「まず一回怒って、舎弟にする」タイプの上司は令和でも生き残れるのか
— 静かに噛みつく教員の観察記録 —
授業で育てた野菜が立派に育ちすぎた。
これはもう野菜界の大谷翔平。出荷しないと逆にもったいない。
ということで、地域販売を計画した。
部門長に相談 → 管理職に確認 → 「授業の範囲内でOK、実施計画いらないよ」
よし、珍しくスムーズ。
今日は平和な学校ドラマだな、と思った私が甘かった。
そこから、
・掲示はダメ → やっぱ貼っていい → いや実施計画出して
・駐車場は使うな → 理由は「A部門の場所だから」(その時間は使わないけど)
と、見事なまでの ちゃぶ台返し三段活用。
合理性?
説明?
エビデンス?
そんなものは職員室のどこにも落ちていない。
落ちているのは「前例」と「縄張り」だけだ。
---
そして最近、もう一つ増えた違和感。
部門長がやたら細かく口を出してくる。
同期いわく、
「あの人、一回めちゃくちゃ怒って、その後は舎弟にするタイプだよ」
……舎弟?
令和7年ですよ、先生。
ヤンキー漫画はとっくに電子書籍化されてます。
---
■ 昭和の体育会系マネジメント
・まず威圧
・大声 or 嫌味
・上下関係を作る
・従順な人だけ可愛がる
この「恐怖で統率するスタイル」。
たぶん本人は
「締めてる」「統率力がある」「組織をまとめてる」
と思っている。
でも、外から見るとただの
情緒的ハラスメント型マネジメント。
言うことを聞く人=良い部下
意見を言う人=生意気
この世界線。
令和の学校でまだ生き残ってるの、もはや文化財では?
重要無形民俗文化財「昭和型部活動顧問」。
---
■ これがしんどい理由
こういう人って、正論が通じない。
論理で話しているつもりが、
相手はずっと「上下関係」で会話している。
私は
「どうすれば安全に運営できるか」
を考えているのに、
相手は
「誰の許可でやった?」
を考えている。
会話のOSが違う。
Windowsとファミコンくらい違う。
そりゃフリーズする。
---
■ 私が出した結論
戦わない。
これに尽きる。
・必要最低限の会話
・感情を出さない
・確認は書面
・判断は上に投げる
・距離は常に一歩外側
仲良くもしないし、敵にもならない。
「無風ポジション」
これが最強。
舎弟にも、反逆者にもならない。
ただの「淡々と仕事する人」になる。
たぶんこれが、いちばん消耗しない。
大人の処世術って、たいてい地味だ。
---
■ 思うこと
怖がらせて従わせるやり方って、
短期的には効くけど、長期的には人が離れる。
今の若手は黙って舎弟にならないし、
静かに距離を取って、静かに辞めていく。
気づいたら「誰も本音を言わない職場」だけが残る。
それって、統率でも教育でもなくて、
ただの過疎化だと思う。
---
まあ、とりあえず私は今日も
「確認します」
「共有ありがとうございます」
「承知しました」
の三語だけで乗り切っている。
語彙力を捨てると、心が平和。
これが最近のライフハック。
噛みつく元気もない日は、
一口だけ、そっと歯型を残して帰ります。
同じタイプの上司に当たってる人、
一緒に薄味で生き延びましょう。
令和は、静かにフェードアウトする人が勝つ時代です。
いいなと思ったら応援しよう!
応援よろしくお願いします🙇♀️