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もう少し考えてみる:「特別になりたい」の正体
昔、マスターが
私に言った言葉をふと思い出した。
私はいつも相手のことを清算しているらしい。
自分が与えたもの、与えられたもの。
それを実は正確に読み取る力を
持ち合わせていて、
その清算が、
私の「相手を傷つけて快楽を得る」悪癖に
つながっているんじゃないか。
そんな話だった気がする。
今思えばあの指摘は
結構あたっていたんだ。
当時はあれが完全な正解だと思っていた。
でも多分半分は違った。
ううん。正確にはあっていたけど
私が当時とらえた言葉の定義とは違ったんだ。
私はずっとパートナーのことが好きだった。
でもあれは普通の好きでは決してなかった。
濁った泥水のような。
色んな感情が混じり合って、
何かわからない物体。
私が愛おしいと感じるあの物体は
愛と呼ぶには烏滸がましくて
恋と呼ぶには汚らしかった。
この世にある言葉で描くとすれば
それは「執着」だったのだろう。
私はずっと「彼」への執着を
愛していたのだと思っていた。
でも違うのだと気づいた。
私が愛していたのは「彼の」ではなく、
「執着」のほうだったのだ。
多分きっと。
ここから先は、私が「特別」に何を求めていたのか、そして今日ようやく気づいたことについて書きます。
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