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レビュー/ドラマ1122/①「公認不倫」と「婚外恋愛」、どちらがより悪?


「うちに恋をしている人がいます」

1122(いいふうふ)は元々漫画が原作のドラマである。

ここ最近では2024年11月19日に主人公を演じた高畑充希さんと、
その夫役の岡田将生さんが
このドラマをきっかけとして真剣交際ののち、
結婚したことでも話題になった作品だ。

主人公である一子(いちこ)と二也(おとや)。

二人は結婚7年目の夫婦で、
夫婦仲がいいものの、何故か「公認不倫」をしているという内容のドラマ。

現在Amazonプライムにて公開されている、
このドラマは様々な観点から味わい深い。

夫婦の関係性、お互いの性についてや、
結婚に対しての考え方。

結婚と不倫との関係性や、
子供、そして不妊治療のこと。

様々な問題が複雑に絡み合い、
そして混じり合いながら緩やかに物語が進んでいく。

今回はそんな1122のドラマを視聴し
私自身が感じたことや、ドラマ自体の問題提起部分について触れながら

複数回に分けて話していきたいと思う。


第一回目は「公認不倫」について。

現在、ある一定数の人の中では「婚外」という言葉がよく使われる。

「婚外」とは、結婚した人以外と関係を結ぶ事。まぁ、要するに「不倫」だ。
SM界隈でも同様で、様々な理由から実際に結婚した相手以外と関係を結ぶ人も多い。

このドラマは、それを公認でする
「公開不倫」を主軸テーマとして扱っている。

正直、一般的には、あまり受け入れられる感性ではないのかもしれないが、私はこのやり方に結構共感する部分がある。

ちなみにこのドラマの主人公が夫の「公認不倫」を許したのには

自身の性欲が凪になり、自分のことを求めてくる夫の矛先を自分以外に向けようとした結果なのだが、

私が共感したのは「公認」という感性だ。


と言うのも、
私は独身時代15年から以上連れ添っていた、
当時のパートナーの方針である「表と裏をわける」を応用させ、

表の彼氏(私のオフィシャルな世界と繋がっている)にも
裏のこと(SMや性癖、そしてパートナーやセフレの存在)を伝えた上で

それでも私と付き合いますか?と伝えてから基本的には交際を続けていたから。
(要するに「表と裏の統合計画」である)

ちなみにドラマの人たちは、
そもそもは二人で結婚生活を始め、

その関係性を維持する一心から
いろんな人を加えて関係継続を続けていたわけだが、

私の場合は、そもそもあなた一人ではダメだと
付き合う前から伝えていたのだ。

まあまあに罪深い行為である。笑

それはある意味、永遠に達成されることのない敗北宣言のようなもの。

だって、「あなただけじゃ足りない」と
恋愛で一番盛り上がるはずの付き合う直前の両想い期間にそんな事を言われるんだから。

今ならばその酷さが当時よりは理解しているつもりだが、

当時はその形が私にとっての普通で、
多分その根底の考え方は今も変わってはいない。

もちろん、世の中的には
複数人と同時並行で付き合うことはNGだし、

ましてや何人にも同時に好意を抱くのは基本的にはありえないらしいので

一応、一般常識はそれなりに理解はしているつもりだ。

(ちなみに現在も結果的に不倫をしている訳だが、性癖や様々な感情が絡まっているので、当時の「表と裏の統合計画」からは少し離れた考え方に変化している。それは、いつか自分の考え方がまとまれば、記述していきたいと思う)

・・・話を戻そう。

タイトルにも入れたように
「公認不倫」と「婚外恋愛(=不倫)」は、どちらがより悪なのだろうか。

ドラマの中では、主人公の一子と二也は「公認不倫」だが、 
二也の不倫相手は「婚外恋愛」だった。

ドラマの中で、何故か公認不倫をしている事を
関係性が深まり、体の関係までありそうな不倫相手に
話していなかった二也が、

謎のタイミングでその事を打ち明け
不倫相手にドン引きされるシーンがあるため、
ぜひ見てほしいわけではあるが

(二也は天然じゃないと仮定すると、
 まあまあに自分勝手サイコパスだと個人的には感じている)

本来「不倫」と言うものは
甘美で罪深い「二人だけの秘密」のものだ。

だからこそ盛り上がり、
だからこそ刺激になる。

結婚生活に不満がある人々が
婚外にはしるのには、それだけのロマンが
そこには眠っているからなのである。

しかし中には、主人公たち(や、昔の私)のように、

お互いが同意の上で不倫を行うケースも存在する。

どちらが悪か?と言われると、
「どっちも悪や!!解散!」で終了なのではあるが、

私はあえて言わせてもらうと、「公認不倫」の方が悪だと感じる。

何故ならば、一般的に「公認不倫」には
不倫をするほどの「理由」が存在しないから。


人は悪い事をする時、必ず理由を求める。
理由があれば、悪い事をしても言い訳ができるし、一般的に責められにくい。

しかし公認は理由がいらない。
「だって相手が許してくれたから」という
黄金のカードが存在するから。

しかし公認でも非公認でも、
最終的にその結婚生活が続くかは、
お互いの胆力と、お互いの対話に尽きると感じる。

私自身ここに色々と書いているものの、
色んな事から目を逸らして
ここまで生き延びてきて

そして今少しずつその問題を
片付けていっているわけだけど、

それでも嫌なことに
向き合わなければいけない時間は
とても憂鬱でエネルギーを大量に使う。

だからこそ?結局最終的に、
仲の良さそうだった主人公夫婦は
離婚を選ぶわけだけれども。

多分主人公夫婦も、
様々な事でエネルギーを使い
乗り越えることができなかったのだと思う。

結婚生活は、ある意味長く苦しい。
それをより良くするには、対話をする事と、
お互いを常に見つめ続け、
観察しあう事なのかもしれないと

そんなことを思う今日この頃であった。



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