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世界地図のマンデラエフェクトについて②:南北アメリカと日付変更線

アメリカも見てみよう

前回、ユーラシア大陸の地形変化をざっとさらいましたので、その流れで、今回は世界の別の場所にも目を向けてみましょう。
ずっと同じ地図を見ていると視野が狭くなるので、ここで一度、ぐっと引きの画で世界を眺め直す感じです。

中南米大陸

南アメリカ、そんなに東だったっけ?

多くの方がマンデラ認識している事象のひとつに、
南アメリカ大陸が、だいぶ東に移動してしまっている
というものがありますよね。
みなさん、日本のちょうど真裏がブラジル、という認識だったはずです。でなければ、サバンナのあのお方は一体何をやってるんだ、という話になりますからね。
ところが今は、厳密には日本の真裏はブラジルではなくなっています。

ブラジルの人、聞こえますか

南米は折れ曲がっている

この動きも、これまで見てきた法則で説明できます。
つまり、赤道に近いほうは東へ、極(南半球なので南極)に近いほうは西へ、という動きです。
この法則にしたがって、南米大陸は、ペルーとチリの間あたりを頂点にして、逆の「く」の字に折れ曲がっているように見えます。
その影響で、ブラジルの国土も、ボリビアやパラグアイに押される形になり、同じく逆のくの字に。ブラジルって、こんなにへこんでなくて、もっと丸かったですよね。それに、東海岸がやたらと尖ってしまっているのも、かなり目立ちます。

ブラジルも変な形

北側も落ち着きがない

ついでに言うと、ブラジルの北には、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナという3つの小国が並んでいます。これらとブラジルの国境線も、以前と比べると、だいぶ入り組んだ印象です。ちょっと記憶は曖昧ですが、三国とも、もっとブラジルに対して東側にあった(?)気もします。
さらにその西隣がベネズエラですが、ここもすごい。北岸がめちゃくちゃ突き出していますよね。その結果、マラカイボ湖のさらに北側が湾になってしまい、ここでも「湾が二段階化する」という特徴が見られます。
アラビア湾や紅海、日本でいえば桜島周辺と同じパターンの動きが見られるわけです。

全体的にぐねぐねしてる印象

中米は渦だらけ

そのまま中米を見てみると、まず目に入るのがパナマです。ここ、わかりやすく渦の形になってきています。反時計回りの、いわゆる太陰太極図のような形状ですね。
さらに少し北へ。ホンジュラス&ニカラグア、そしてメキシコ南部。この2か所も大きく東へ突き出しており、はっきりと渦の動きが見て取れます。
それに呼応するように、メキシコ湾も、どんどん入り組んできています。

特にメキシコ南部の変化が顕著

ついでに言うと、その西側のカリフォルニア湾も大きくえぐれ、同時にバハ・カリフォルニア半島がやたらとギザギザに。このあたりでも、2か所ほど、渦状の形状変化が確認できます。

フロリダも出っぱってます

日付変更線のハンマーヘッド化

ではここで、日付変更線を見てみましょう。

パラサウロロフスみたいでもある

昔は、もっとモアイの鼻みたいな形でしたよね。別の言い方をすれば、ポットのようでしたよね。吉本新喜劇で言えば、帯谷孝史さんでしたよね。
それが今や、どう見てもハンマーヘッドシャーク。こんな形状ではなかったはずです。
ちなみに、キリバスの関係で日付変更線が調整されたのは1995年。なので、このマンデラ変化とは無関係です。
ここ1~2年で、このハンマーヘッド部分は、さらにぐいぐい伸びてきています。これは、赤道付近がどんどん東へズレていることを示す、非常にわかりやすい指標だと思います。
世界がどのくらいズレているか確認したいときは、いったん日付変更線を見てみるのがいいかもしれませんね。

「出ない」になってたわ

世界はフラクタルに渦を巻く

ここまで見てきたように、世界全体には大きな渦状の動きがありますが、どこか一部分にフォーカスしても、同じように渦が見える。
つまり、フラクタル構造だということです。
この特徴が特に顕著なのが、海岸線と湾の変化です。
ここで、改めてその流れを整理しておきましょう。

湾の変化の順番・まとめ

観察できる動きは、だいたい次の3〜4段階です。
 
1.まず湾が大きく入り組む(えぐれていく)
2.湾の入り口が閉じる(右回りか左回りかは場所によるが、渦状)
3.内海化(汽水湖化)する
4.湾が二段階化する
 
内海化や二段階化は、場所によって進行度が違うので一律ではありませんが、桜島周辺、アラビア海、紅海あたりは、かなりわかりやすい例です。
また、湾に限らず、大きく海に開かれている場所は、基本的に閉じられていく傾向があります。
ジブラルタル海峡、北海(デンマークとスカンジナビア半島の間)などは顕著ですし、日本で言えば、関門海峡、長崎、瀬戸内海なども同じ流れにあります。

オーストラリアだけ様子が違う

ところが、この法則でちょっと説明がしにくいのが、オーストラリアなんですよね。
動いていないわけでもないし、でも他と同じ説明では収まりきらない。
なので次回は、オーストラリアを少し腰を据えて掘り下げてみたいと思います。

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