「深夜2時のエレベーター」制作日記 Day9|祖母はどこへ行ったのだろう
どうもサラリーマンAI絵本作家の本郷ジェイピーです。
今日は9ページ目。
物語は修一が大切な人との別れを通して
命について考え始めます。
■ 故郷へ

祖母の葬儀のため
修一は久しぶりに故郷へ帰りました。
親戚たちが静かに集まり
誰もが祖母との思い出を語っています。
祭壇には優しい笑顔の遺影。
その姿は
生前と何も変わらないように見えました。
けれど――。
棺の中の祖母は
まるで眠っているように穏やかな表情を浮かべていました。
名前を呼んでも
返事はありません。
もう目を開けることも
笑いかけてくれることもないのです。
■ 温もりの記憶
修一は
そっと祖母の手に触れました。
その冷たさに
胸が締めつけられます。
ふと
幼い頃の記憶がよみがえりました。
転んで泣いた日。
優しく背中をさすってくれた手。
熱を出した夜。
額にそっと触れてくれた手。
何度も何度も
自分を安心させてくれたその手は
もう二度と修一を撫でてくれることはありません。
■ どこへ行ったのか
修一は小さくつぶやきました。
「おばあちゃんはどこへ行ったんだろう。」
その問いに
答える人はいませんでした。
ただ静かに
線香の煙だけが
細く空へと昇っていきます。
やがて煙は
天井の近くで静かに消えていきました。
その光景を見つめながら
修一の胸には一つの疑問だけが残ります。
「人は本当に消えてしまうのだろうか。」
9ページ目は、「別れ」が残す問いを描いています。
また次回もお楽しみに。
