見出し画像

高知能

こんにちは。ぺんママです。

高知能と一言で言っても、特性や特徴は人それぞれですよね。

前回も書きましたが、次男もWISCを受けていて、長男とは違う数値を出しました。

具体的に言うと、長男は言語理解(WISC-V)が、次男は知覚推理(WISC-IV)が一番高く出ました。


そんな長男と次男は、やはりタイプが全く違います。

次男は、特別支援教室を利用するためにWISCを受けたのですが、三人兄妹で唯一、不登校にはなっていません。
ですが、様子を見ていると、三人の中で一番生きづらそう、生きるとこが不器用だなと感じます。


長男は察しが良く、要領も良く、会話も大人のようです。

これまでの担任の先生にも、「時々大人と話しているのかと錯覚する」と言われる程でした。

家族と話していても、大人の私たちよりも知識が深く、そんな私たちが理解出来るように話すのです。

けれども、みんなが見過ごすような小さなものにも敏感に気付いてしまい、そこにストレスを感じるようです。

また、周りに対して当たり障りなく合わせようとしてしまうので、ここでもエネルギーを相当使っていると思います。



逆に、次男の小さい頃はひらがな等を教えても全く覚えられず、幼稚園で教わるようになってから、牛歩の如く少しずつ少しずつ読めるようになりました。

説明の仕方も、ずいぶん紆余曲折を経て、ゴールにやっと辿り着くような話し方なので、なかなか相手に伝わりません。

そんな次男は、レタスかキャベツかもいまいちよく分かっていないし、簡単な物の名前も出てこないタイプです。

分かりやすい「ししゃも」でさえも、「魚」としか出てきません。
もちろん、ししゃもという名前なことは知っていますが、それがパッと出てこないのです。

語彙力が低すぎるのではと思っていましたが、好きな分野ではマニアックすぎる話しを深掘りするらしく、学校の先生には、語彙力高いと思われていると知った時は本当に驚きました。

そして最近気付いたのですが、おそらく次男は右脳優位のタイプではないかと思います。(長男は一般的に多い左脳優位のタイプと感じます)

これも前回書きましたが、次男の頭の中は物語が流れ続けています。
時々、その世界にトリップしてしまい、気が付くとさっきまでいた場所から移動しているので困惑するんだそうです。
(主に学校内、しかも休み時間等に起こるので、授業には影響ないみたいです。ちなみに、脳波の検査も受けて、異常なしと結果が出ました。)

そんな次男のことを、もしかしてADHDというやつでは?と思って調べていた時期がありました。

結果的には、どんなにADHDについて勉強しても全くしっくりこないし、何ならADHDの子どもさんにするような対応を試してみましたがことごとく上手くいかない。

たしかにADHDと似た特性があるけれど、その困り事に対する方法を色々試してみても全滅だったこと等から、ADHDの線で次男を観察するのをやめました。


そうすると今度は、次男は何者なのか、という壁にぶち当たりました。


明らかに『普通』とは違うし、こんなにも破天荒で育てにくいのに、それをどうしたらいいのかわからなくて困っていたのです。

次に思い当たったのは、『境界知能』でした。


知能指数でいうところの、平均の下から知的障害と呼ばれる数値の間のことです。

この『境界知能』について調べた時に、「これだ!」と思いました。境界知能の人として紹介されていた姿が、次男そのものだったからです。

そしてWISCを受けて言葉を失いました。


境界知能どころか、その逆だったのです。


勝手に境界知能だと思っていた私は、先走って、境界知能の人に有効とされる『コグトレ』というものを取り入れていました。


ついでにまだWISCを受けていなかった長男にもコグトレをさせてみましたが、あまりに簡単すぎて早々に離脱してしまいました。

対して、次男はコグトレに苦戦していたので、効果があると期待していました。
なのに、そもそも違ったのです。
この時ばかりは本当にショックでした。

その後、長男と同じように言葉で対応し続けていくと、どんどん良くなりました。

例えば、きょうだい喧嘩があった時に、それぞれから話しを聞き、都度お互いに「相手はこう言っているけど、合ってる?」と確認し、認識を擦り合わせ、どちらが悪いとかではなく、それぞれの見え方そのものが違っているよというのを繰り返し伝え続けてきました。

その結果、今では次男はどんなに腹がたっていても、対話で解決しようとするようになりました。

思い通りにいかないとすぐ癇癪を起こしていた次男が、です。

長男は初めから状況説明が上手なので、そのうえで、「長男は悪くはないんだけど、次男は長男とは見ている世界が違うんだよ」「次男のそれは生まれ持ったものだから、それを努力で変えることはできないんだよ」という風に説明し続けました。

次男一人が悪いわけではないけれど(きょうだい喧嘩は、ほぼ、次男が悪気なく何かをやらかしてから始まります)、だからと言って、HSC気質が強めな長男に我慢を強いるのも間違っていると思ったので、
双方に言葉で説明することを何度も繰り返しました。

試してみて分かったことですが、高知能の子どもには、言葉を丁寧に伝えることが一番有効な気がします。

もっと言うと、言葉そのものより、その子が『相手は自分に対して丁寧に接しようとしている』と理解することで、ネガティブな出来事があった時の反応が変わったように思います。

長男は長男で、どんな小さなことでも、何にでも気付いてしまうことに苦しんでいました。
「こんな風に生まれたくなかった」
と泣き叫んだこともありました。

長男はHSC気質があるので、尚更言葉も態度も、注意の仕方も全て気を付けねばならないのですが、嘘偽りなく、心底長男を大事に思っていると言葉を重ねて伝え続けました。

そのようなことを何度か続けたところ、今では良い感じに開き直れるようになりました。

次男も、頭の中からどの言葉を選びとって、どう繋げて話すか、ということが苦手じゃない?と聞くとその通りだと言うので、こちらから、
「◯◯ということ?それとも△△ということ?」
「違う」
「じゃあ□□?」
という風に、選択方式で気持ちを聞き取るようにしました。

これらを繰り返し繰り返し続けたことで、理解してもらえないことに癇癪を起こして、周りをもっと不快にさせるという負のループが格段に減りました。 

そんな次男は雑談が大好きです。
独特なようすを見せる次男ですか、その根本には、『人と関わることが好き』というものがあります。

お友だちとも深く付き合うのが難しい次男ですが、だからと言って、人から離れるようなことはしません。
諦めていないんです。

対して長男は雑談はあまり得意ではありません。
家族と話す内容は主に、日本の歴史のゲームか、ガンダムか、ヨーヨーか、マイクラの露天掘り。
時々豆知識。
かなり偏りのある雑談ですが、この一年ぐらいで会話量がぐっと増えました。

この一年で何があったかというと、不登校支援の教室に通うようになったことです。
そこで趣味の合う先生と出会い、さらに、趣味の合うお友だちにも出会いました。


もちろん、子どもであろうと一人の人間なので、我が家の長男次男とは違うタイプの高知能な子どもさんもたくさんおられるでしょう。

高知能が故に、周りを見下すような言葉を投げつけてしまう子もいるかもしれません。

そんな子を教え諭すことは容易ではありませんが、まずは、『見下す必要のない』日常会話をどんどん続けて、意味のない会話、雑談をいつてもできる関係性を維持していってほしいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!