「ウィスキーボトル」制作日記 Day5|数字の城
どうもサラリーマンAI絵本作家の本郷ジェイピーです。
今日は5ページ目。
すべてを失った“あとの日常”を描くページです。
さらに静かになった部屋
妻と娘がいなくなった部屋。
笑い声も、足音も、
もう聞こえません。
けれど――
セイジの生活は、ほとんど変わりませんでした。
飲み会には参加しない。
休日は外に出ない。
部屋で静かに過ごす。
まるで何も失っていないかのように。
順調に増える数字

貯金残高は、今日も着実に増えていく。
画面に並ぶ数字は裏切らない。
努力すれば、必ず応えてくれる。
「これでいい」
セイジは、そう小さくつぶやきます。
夢さえあればいい。
人生というゲーム
セイジにとって人生とは
“数字を積み上げるゲーム”でした。
レベルアップの基準は資産。
勝敗の基準は残高。
感情よりも効率。
ぬくもりよりも合理性。
その世界では、
彼は確かに順調に勝ち進んでいました。
けれど――
彼はまだ知りません。
本当に失っていたものも、
これから訪れる転機も。
玄関に置かれる一本
この先、
玄関にそっと置かれる一本のウィスキーボトルが、
セイジの人生を
大きく揺らすことになります。
次回もお楽しみに。
