見出し画像

元彼に新しい彼女ができた。そこで初めて、まだ好きだったと気づいた。

「そういえば、聞いた?」

昼休み。

向かいに座っていた友達が、コンビニのサラダを開けながら言った。

「何を?」

「……あの人、彼女できたみたい」

一瞬だけ、何を言われたのか分からなかった。

でも、すぐに分かった。

「ああ、そうなんだ」

自分でも驚くくらい普通の声が出た。

「大丈夫?」

「うん。もう別れて半年だし」

笑ってそう答えた。

本当に、そのときは何ともなかった。

涙も出なかった。

胸が締めつけられることもなかった。

だから少し安心した。

私、もう大丈夫なんだ。

そう思った。

ちゃんと、普通に一日を終えた

午後もいつも通り仕事をした。

帰りにスーパーへ寄って、牛乳を買った。

家に帰って、洗濯物を取り込んだ。

テレビをつけながら夕飯を食べて、お風呂にも入った。

何も変わらない一日だった。

別れて半年。

最初の頃は、本当に苦しかった。

二人で行った店の前を通るだけで胸が痛くなったし、スマホの写真も消せなかった。

でも、いつの間にか彼を考えない時間が増えた。
友達と笑えるようになった。

一人の休日も過ごせるようになった。

だから私は、

もう彼を手放せているつもりだった。

寝る前に、ふと思った

0時を少し過ぎていた。

電気を消して、布団に入った。

目を閉じたとき、ふと思った。

彼は今、

その人に「おやすみ」と送っているのかな。

目を開けた。

考えなければいい。

そう思ったのに、止まらなかった。

私に送っていたようなLINEを、今はその人に送っているのかな。

二人でよく行った店にも、いつか連れていくのかな。

私が好きだった彼の笑い方を、その人も知っていくのかな。

そしていつか、

私の知らない彼との思い出の方が、多くなっていくのかな。

胸の奥が、ゆっくり苦しくなった。

私だけが、続きを残していた

「もう戻りたいとは思ってないよ」

友達には、そう言っていた。

自分にも、そう言い聞かせていた。

でも本当は、

二人の未来を完全には捨てていなかった。

いつかまた会えるかもしれない。

彼の方から「久しぶり」と連絡が来るかもしれない。

そんな小さな可能性を、心のどこかに残していた。

私は、二人の物語を「終わり」にしていなかった。

でも彼は、

私が知らないところで新しいページを開いていた。

「彼を盗られた」とは思わなかった

その人が憎いわけではなかった。

顔も知らない。

どんな人なのかも知らない。

ただ、一つだけ苦しかった。

もう私は、彼の一番近くにいる人ではない。

付き合っていた頃は、何かあれば話してくれた。

仕事で嫌なことがあった日も。

くだらないことで笑った夜も。

次の休みに何をするかも。

私は彼の日常の中にいた。

でも今、

その場所には別の人がいる。

そう思った瞬間、

初めて涙が落ちた。

そこでようやく分かった。

私、まだ好きだったんだ

毎日会いたかったわけじゃない。

連絡したくて仕方なかったわけでもない。

それでも、

彼が誰かと新しい恋を始めたと知って、こんなに苦しい。

「まだ好きだったんだ」

誰もいない部屋で、小さな声で言った。

認めた瞬間、少しだけ楽になった。

でも今度は、

別のことが分からなくなった。

この気持ちを、どうしたらいいんだろう。

諦める理由ができたはずなのに

彼女ができた。

それなら、もう諦めた方がいい。

そう考えるのが普通なのかもしれない。

でも、気持ちはそんなに簡単ではなかった。

もう一度やり直したかった自分に、今さら気づいてしまった。

だからといって、彼女がいる彼に何かをするのも違う気がする。

待つのか。

離れるのか。

今は何もしないのか。

考えても、答えは出なかった。

ただ、

「彼女ができた」という事実だけで、この恋のすべてを決めてしまっていいのだろうか。

その思いだけが残った。

彼女ができた。それでも気持ちが消えないなら

「もう無理だよ」

そう言われれば、そうなのかもしれないと思う。

「まだ可能性はあるよ」

そう言われれば、信じたくなる。

でも本当に知りたいのは、

誰かの一般論ではないはずです。

今、彼はあなたをどう思っているのか。

そして、

あなたはこの恋に、これからどう向き合えばいいのか。

もし今、

元彼に新しい相手がいると知って、

諦めたいのに諦めきれない。

まだ好きな自分をどうしたらいいのか分からない。

そんな場所で立ち止まっているなら、

元彼に新しい彼女ができた。そこで初めて、まだ好きだったと気づいた。

無理に答えを決める前に、一度二人の現在地を見てみませんか。

相手の本音と、

今のあなたが動くべきなのか、それとも待つべきなのか。

あなたの状況に合わせて丁寧に鑑定します。

相手の本音と今どう動くべきか鑑定します

彼に新しい彼女ができた夜。

一番苦しかったのは、

彼を誰かに盗られたことではなかった。

自分の中では、まだこの恋が終わっていなかったと気づいたことだった。

——えま

いいなと思ったら応援しよう!

未来を照らす占い師|えま ここまで読んでくださり、ありがとうございます。この記事が少しでも役に立った、また読みたいと思っていただけた方は、チップで応援していただけると嬉しいです。