なぜ慶は恨みを手放せたのか。「優しさ>恨み」の構図 —— 大河ドラマ『豊臣兄弟!』第19話を観て。
慶の秘密大公開の『豊臣兄弟!』19話。
〈超かんたんなあらすじ〉
信長、家督を譲って安土へ。
兄、上杉謙信との戦で勝家とケンカ。
弟、慶の秘密を知る。
慶の秘密が分かりました。
子どもがいたんですね。
慶の子どもの与一郎、
なんだか心細い生活をしているように見えました。
両親を亡くしただけでも心細いだろうに、
身を寄せている祖父母(特に祖父)が
なかなかに厳しい人。
与一郎の本音を言えない表情がつらかったです。
慶が前夫を亡くしたときになぜ生き残ったのか、
その理由が分からなかったと言った小一郎ですが、
この時代は生きる理由がなければ
普通に命を絶つという選択肢があるのだなぁ、と
時代の過酷さも改めて認識しました。
母と子が一緒にいたいという願いすらも
叶えるのが難しい時代。
明日の命がどうなるか分からない時代。
それでも、誰かを失くしたときの苦しさは
いつの時代も変わらないということも思いました。
あの祖父だって、息子を失わなければ
ここまで過激にはなっていなかったのかもしれません。
今回の一件を通して、慶の表情が柔らかくなったし、
小一郎と慶はやっと本当の夫婦になれたのですね。
今回すごく共感したのは、
人間はずっと恨みだけで生き続けるのはきつい、
ということ。
恨みって原動力にもなるけど、
ずっとそれだけじゃ心をすり減らすんですよね。
優しさを優しさで返せなかった慶のこれまでは、
きっと苦しかったと思います。
だからこそ愛するわが子に同じ思いはさせたくないと
強く願ったのでしょう。
小一郎と出会って、その優しさに触れて、
慶の恨みは少しずつ小さくなっていったことも
今回分かりました。
これもめちゃくちゃ分かります。
ずっと恨んでいられないんですよね。
周りの優しさや愛情に触れたら、
恨みって昇華されていくことを、
わたしも実体験として知っています。
だからなるべくたくさんの優しさを
周りに手渡せるような人間になりたいなぁ、
なんてことも考えたりしました。
それにしても、
上杉謙信との戦で揉めた秀吉と勝家、
どうなっちゃうのでしょう。
秀吉があんなに怒るの珍しい。
でも勝手に帰ってきちゃったら、
今度こそ信長が大激怒するのでは?
ハラハラします。
※第18話の感想はこちら。
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