「不思議な鏡」制作日記 Day28|受け継がれる鏡
どうもサラリーマンAI絵本作家の本郷ジェイピーです。
今日は、いよいよ最終ページです。
ユウの旅は終わります。
そして新しい物語が始まります。
■ 朝日と涙
ユウは静かに目を覚ました。
窓からやわらかな朝日が差し込んでいる。
不思議と涙が頬を伝っていた。
夢だったのだろうか。
それとも本当に会えたのだろうか。
あの不思議な人は結局誰だったのか。
今でも分からない。
未来の自分だったのかもしれない。
もっと先を歩いている
誰かだったのかもしれない。
あるいは──
最初から
自分の心の中にいた声だったのかもしれない。
■ たった一つ確かなこと
答えは分からない。
けれど一つだけ確かなことがあった。
あの日心が動いた。
だから人生が変わった。
未来が変わったから
心が動いたのではない。
心が動いたから
未来が少しずつ姿を変え始めたのだ。
その小さな一歩がすべての始まりだった。
■ 数日後

ユウは講演会で出会ったあの女性を呼び出した。
静かなカフェ。
窓際の席。
午後の日差しが
テーブルをやさしく照らしている。
ユウは一つの小さな箱を
そっとテーブルの上に置いた。
女性は不思議そうな表情で尋ねる。
「これは……?」
ユウは静かに箱を開いた。
そこには銀色の鏡が入っていた。
女性は息をのむ。
鏡を見つめたまま言葉が出ない。
その姿を見ながら
ユウは穏やかに微笑んだ。
そしてあの日と同じ言葉を口にする。
「これは、真実の鏡です。」
その瞬間
物語は終わりではなく
新しい始まりへと変わっていく。
誰かが受け取った勇気は
また誰かへ受け継がれていく。
そうして世界は少しずつ
優しく変わっていくのかもしれない。
28ページ目は、
「希望は受け継がれていく」という、この物語の最後のメッセージを描いています。
今回が最終回です。
ここまで『不思議な鏡』を一緒に歩んでくださり
本当にありがとうございました。
