「深夜2時のエレベーター」制作日記 Day5|防犯カメラ
どうもサラリーマンAI絵本作家の本郷ジェイピーです。
今日は5ページ目。
物語は
噂が現実へと変わる瞬間を迎えます。
■ 防犯カメラ

老婦人の話が
どうしても頭から離れませんでした。
「13階が表示された。」
そんなことがあるはずはない。
修一は念のため
防犯カメラの映像を確認することにします。
午前一時五十八分。
薄暗い一階のエントランスには
誰の姿もありません。
静寂だけが
画面の中に流れていました。
■ 誰もいないエレベーター
午前二時ちょうど。
静かにエレベーターの扉が開きます。
けれど――
中から誰かが降りてくる様子はありません。
乗り込む人もいません。
完全に空っぽです。
それなのに扉はゆっくりと閉まり
エレベーターは
まるで見えない誰かを乗せているかのように動き始めました。
2。
3。
4。
映像には音声はありません。
それでも修一には
ワイヤーが巻き上がる機械音が
耳の奥で鳴り響いているような気がしました。
■ 映るはずのない数字
10。
11。
12。
そこで止まるはずでした。
このマンションは12階建てなのです。
しかしその瞬間。
表示板の数字が
ふっと暗くなります。
ほんの一瞬。
そして次の瞬間。
画面には
確かに「13」という数字が映っていました。
修一は映像を止め
何度も見返します。
見間違いではありません。
そこには
存在するはずのない階が映っていたのです。
5ページ目は、「噂」が確かな現実へと変わる瞬間を描いています。
次回もお楽しみに。
