「Giver Land」制作日記 Day3 | 人生を演じることへの疲れ
どうもサラリーマンAI絵本作家の本郷ジェイピーです。
今回は絵本『Giver Land』の 3ページ目、
タダシが抱えている不安の正体が、少しずつ輪郭を持ちはじめる場面のご紹介です。
「大丈夫な自分」を演じ続ける日常
タダシは、人と話すことが苦手なわけではありません。
むしろ、空気を読むのは得意なほうです。
笑って、うなずいて、
求められている反応をちゃんと返す。
その結果、
「問題なさそうな人」に見えている。
でもその裏で、
本当の気持ちは、いつも胸の奥にしまい込まれたままです。
言えないのではなく、
言わない選択を続けてきた。
それが一番波風が立たないと、
どこかで分かってしまっているから。

擦り切れていく、心の感覚
言いたいことを飲み込むたび、
心のどこかが、少しずつ擦り切れていく。
この表現は、
派手な苦しさではありません。
でも実は、
いちばん厄介なタイプの痛みです。
・大きな出来事がない
・誰かを責める理由もない
・でも、確実に消耗している
この状態が長く続くと、
人は「何がつらいのか」さえ分からなくなっていきます。
頭をかくという「自分を守る合図」
このページの最後でも、
タダシはまた頭をかきます。
もはやこれは癖というより、
自分を守るための無意識のサインです。
これ以上、心が削れないように。
これ以上、無理を重ねないように。
言葉にできない代わりに、
体が先に反応している。
Giver Landはまだまだ序盤です。
嵐の前の静けさという感じにしています。
次回もお楽しみに。
