画像生成AIでよみがえる昭和 80年代おまけシール ビックリマン風 第1弾
本記事ではAIをさわったことが無い人でも, 簡単, (できるだけ) 無料で昔懐かしのおまけシールを作成する方法を紹介します。シール素材も100均で手にはいるもので特殊な器具は不要です。画像生成AI DALLE3のプロンプトのこつを説明します。
次弾
0. はじめに/背景
本記事は画像生成AIを用いて簡単に『80年代のおまけシール』を作成するガイドです。物語パートや画像生成AIの問題点 (主に著作権, 技術的な限界) を初めに述べます。 冗長に感じられましたら, 目次から【実践編】へリンクお願いします。

画像生成AI DALLE3は直感的な操作で簡単に綺麗な画像を作ることが出来ます。前回の記事で懐かしの駄菓子屋でのスナック菓子やアイスクリーム, おまけつきのお菓子などの作り方について解説しました。

昭和のお菓子は現代のものと比べるとシンプルな味でパッケージデザインも現代の観点からみると奇抜ですが, 1週回って, 最近ではむしろ若者 Z世代に注目されているとの意見もちらほら耳にします。
今年は何とビックリマン生誕39周年ということで, 39 (サンキュー) にかけてキラキラシールが発売されています。 ただ, 一部では昭和の時代のビックリマンの方がよかったという意見もまあまあ聞きます。しかしいろんな事情で当時のクオリティのものを再販することは無理みたいです。
という訳で画像生成AIでオリジナルのシールを作れないかと模索しています。これまでの記事でも繰り返し解説していますが, 画像生成AIの特性としてこのような一般的なお菓子は安定して高品質な画像を生成できます。

しかし, キャラクター物のシールを作ろうとすると著しくクオリティが下がってしまいます。

しかしある程度のコツ, 注意点を意識すれば簡単に短時間で大量に一貫したキャラクターシールが作れます。今回, タイトルに『第一弾』とつけたのは現時点で, 分かっていることをまとめました。実際, 表紙で作成した画像は5分位のやっつけ仕事でできたプロンプトのため今後第二弾以降, プロンプトの質など高めていきたいと考えています。

1. 第一話 おまけシールつきスナック発売

A nostalgic painting of the exterior of a Showa-era traditional Japanese candy store (駄菓子屋). The building is small, with a weathered wooden facade, old-style signage, and a faded awning over the entrance. Outside, there are small baskets filled with cheap toys and snacks, giving a welcoming and charming feel. The narrow street in front is quiet, with a few plants and bicycles leaning against the side of the store. The lighting suggests a late afternoon, capturing the warm, peaceful atmosphere of the past.昭和日本とある場所の小さな駄菓子屋『不思議堂』と呼ばれる店が物語の舞台。鮮やかな看板や飾り窓が目を引き, 子供たちにとっては冒険心をくすぐる夢の宝庫のような存在でした。店内には色とりどりのお菓子やおもちゃが並び, いつも子供たちの笑顔に包まれていました。

A photorealistic image of a single nostalgic milk caramel candy from the Showa era in Japan. The candy is glossy, cube-shaped, and partially unwrapped to reveal its creamy texture. It is wrapped in an iconic, retro-designed wrapper that's yellow and red with classic Japanese script. The backdrop has a soft, nostalgic feel, reminiscent of the Showa period, with warm lighting and subtle vintage elements to evoke a sense of nostalgia.
A nostalgic scene of Showa-era Japanese dagashi snacks, focusing on bagged popcorn with a crisp, crunchy texture. The snacks, from the 1960s-1980s, are packaged in retro, colorful designs typical of the era. The popcorn is in small, transparent or semi-transparent bags, showcasing its fresh and appealing texture. The setting is a traditional Japanese dagashi store, with wooden shelves filled with various other snacks and candies. The atmosphere is filled with nostalgia and simplicity, and the warm lighting accentuates the colorful and attractive packaging of the popcorn, evoking a sense of the past.
店主のおばあちゃんは, いつも温かい笑顔で迎えてくれ, 子供たちとのおしゃべりを何より楽しんでいました。店内を自由に歩き回る白黒猫 Ponyは, 不思議堂のマスコットとして, 訪れる人々に小さな喜びをもたらしていました。

教室の風景です。新作のおまけシールつきのお菓子を持ってきた少年は憧れのまとです。

最近発売されたばかりのお菓子はなんとパッケージのなかにシールが封入されています。シールは毎回ランダムで異なるものが出てくるので少年心をくすぐり, 中にはホログラムで輝く, いわゆる『当たり』のシールも含まれていました。

A snack pack with a fantasy motif, adorned with designs of wizards, mythical beasts, and enchanted sceneries. The packaging includes vibrant colors and glowing magical elements like spells and enchanted weapons. Accompanying the snack is a bonus fantasy-themed sticker, featuring mystical creatures and characters. The sticker is prominently shown on the package as a collectible item, adding an extra layer of excitement for fans of fantasy tales. The text branding has been removed for a clean and pure design.『オリンポス 神々のおまけシールチョコ 第一弾』注:実在しません

当たり 天使アポロン

A shiny sticker featuring Apollo from Greek mythology. Apollo is slightly stylized, cute, and has a comical expression with large eyes. He is standing in a playful pose, holding a shield in one hand and a sword in the other. The background has a holographic effect with colorful, reflective beams radiating from the center and metallic textures. The edges of the sticker are lined with a gold border, and scattered sparkles and star patterns surround the figure. The overall look mimics retro Japanese toy stickers.2. 生成時の問題点
著作権問題
AI作品の著作権は誰のもの?
先日画像生成AIのMidjouneryを使ったコンテストで優勝した, ジェイソン・アレンさんは自身のAI作品 (Midjouneryで出力した画像:Theatre D'opera Spatial) の著作権を主張しましたが認められませんでした。現在, 法整備は急ピッチで進められていますがほとんど定まっていません。

文化庁によせられた『AIと著作権に関する考え方について』のパブリックコメントをAIに読んでもらいました。著作権侵害の観点から賛成3と反対7と使用に関しては否定的な意見です。

基本的な考え方は個人の趣味の範囲で創作をすることはリスクが低いと考えます。例えばポケモンなどのイラストを個人で描き, 楽しむことは基本的には法には触れません。しかしその絵を使って絵本として売ることは違法にとわれます。

画像生成AIを取り巻く著作権の問題は, AI自体が学習した著作物の問題もありますが, さらに危険なのが使用者が知らず (意図せず) に出力した画像が違法性を持つことにあると思います。

結局は安全性など含めて全てが使用者の判断に委ねられているのが現状です。上の画像は実際にDALLE3から生成された画像で有名漫画に似ているどころかほぼ同じキャラクターがでてきました。有名どころの画像生成AIは著作権に関して安全性を謳っていますがこのようなキャラクターを使用して商用利用すると明らかに違法と考えます。
技術的問題点
① 一貫性の欠如
画像生成AI, 特にDALLE3の特性として基本的に毎回異なる画像をランダムで生成するために一貫性がないと言われます。このことは特に漫画やストーリー性のある絵本などの作成には致命的になります。下の画像は桃太郎の絵本をDALLE3で作成しましたが, 各シーンで全く違う人物, 絵のタッチが見られ統一性がありません。

オマケシールを作成したときも同様で, 例えば『80年代おまけシールのキャラクター ギリシア神話のアポロ』と3回指示したとき, 以下の3枚が生成されました。これらの3枚も全く統一性, 一貫性がなく, シール作成においても致命的と考えます。

しかし, 指示する文で特に『アートスタイル (画風)』に関するプロンプトを詳細に記述すれば, ある程度の統一感を出すことができます。

本文でこつを説明しますが, 今回紹介する方法では, 再現性が高く何回も作り直しをしなくても安定して同じようなスタイルの画像が生成できました。

② 生成AIとキャラクターものの相性の悪さ
画像生成をAI (DALLE3) にリクエストするとき, 特定の作品やキャラクターなどの著作物を連想するような単語が入っていたり, 著作物そのものを直接つくるように指示したとき以下のような③通りの挙動を取ることが知られています。

1. 作らない
2. オマージュ作品を作る
3. 作る
1. 作らない
AIはコンテンツポリシに違反するため『作らない』と返答します。これはいたって普通の反応でuserが事前に犯罪に加担するのを阻止くれています。できないと言われたらすんなりと諦めましょう。
2. オマージュ作品
似ているけど似ていない何かを作ります。著作権侵害を避けるためか, オリジナルに敢えて似せない画像を生成するため結果として著しく低クオリティな画像がでてくるときがあります。

3. 作る
何かの間違いで全く同じキャラクターそのものを作れてしまうことがあります。個人で楽しむ分には違法性が低いと思いますが, その画像を商用利用すると非常に危険です。
キャラクターシールを作る際に既存の作品, 著作物に似ることは避けては通れない問題です。これを少しでも解決するため, 当方はこれまでパブリックドメイン (≒非著作物) の使用を提案してきました。

著作権が切れた古典的な文学, 絵画やもともと著作権がない, 風景, 物 (たとえばオレンジなど), 人物, 現象 (花火など) がこれに該当します。パブリックドメインを使用することは著作権侵害の回避以外にもメリットが『多数』あります。詳細について興味がある方は以下の記事をご覧ください。
オマケシールの生成でもこれらのメリットがありますので, パブリックドメインを利用した生成方法について解説したいと思います。
3. 【実践編, 画像生成】
プロンプト
基本的な使い方
ChatGPT4o のチャット欄にどのような絵を描いてもらいたいか具体的な絵の内容をテキストで伝えます。簡単に『80年代 オマケシール ギリシア神話 アポロン』とだけ指示します。10秒ほど待つと画像が出来上がります。

DALLEの素晴らしいところは対話形式でAIと相談しながら目標の絵を共作できることです。いわゆるビックリマン風にしたいので, 『2D デフォルメ』と追加指示します。

目標に少し近づきました。

アポロンのキャラクターイメージについて教えて下さい。
GPTから得られたアイデアは単なるイメージではなく, 実際AI (DALLE) が描くことが出来る画像アイデアとほぼ同じ意味と考えます。なぜならその絵のイメージ≒有名画家が過去の絵画, 作品で描いたことがある≒DALLE3が『学習』している可能性が高いという考えです。

プロンプトの簡単な仕組み
DALLE3/ChatGPTは我々userの簡単な指示文 (プロンプト) を元に画像生成を行います。userが考えている, 希望する内容の画像をAIはそれまでの会話のやりとりなど考慮し詳細なテーマを内部で考えてくれています。

先ほど, 80年代のおまけシールとだけ伝えましたが, 実際生成する際には, 『ビンテージ 太陽 音楽 太い輪郭』など画像の詳細な特徴を補完してくれています。

実際生成時に使われたプロンプトは, i ボタンを押すことで確認できます。下の図の『A vintage 1980s~』から始まる100単語ほどの英文がそれにあたります。良い画像が出来たと思ったら『コピー』でそのプロンプトを流用することができます。

いわゆる80年代レトロおまけシールのプロンプトは下図の右になります。一見, 両者のプロンプトはどちらも詳しい絵の説明で差が無いようにみえますが, 右のプロンプトは画風 (Art style) に関する指示文が比較的多く入っているのが特徴です。その理由を次のchapterで解説します。

プロンプトの構成要素について
オマケシールを作るにあたってAIに伝えるべきプロンプトの構成要素として以下4点を挙げます。
1. 主題 (Main Character and Theme)
2. 背景装飾 (Background and Decorative Elements)
3. 構成 (Composition)
4. アートスタイル (Art Style) 技法, 素材, 流派, 色彩, 質感ギリシア神話の芸術の神, アポロンを作成したときのプロンプトを以下に示し, さらにこの4つの構成要素に分解します。

アポロン生成時のプロンプト (基本の型):A shiny sticker featuring Apollo from Greek mythology. Apollo is slightly stylized, cute, and has a comical expression with large eyes. He is standing in a playful pose, holding a shield in one hand and a sword in the other. The background has a holographic effect with colorful, reflective beams radiating from the center and metallic textures. The edges of the sticker are lined with a gold border, and scattered sparkles and star patterns surround the figure. The overall look mimics retro Japanese toy stickers.1. 主題
ギリシャ神話のアポロン
2. 背景装飾
星やキラキラしたパターンが散りばめられている, ステッカーの縁には金色のボーダーが施されている
3. 構成
アポロンが中心に配置されて立っている, 遊び心のあるポーズ
4. 画風
光沢のあるステッカー, デフォルメされたかわいらしいデザイン, 大きな目と
コミカルな表情ホログラフィックな効果で, カラフルな反射光線が放射されている。メタリックな質感星やキラキラしたパターンが散りばめられている。レトロな日本の玩具シール風デザイン。

要素について解説していきます。1.主題は全体のテーマです。何についての画像なのかを具体的に知らせる必要があります, 人間なのか, 動物なのか物なのか, この場合『アポロン』に当たります。2. 背景装飾はオマケシールでは重要な要素となってきます。本記事ではいわゆる『キラ』シールを作成しますので『ホログラム』光沢仕様などが該当します。

3. 構成はキャラクターのシール内での位置, 体の全体を映すか顔面アップなのか, 横を向いているなどの姿勢, 何人で映っているかなどでです。特に指定しなくても出力できることが多いですが…今回は『全身正面』としました。4. 画風 (アートスタイル) はシールの全体の印象を決めるもので, どのような技法か色の使い方なのかの設定で, 特に重要と考えていますので独立したChapter で紹介したいと思います。
4. 画風の設定
画風の設定が重要な理由
オマケシールの作成においてプロンプトに画風 (Art Style) の詳細な記述が必要な理由は以下の2点です。
1. 作成成功確率を上げるため
2. 再現性を高め一貫性を出すため
キャラクターシールはそもそも特殊な画風であること, 上述の通り著作権侵害リスクの観点から画像生成AIで安全に作成するのは難しいカテゴリーに含まれると考えています。


飽くまで個人の仮説の範囲ですが, 80年代のシールといえばビックリマンがほぼ同義 (おまけシールと言えば『ドキドキ学園, ハリマ王』というひとは中にはいるかもしれません) なので特に画風を指定しなければそれを避けるためにむしろ似ていない画像を生成するかもしれません。

以前ビックリマン描いてくださいと頼んだらこのような画像がでてきました…話を戻しますが先ほどの対称的な二つの画像のプロンプトを比較したいと思います。左が適当に『シールを作ってください』と頼んだもので右が再現性が高かったプロンプトです。

文字数としては殆ど変わりませんが, 左の文章はあいまいで自由度が高すぎると感じました。一方右のプロンプトは具体的であり, 画風が強力に固定されそうに思えます。AIに聞いてみました。
各プロンプトを比較して, 80年代のレトロシールを再現できるという観点から『プロンプト』を評価してください。
再現可能 100点, できない 0点として。
やはり左のプロンプトは60点と点数が低く, 自由度が高く(AIがいろいろな解釈をしてしまう), 毎回AIは異なる画像を出力してしまいます。一方画風を具体的に詳細に指定したプロンプトは90点と点数が高く, より確実, 再現性が高く画像出力できるとのことでした。

具体的な作り方, 解説は紙面がたりないので次回 (第2弾) 以降とさせていただきます。今回はいくつか具体例を紹介したいと思います。
(※ 長期のやりとりをしたChat欄で質問したためbiasが大きく, 点数は正確ではない可能性があります。)
基本の画風プロンプト
基本の型, いわゆるアニメ風の単色カラー (特に指定しなくても自然に出力されることが多いです) で背景がホログラムのプロンプトをまず固定しそれ, そこからAIに他の画風に変更してもらいました。まず基本の型の説明です。

プロンプト文字数の大半 (7-8割) がアートスタイルに関する説明が占めています。アートスタイルが特殊で一般的では無い画像を生成する場合は経験的にこの方法が作成成功頻度が高いです。

全体的なデザインはレトロ, 日本のおもちゃシール, 大きな目, デフォルメ (頭身が小さい), 背景のホログラム効果を詳細に記述しています。

基本のプロンプト型:
A shiny sticker featuring Apollo from Greek mythology. Apollo is slightly stylized, cute, and has a comical expression with large eyes. He is standing in a playful pose, holding a shield in one hand and a sword in the other. The background has a holographic effect with colorful, reflective beams radiating from the center and metallic textures. The edges of the sticker are lined with a gold border, and scattered sparkles and star patterns surround the figure. The overall look mimics retro Japanese toy stickers.基本の型が定まれば, 後はそのプロンプトを微調整しアートスタイルを変更していきます。この調整は自分でしてもいですし,『空気を読んで』大幅な変更はないので AIに任しても大丈夫です。Chat欄にこのプロンプトをコピペし『full HD 3D』に変更するように頼みます。

グラデーションを抑え単色にするように微調整したりします。

一度しっかりとした『画風』が含まれたプロンプトが出来れば他のキャラの量産は容易です。同じChat欄でキャラクターの変更を指示していきます。(アポロンを)『アルテミスに変更』とだけ指示します。

画風プロンプトサンプル
・基本型1 背景キラ

A shiny sticker featuring Apollo from Greek mythology. Apollo is slightly stylized, cute, and has a comical expression with large eyes. He is standing in a playful pose, holding a shield in one hand and a sword in the other. The background has a holographic effect with colorful, reflective beams radiating from the center and metallic textures. The edges of the sticker are lined with a gold border, and scattered sparkles and star patterns surround the figure. The overall look mimics retro Japanese toy stickers.・3D render
3D CGをイメージしました。

A shiny sticker featuring Apollo from Greek mythology, rendered in full 3D CG. Apollo is slightly stylized, cute, and has a comical expression with large eyes. He is standing in a playful pose, holding a shield in one hand and a sword in the other. The background has a holographic effect with colorful, reflective beams radiating from the center and metallic textures. The edges of the sticker are lined with a gold border, and scattered sparkles and star patterns surround the figure. The overall look resembles a fully rendered 3D character with depth and detail, while still keeping a retro Japanese toy sticker aesthetic.・3D render グラデーションなし
立体感が強調されすぎてスマホゲーぽくなったのでグラデーション除去, 平面的にしました。

A shiny sticker featuring Apollo from Greek mythology, rendered in full 3D CG. Apollo is slightly stylized, cute, and has a comical expression with large eyes. He is standing in a playful pose, holding a shield in one hand and a sword in the other. The main character is depicted in a single flat color instead of a gradient, while the background maintains a holographic effect with colorful, reflective beams radiating from the center and metallic textures. The edges of the sticker are lined with a gold border, and scattered sparkles and star patterns surround the figure, resembling a retro Japanese toy sticker aesthetic.
・基本型2 背景シンプル
アートスタイルの具体的な指示としては shiny (光沢のある), chibi style (デフォルメスタイル), bodl outlines (太線のアウトライン), gradual color shading (グラデーションカラー) などです。統一感のある, 再現性の高い画像生成が可能になります。

A shiny sticker illustration of a chibi-style anime character designed as Artemis, the Greek goddess, with pink hair, wielding a bow and arrow. She has large, expressive eyes and a comical expression, giving her a playful and cute look. The style mimics retro Japanese toy stickers, characterized by clear, bold outlines and gradual color shading to make the character stand out against a simple, clean background. The sticker has a shiny, reflective effect to enhance its collectible appeal.5. 名前部分の作成

キャラクタの名前の『文字』は画像生成AIで作成するのは非効率と考えます。DALLEなどでは芸術性が優先されプロンプトで指示した以外のことをサービスで (良かれと思って) 追加してしまう特性があるのでこのような文字生成は相性が悪いです。

本来ならIllustrator (イラストレーター) やCanva (キャンバ) など高性能なドロー系ソフトを使うべきですが, 本記事の趣旨 (簡単, 無料) からはずれるため, 今回はMS WordやPowerPointで簡単にサクっとつくりたいと思います。文字の構成は以下の通りです。

この種の文字は袋 (縁取り) 文字と呼ばれ, 下地 (シール本体) の色がどのようなものであれ読みやくするようにメインの文字 (アポロン) とシールの間に黒文字 (縁) を入れる技術です。PowerPointを例に説明します。テキストボックスから文字を作成します。ここでお勧めのフォントは『HGS創英角ポップ体』です。

同じフォントサイズの文字を二つ作ります。ここではサイズ28の『アポロン』という文字を二つ (メインの文字と縁の文字) 作りました。

メインの文字はピンク色, 縁の方の文字は黒に設定しています。縁の文字を右クリック→図形の書式設定 選びます。

文字オプションから『文字の輪郭』を選び, 色を『黒』に設定します。
幅の設定を『6 pt』にします。

幅を広げることで縁の黒い部分が広がります。もともとの文字サイズが28ptの場合, 『6 pt』くらいがおすすめです。

この記事を書いてから知ったんですが, ビックリマンフォントジェネレーターという文字を作成してくれる無料の素晴らしいサイトがありました。

文字の色はキャラクターによって適当に変えています。

6. キャラクター素材→次弾 (第二弾) 以降
今回は『ギリシア神話』をテーマに作成しましたが, その他にも無数のパブリックドメインがあり, それらを利用することで比較的安全に高品質なキャラクターが作成できます。以下のサイトが作品を多数網羅していて参考になります。

7. おまけ シールを自作してみる
以下のサイトを参考にDALLEで作成した『画像データ』をリアルのシールにしました。
7.1 身近な道具で簡単に作る
仕上がりの完成度を気にしないのであれば, 身近にある道具 (インクジェットプリンターなど), 100均で手に入る素材で『それなり』のシールが簡単に作ることが出来ます。以下にホログラムシールの構造を示します。

上から順に4層構造になっています。
① 保護フィルム (水などからの劣化を防ぐため)
② 印刷フィルム (実際にキャラクターが印刷されている部分)
③ 白い部分 (見栄えを良くする, 良く見えるようにするため)
④ キラ部分 (ビックリマンなどいわゆるオマケシールぽくするため)
実際の行程としては, まず印刷フィルム (ポリエステルフィルム) に画像データを印刷します。一般的なインクジェットプリンターで普段する印刷と大差ありませんが, 注意すべきは, 印刷用紙が『A4 普通紙』とかではなく『透明シール』(製品によっては透明ステッカーなど呼ばれています。) を用いないといけないことです。

大手家電量販店, Amazonなどで普通に購入できます。シールは大体48 mm×48 mm サイズなのではがきサイズのシールには6枚, A4サイズにはさらにそれの4倍の枚数印刷することができます。プリンタ設定で『写真 光沢』用紙サイズを『はがき』などに変更することが重要です。

下の図は印刷したシールをカッターマット上に適当なサイズで切って置いた風景です。

カッターを使って48 mm×48 mmのサイズに切ります。

不要な裏紙をはがすとほとんど透明で何もみえません。そこで『白く』塗りつぶし見えるようにする必要があります。

油性マジックや修正ペン, 模型用の塗料など『白』ければ何でもいいですが, 安さ利便性など総合すると『白い油性マジック』がお勧めです。

キャラクターの領域の透明度が無くなり, 自然な色になりました。

このシールは裏面は粘着力があり, どのような平面にも貼り付けることができます。ホロシールの上に貼り付けます。

ホロシートはダイソーなどの100均ショップで手に入ります。

一番上から保護層 (保護フィルム:こちらの素材もポリエステル。 先ほどのエーワンラベルシールに含まれていますので購入する必要はありません。) を貼り付けます。シール全体の安定性, 水濡れなどからの劣化を防ぐための層ですが, 透過性 (見た目) が失われるので敢えて貼らないのも手かもしれません。

完成しました。

7.2 少し工夫して見栄えを良くする
ひと手間加えることで本の少し見栄えが良くなります。背景をくりぬき, 銀色のキラ部分が見えやすくします。

方法としては2種類あります。① 一つはこれまでの方法と同様に背景がある画像を印刷して, 後でカッターやハサミで物理的に背景をくり抜く方法です。② もう一つは印刷前の段階で画像編集ソフト (Photoshopなど) を使い背景を消す方法です。

① 印刷したシールの背景をカッターで切っていきます。

② Photoshopの切り抜きツールで地道に背景を消していきます。

シール裏面です ① カッターで背景を切り抜いたシール ② Photoshopで背景を消去したシール

キラ部分に貼り付けていきます。

カメラの質が悪く伝わりませんが背景がくっきり見えます。

7.3 印刷業者に依頼する
個人で楽しむ分としては先ほどの方法で十分ですが, 製品版と比べると大分劣ります。商品化など考えている場合はやはり『印刷のプロ』に依頼するしかなさそうです。
謝辞:本記事で使用しましたキラ背景画像は以下のサイトからダウンロードさせていただきました。

