意外と語られないジェームズディーン氏のメンズフィールド以前のフレームについて、クリアのボストンフレームP3panto

ジミースタイルとしてキャラメルカラーのダブルダイヤヒンジのセルフレームにクリップオンサングラスが有名ですが

ハイスクール時代、ジミーはバスケットで活躍したようですが、その際も眼鏡を着用していたようです。

スモーク系なのかクリアなのか不明ですが
かなりボストン寄り、極めてP3シェイプに近いものを愛用していたようです。

ジェームズフランコ氏主演の映画、【ディーン】はアイウエアファン必見で
役者になる前のジミーがクリアのボストンをちゃんとかけているのが素晴らしいです。

のんびりとした風景の畑でクリアのボストンをかけたままクラシカルなオートバイを乗り回している奔放な姿は実に開放感があります。

スモーク系なのかクリアなのかははっきりしませんが

ユニバーサルオプティカルの眼鏡をかけたスタイルが有名ではありますが

クリアのボストンもまた、ジミースタイルといえるのではないでしょうか。

クリアのボストンといえば、巨匠アンディウォーホル氏
TOTOのドラマー、ジェフポーカロ氏など
脈略のないところからでもぽつぽつと思い出すことができます。

日本が世界に誇る、イノベーター、パイオニアともいえる
イエローマジックオーケストラの赤い人民服(大正時代のスキー服だそうですが人民服のほうがピンときます)での初期の写真などでもクリアイエロー系クリアのボストンないしはボストンよりの細身のクリアウェリントンをメンバー全員が着用しているのは意外とアイウエア界隈では語られなかった気がします。

故・坂本龍一氏は、故・アンディウォーホル氏と、故・ジャンリュックゴダール氏の大ファンだったようで、編集者、エディターだった父一亀氏のアイウエアスタイルも実にきまっています。

ヌーベルバーグの旗手、こちらもイノベーターであるゴダール氏も常にサングラスを外さなかったといわれているくらい
煙草をくわえて濃い目のレンズカラー、もしくは目のわずかに透ける程度のレンズカラーのアイウエアのイメージが多くの人々にイメージがFIX(フィックス)されています。

映画【バスキア】で故・デビッドボウイ氏がアンディウォーホル役を演じていたのですが、この映画デニスホッパー氏、ベニチオ・デル・トロ氏、
ゲイリー・オールドマン氏など豪華なキャストでした。
吹き替えでこの劇中のウォーホルをアランドロン氏やジェームズディーン氏の吹き替えで有名な、故・野沢那智氏が吹き替えられていてこれもまた実に絶品といえます。
劇中でのボウイ氏演じるウォーホルもやはり80sスタイルのウォーホルらしく黄みがかったスケルトンクリアのボストンに薄いブラウンのカラーレンズというのがとてもかっこよかった記憶があり
映画バスキアというと、デビッドボウイ氏のウォーホルを強烈に思い出すものです。
昔、メディコムトイからアンディウォーホルのフィギュアが出たことがあり
60s、80sスタイルがあったのですが、60sは真っ黒なサングラス
80sはリーバイスに革靴、ブラックボストンフレームが顔に乗せられていました。今思えばクリアのボストンもオプションで付けてほしかったとも思います。

ウォーホル氏のボストンフレームは果たしてどこのメーカーのものだったのか未だに決定打な情報が得られません。
晩年のウォーホル氏はかなり物を集めたようですが、アイウエアはウォーホル氏のことですから、ピカピカなもの、いいもの、を選んでいたと思うので
どこのものなのだったのか気になるところです。

書いているとかなり脱線しましたが、あくまでアイウエアという部分は保たれているということで…

そういえばビートニクの旗手であるアレンギンズバーグ氏も晩年はクリアで細身のボストンよりのウェリントンをかけていたきがします。

10代の後半、百貨店の小さな眼鏡屋の片隅にトレンドから忘れられてさびしく売れ残っていた10年、それ以上前から売れ残っていたと思われる国産の細身の巨大な黄身がかって変色したクリアの丸みのある巨大なウェリントンを見つけて高いお金を出して作った記憶があります。
店員のおばちゃんもこの若い人はなんでこんな古い眼鏡を選ぶのか理解に苦しんだと思います。
この感覚は最初からトラッドフレームが入口だった世代にはなかなかわからないところではないかと思うのです。

かつて横長のフレームが世を席巻した時代があったのです。


数年後、シークレットウインドウ公開により流れが変わってきました。
おじいちゃんの眼鏡という認識(あくまで自分の当時の同年代で普通のごく普通の感覚の持ち主のほとんどがそうだったと思います)があったであろう
50年代60年代のフレームデザインは一気にトレンドの最前線へ

レトロシェイプリバイバルに歩調をあわせるかのごとく衣服界隈ではアイビーやプレッピーの見直しが見られはじめ、横長フレームに相性の良いシャキシャキにすき上げた鋭利な髪形やどう考えても動きにくいタイトファッションはなりを潜め始め、10年くらいかかってバルーンなワイドシルエットが帰ってくることになります。

モレスキンという手帳に雑誌などから切り抜いたアーネルをかけたジョニーデップ氏やジェームズディーン氏の写真や記事を無造作に貼り付けて
これを情報として電車や就寝前に眺めるというこの痛々しい、当時の若さのなせるわざも
どれもが恥とともになつかしく思えてくる今日この頃です。

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