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詩   初暁の邂逅                        (しょぎょうのかいこう)

初暁の邂逅(しょぎょうのかいこう)


夜はまだ、
深い沈黙を抱いていた。

彼方にひとすじ、
名もなき光が滲む。

それは朝のものか、
それとも、
遠い記憶の残響か。

やがて、
ひとつの気配が
静かに近づいてくる。

言葉はなかった。
淡い光と光のあいだに、
忘れられていた時間が
そっとほどけていった。

その刹那、
世界のどこかで
夜が終わった。

まだ誰も知らない朝が、
静かに生まれた。
 

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