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日本にある材料で作れるロシアのスープの『シー』

ある日、夫(当時は友達)に、「ロシアのスープと言えば、ボルシチだよね。」と話したら、「いいえ。ボルシチはウクライナのスープです。ロシアのスープと言えば、シーです。」と言われました。

シー?って、どんなスープだと思い、夫に訊くと、キャベツのスープと分かりました。

そういえば、私がロシアを好きになるきっかけとなった本『星の国のアリア』にも書いてあったなあと思い出しました。

それから、夫にシーの作り方を訊いてみました。
しかし、ロシアで食べたこともないので、訊いただけですぐには作りませんでした。

その後、またロシアへ行き、夫に冬のスズダリへ連れて行ってもらいました。
-20度以下でした。

日が暮れてスズダリのレストランに入った時に、夫が「シーがある。」と言いました。

しかも、スズダリ風のシーのようで、夫の故郷のシーの作り方と似ているということでした。

やっと本場のシーを食べることができました。

それから、数日後。
-20度以下が続き、行くところがなくなり、夫の家に行きました。
義母は仕事に行っていて、家には誰もいなくて、冷蔵庫にシーがありました。
夫がシーを出してくれて、食べているところに、義母が帰ってきました。

義母は、仕事から帰ってきたら、見知らぬアジア人が家にいて、びっくりしたと思います。
立て続けに、本場のシーを食べたので、夫から聞いた作り方のイメージもできました。

帰国後、シーを作ってみました。ディルを買い忘れたので、ディルなしです。


さて、モスクワに住んでからもシーをよく食べるようになりました。義母が作るシーを普段食べますが、義母が故郷へ帰省中は、私がシーを作ります。

材料はこんな感じです。写真に入れ忘れましたが、ローリエを2,3枚、塩、胡椒、バターも使います。

大きい鍋に水を入れて、骨付きの豚肉を1時間くらい茹でて、ブイヨンをとります。

みじん切りした玉ねぎと、おろし金ですりおろした人参を塩、胡椒してフライパンで炒めます。

ジャガイモを切って、鍋に入れます。

キャベツを切って、鍋に入れます。

フライパンで炒めた玉ねぎと人参を鍋に入れます。

味を見て、ローリエとディルを入れて、完成です。

最近作ったシーはこちら。
これは、おいしくできました。

人参を入れ過ぎて、キャベツのスープでなく、人参のスープになってしまいました。

それを見た夫が、「父じゃないから、文句を言わないよ。」と言いました。
「どういうこと?」と訊いたら、「俺が小さい時に、母が人参をたくさん入れてシーを作ったら、父が、『こういうスープを作らないでください。』と言っていたよ。」ということでした。
どうやら、昔の義母と同じことを私はしたようです。


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