「深夜2時のエレベーター」制作日記 Day4|13階の表示
どうもサラリーマンAI絵本作家の本郷ジェイピーです。
今日は4ページ目。
物語は
いよいよ最初の異変が姿を現します。
■ 最初の苦情

最初に苦情を寄せたのは
七階に住む一人の老婦人でした。
「夜中にエレベーターが動いているんです。」
修一は疲れた表情を隠しながら
静かに話を聞きます。
「誰かが帰ってきたのではありませんか?」
そう答えると、
老婦人は首を横に振りました。
「いいえ。誰も降りてきませんでした。」
■ 深夜二時の出来事
老婦人は
さらに声を潜めて続けます。
「二時になると、1階から上へ向かっていくんです。」
「そして、しばらくすると戻ってくる。」
「でも、扉が開いても、中には誰もいないんです。」
修一は
設備の誤作動だろうと思いました。
古いマンションです。
センサーの不具合くらい
珍しい話ではありません。
そう自分に言い聞かせながら
老婦人の話を聞き流そうとしていました。
■ 存在しない階
けれど
老婦人は帰り際に足を止めます。
そして振り返り
小さな声でこう言いました。
「それにね。」
「表示板に、一瞬だけ13という数字が見えたんです。」
その言葉に
修一は思わず天井を見上げました。
このマンションは12階建て。
13階など
最初から存在しません。
それなのに――。
なぜ「13」という数字が表示されたのでしょうか。
4ページ目は、噂だった出来事が
修一自身の現実へ近づいてくる場面を描いています。
設備の故障だと思えば納得できる。
でも「存在しない13階」という一つの違和感が、
その考えを揺さぶり始めます。
次回もお楽しみに。
