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【資格試験】「独り言勉強法」のすすめ

こんにちは、小森太郎です

私は現在、いわゆる理系の職に就いていますが、法律に感心があった時期があり、行政書士、貸金業務取扱主任者などの資格を保有しています。
なお、仕事には全然役立っていません。

資格試験の勉強は、進学のための受験勉強とはやや毛色が違う感じがします。例えば、

  • インプットよりアウトプットの比重が著しく高い

  • 比較的短期間で仕上げる必要がある

  • 過去問をひたすら繰り返し解く必要がある

僕がそこまで難関な資格を持っていないからかもしれませんが、大体の試験においては、最終的に、テキストよりもむしろ過去問がバイブルとなる印象があります。

今回は、私が資格試験を経験した中で発見した、比較的有用と思われる手法をお伝えします。

独り言勉強法

その名の通り、独り言を言いながら勉強する手法です。
やっている人は当たり前にやっていることなのかもしれませんし、本当はもっとカッコいい名前がついている可能性もあります。
しかしながら、勉強は静かに黙々とやるものというイメージもまた一般的です。

独り言の内容は基本的に、思ったことをそのまま垂れ流せばOKです。ただし、以下の点には気をつけてください。

  • 基本的には2周目以降の問題に対して行う

  • わからないところは素直に「わからない」と言う

  • その上で、推測の部分は推測として口に出してみる

  • 答えのわかっている問題は解説しながら解く。台詞は誰かの請け売りでOKで、むしろその方がいい

  • 補足があれば喋ってもいい

  • 最終的には人に説明するつもりで喋れるとよい

  • 問題を解いた感想も一言添えるとよい

例として1問解いてみますね

例題

令和6年の行政書士試験第27問(民法)を例に、私の独り言をそのまま書いていきます。

失踪の宣告に関する次の記述のうち、民法の規定および判例に照らし、妥当なものはどれか。
1. 不在者の生死が7年間明らかでない場合において、利害関係人の請求により家庭裁判所が失踪の宣告をしたときは、失踪の宣告を受けた者は、7年間の期間が満了した時に、死亡したものとみなされる。
2. 失踪の宣告を受けた者が実際には生存しており、不法行為により身体的被害を受けていたとしても、失踪の宣告が取り消されなければ、損害賠償請求権は発生しない。
3. 失踪の宣告の取消しは、必ず本人の請求によらなければならない。
4. 失踪の宣告によって失踪者の財産を得た者は、失踪の宣告が取り消されたときは、その受けた利益の全部を返還しなければならない。
5. 失踪の宣告によって失踪者の所有する甲土地を相続した者が、甲土地を第三者に売却した後に、失踪者の生存が判明し、この者の失踪の宣告が取り消された。この場合において、相続人が失踪者の生存について善意であったときは、第三者が悪意であっても、甲土地の売買契約による所有権移転の効果に影響しない。

令和6年度行政書士試験  第27問

まず肢の1ですが、いきなり妥当な肢だと思います。普通失踪の失踪宣告の請求は消息不明から7年後以降にすることができるんですけど、死亡の擬制自体は失踪宣告のタイミングじゃなくて、7年の期間が満了したタイミングです。だから多かれ少なかれバックデートすることになるんですね。
ちなみに特別失踪は消息不明の1年後から請求できて、死亡の擬制は危難が去ったときからです。
肢の2は違いますね。失踪宣告による死亡の擬制は本チャンの死亡とは違って、本人の権利能力を消してしまうものではないんですよね。実は生きてて、宣告が取消されるまでにした日用品の売買とかを無効にする実益もないし、この問題の文章だと本人かわいそうじゃないですか。勝手に死んだことにされて、不法行為を受けて、賠償請求できないなんて酷ですよ。
失踪宣告による死亡の擬制はあくまで配偶者や子のためのものというイメージですかね。再婚や相続を妨げないためのものって感じです。
肢の3もそんなことないです。本人が生きてて意識不明だと詰みますし、あとから死んだことが分かった場合も正確な死の日時が分かれば宣告を取り消してそっちに合わせたいときもありますよね。なので利害関係人なら取り消しも請求できます。
肢の4も違います。現存利益の返還で済むので、遊興費は返還しなくてOKです。生活費で使っちゃった場合は返還が必要ですけどね。
肢の5も違います。双方善意じゃないと無効ですからね。片方悪意でまかり通ると本人がかわいそうです。
というわけで正解は1番です。…だよね?合ってるよね?よかった〜

小森太郎

だいたいこんな感じです。文字にすると長いですが、しゃべってるとそうでもありません。

「独り言勉強法」のメリット

思考過程が言語化され、理解できていない箇所が明確になる
→どこがわからないのか分かるのが良いです

頭に入りやすい
→思考過程ごと頭に入るので、覚え方が覚えられます

上手く説明できるとモチベーションが上がる
→さっきも喋ってて(書いてて)気持ちよかったです。先生になった気分です。

他の問題も解けそうな気がしてくる
ここまで説明できていれば類題も解けるだろうという自信が生まれます。

同じ問題を繰り返して解いても飽きにくい
→人に説明する気持ちでやると、何周もして当たり前に解ける問題にも新鮮味が出てきます。

「独り言勉強法」のデメリット

やや時間はかかる
→黙って解いた方が早いです。毎回毎回喋りながら解かんでもいいかも

家でしかできない
→家でしかやらないでください

何問も解くと喉が疲れちゃう
→試験日が冬だとちょっと心配です

普段から独り言が増える
→僕は明確に独り言が増えました。
もし仮に、誰もいないはずなのに返事が返ってきたら病院にいきましょう。

みたいなことでね

いかがでしたでしょうか。
黙々とやるのもいいですが、一人で喋りながらやるのも案外楽しいですよ。
脳みその色々な部分を使いながら勉強している感じがするので、その辺りのシナジーもありそうな気がします。
ぜひ一度、誰もいない部屋で試していただければと思います。


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