的には非常に面白く拝見しました。物語の最初から最後まで引き込まれる吸引力がすごい。観終わった後、思い出してほおっとため息をつきたくなるような作品でした。
この後、ネタバレ含む感想を語ります。
「黒蜥蜴」といえば
宝塚の「黒蜥蜴」といえば、以前に花組さんで上演されていて、映像は観たことがあるのですが、あまり記憶に残っておらず。
先日亡くなった美輪明宏さんの映画版と舞台版、どちらも観たことがあるのですが、三輪さんの黒蜥蜴のインパクトが強烈でした。特に、映画版のあの凄まじい美貌が忘れられないですね。凄みと毒気のある抗いがたい魔力。なんかもう吸い込まれるように見入ってしまった記憶があります。
江戸川乱歩×三島由紀夫×生田大和
「黒蜥蜴」は、原作が書かれた時代もかなり前で、セリフも独特で、これを現代の、しかも宝塚のような華やかさを売りとする舞台上で表現するのは簡単ではないと思います。日常では口にしないような詩的なセリフ、物語の中でだけ成立する、倫理観を超越した美学。美しくはあるけれど、決して清くも正しくもないヒロインを宝塚の世界に違和感なく見事に落とし込んで見せてくれました。生田先生、すごいわ。
キャスト感想
今回はヒロイン、黒蜥蜴を演じた春乃さくらさんから語ります。いやすごかったね。
冷静に考えると、猟奇的犯罪者ですよ。まずもって共感できるキャラクターではない。でも、私はラストのセリフ「心の世界では、あなたが泥棒で、私が探偵だった」を聞いて涙が出たのです。春乃さん演じる黒蜥蜴の圧倒的な美しさと存在感。彼女を崇拝する手下達同様、私も彼女に魅せられていたのです。
タイトルロールであり、実質の主役であるこの役を、大劇場で堂々と演じ切った春乃さんに手が痛くなるくらいの拍手を送りたい。そして、先月に観た花男のつくしもそうですが、従来の娘役の殻を破らないとできないお役ですね。やはり時代の変化と共に求められるヒロイン像はだいぶ変わってきている。個人的には、トップ娘役の比重が高い作品は見応えのある面白い作品が多いと感じます。
そして、明智小五郎を演じた桜木みなとさん。いやあ、当てがきかと思うほどピッタリ!。クールでスタイリッシュで余裕のあるダンディな佇まい。春乃さんの熱演をどーんと受け止める桜木さんの懐の深さ、2人のヒリヒリするような刺激的な駆け引きがもうたまらんかったね。心のうちで、どんなに黒蜥蜴を想っているのか、その背中から伝わってくる感じがもう、胸がギュッてなりました。
雨宮潤一を演じた水美舞斗さん。陽のイメージが強い水美さんの陰鬱なお役、素敵でした。黒蜥蜴の悪事の実行役、というところで力仕事も多かったですが、しっかりと鍛え上げられた腕も堪能させて頂き、ありがとうございました笑。早苗をさらう手際の良さよ。私も水美さんにさらわれたい笑。
終わりのご挨拶
第一幕は終わりました。次回の記事【観劇レビュー②『Diamond IMPULSE(ダイヤモンド インパルス)』公開まで、しばらく御休憩下さい。
