「不思議な鏡」制作日記 Day10|挑戦しない理由
どうもサラリーマンAI絵本作家の本郷ジェイピーです。
今日は10ページ目。
未来を見たユウの心には、
希望と同じくらい大きな恐れが生まれていました。
■ 消えた未来
その夜。
ユウは何度も鏡をのぞいた。
もう一度
あの未来を見たかった。
あの会場を。
あの拍手を。
あの穏やかな自分を。
けれど──
鏡には何も映らない。
映るのは
不安そうな表情をした
いつもの自分だけだった。
■ 心の中の声

鏡を見つめていると
心の奥から次々と言葉が浮かんでくる。
「講演なんて無理。」
「私にはまだ早い。」
「人前で話すなんて怖い。」
「そもそも、誰が来てくれるの?」
どの言葉も
もっともらしく聞こえた。
現実を見れば
決して間違った考えではない。
だからこそ
その言葉には力があった。
■ 安心という居場所
ユウは静かに気づく。
挑戦しない理由があると
人は安心できる。
失敗しなくて済む。
傷つかなくて済む。
期待して落ち込むこともない。
今の仕事は安定している。
毎日も大きくは変わらない。
その安心の中にいれば
怖い思いをすることもない。
■ 消えない光
それでも──
胸の奥には
小さな光が残っていた。
「もし本当にあの未来が待っているとしたら。」
そんな小さな願いが
静かに揺れている。
消そうとしても消えない。
忘れようとしても忘れられない。
その光は
まるで鏡が映した未来の続きを知っているかのように
ユウの心の奥で静かに輝き続けていた。
■ 本当の恐れ
ユウはようやく気づき始める。
恐れているのは
失敗ではないのかもしれない。
本当に恐れているのは
「本来の自分として生きること」なのではないかと。
その答えはまだ分からない。
けれど
心は確かに動き始めていた。
10ページ目は、
「未来を知ったからこそ生まれる迷い」を描いています。
人は夢がないから動けないのではなく
本当に望む未来が見えてしまったからこそ怖くなることがあります。
安心できる今を選ぶか。
心が震えた未来へ進むか。
ユウは今、その分かれ道に立っています。
次回もお楽しみに。
あとがき:
潜在意識は不安や変化を危機的状況と捉えてしまう。
だからこそ行動を変えて継続するのは難しい。
何も背負わずリラックスすることで安心を生み、
失敗しても必要なデータが集まったと考える。
ここに引き寄せの鍵があるのではと思っています。
