「不思議な鏡」制作日記 Day6|鏡からのメッセージ
どうもサラリーマンAI絵本作家の本郷ジェイピーです。
今日は6ページ目。
ユウは初めて
鏡の不思議な力に触れることになります。
■ 半信半疑のまま

その夜だった。
仕事を終え
静かになった部屋で
ユウは机の上に置かれた手鏡を見つめていた。
昼間の出来事は
まるで夢のようにも思える。
本当にただの鏡かもしれない。
そう思いながらも
なぜか気になって仕方がなかった。
ユウはそっと鏡を手に取る。
そして半信半疑のまま
鏡をのぞき込んだ。
■ 何も起こらない
最初は何も変わらなかった。
映っているのは
いつもの自分。
見慣れた顔。
少し疲れた表情。
それだけだった。
やっぱり普通の鏡だったのかもしれない。
そう思い始めたそのとき――。
■ 聞こえてきた声
鏡の中の自分が
ふいに語りかけてきた。
もちろん口は動いていない。
表情も変わらない。
それなのに、
確かに声が聞こえた。
「また自分を責めているのね」
ユウは息をのんだ。
心臓が大きく跳ねる。
今の声は
間違いなく鏡の中から聞こえてきた。
■ 見透かされている感覚
その言葉は
今日ずっと心の中で考えていたことだった。
誰にも話していない。
誰にも見せていない。
自分だけが知っている気持ち。
なのに鏡は
それを当たり前のように言い当てた。
鏡は静かに続ける。
「本当は疲れているのに」
「本当は休みたいのに」
「また頑張ろうとしている」
一つひとつの言葉が
胸の奥へ刺さっていく。
ユウは何も言えなかった。
反論できない。
否定もできない。
なぜなら
全部本当のことだったから。
■ 嘘をつかない鏡
誰にも見せていなかった本音。
自分でさえ見ないようにしていた気持ち。
それを鏡は、
まっすぐ映し出していた。
優しく。
そして容赦なく。
ユウは鏡を見つめたまま動けなかった。
鏡は嘘をつかなかった。
6ページ目は、
「初めて本当の自分と向き合う瞬間」を描いています。
私たちは時に
他人よりも自分自身に厳しくなってしまいます。
そして本音を見ないまま
頑張り続けてしまうこともあります。
不思議な鏡は
ユウが隠していた心を少しずつ映し始めます。
次回もお楽しみに。
