心が“無”になった朝。うつ病の私が本当に怖かったこと
私は心療内科に向かう電車の中にいました。
目に飛び込んでくる景色は、私の心を壊し続けていた時の生活圏。
今でこそ落ち着いた気持ちでその景色を眺められるようになりましたが、しばらくは不安感で胸がザワザワしたり息苦しさを感じたりして、穏やかな気持ちで座席に座っていることができませんでした。
今年でうつ病と診断されて5年になります。
この間、体調の波は行ったり来たりを繰り返しました。
少し良くなったかと思えば、布団から出られなくなる。
そんなことを繰り返していました。
診断されてから3年経った頃、私は食事をする気力を失い、ほとんど食事を摂れなくなってしまいました。
イスに座っている姿勢を保てなくなり、ほぼ寝たきりの生活になりました。
布団をかぶり外の世界から身を隠す日々。
何も見たくありませんでした。
そして、誰からも見られたくありませんでした。
大きく環境を変えた今は、食事も摂れるようになり、日中寝込むこともほぼありません。
以前は片道5分の場所に出かけるだけで疲れ切ってしまい、外出後は数日間寝込んでいました。
今は2時間くらいウォーキングすることができ、自分が育った街の懐かしい景色を楽しむ心の余裕もあります。
今は自分がうつ病であることを忘れていることのほうが多いくらいです。
このような毎日を過ごせるようになった今、窓の外の景色を眺めながら「うつ病」という病気の何が一番怖かったのかをぼんやりと考えていました。
うつ病と診断されて5年経った今、私はようやく「自分を取り戻しつつある」と思える日々を送っています。
食事ができるようになったこと、笑えるようになったこと、出かけられるようになったこと。
そんな日常の一つひとつが、まるで“色”を取り戻すような感覚でした。
この記事では、私がうつ病の渦中で「何が一番怖かったのか」、
そしてそこからどうやって“色のある日々”を取り戻していったのかを、正直にお話しします。
同じように、今まさに苦しんでいる方へ。
「一人じゃない」と感じてもらえるきっかけになれば嬉しいです。
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