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スロバキア人に熱烈に勧められて日本映画「PERFECT DAYS」を観てみた

スロバキア出身の友人と話していたとき「日本に行くならどの季節が良いか?」聞かれた。

うーん。
秋かなぁ。紅葉がすごく綺麗よ。
でも春も捨てがたいなぁ。満開の桜を一度でも見てほしいなぁ。
驚くほど美しいから。

「今度、日本に行ってみたいな。
よし。次の春に行くことにするよ!」

そんな彼と喋っていて、チェコで暮らしてて気づいたことって何かある?と聞かれた。

うーん。
少し考えて。

車を運転しているお年寄りを全然見ないことかな。
ドライバーたちがみんな若い。
お年寄りは路面電車(トラム)に乗ってるよね。
日本では、沢山の高齢者が運転してるよ。

そう答えると、彼は頷きながら
そうだよね。知ってる。
日本では高齢者になっても働くんだよね。

最近の有名な日本映画でも見たよ。
トイレ掃除の老人の映画。
知ってるでしょ?
日本の高齢者ってあんなに年をとっても働いてるんだね。

??
はて。何の映画だって?
トイレ掃除をする老人の話だって?

ごめんなさい。その映画知らないわ。

えー!!見てないの?!
もしまだ見てないなら絶対に見たほうがいいよ!
カンヌの国際映画祭で賞ももらってるよ!
僕は、この映画を見て日本人とか日本社会について色々学んだよ。

そ、そうか。
すごい熱量だ。

スマホで検索してみると「PERFECT DAYS」とな。
主演:役所広司(70歳)!?

ん?!
ちょい待ち。
主役の老人が役所広司だって?!70歳なの?!
私の中での彼の記憶は「Shall We Dance?」だよ。

すっごくいい映画だから!
日常の中の幸せを感じたよ僕は。

わかった。今度見てみるよ。

というやりとりが数か月前にあり。
今回その映画「PERFECT DAYS」を実際に見てみました。

感想をつらつらと。

まず、私は映画には本当に疎くて。
一番最近映画館で見たのは数年前のドラえもんで、その前は十年以上前のチェブラーシュカかなっていうレベル。何曜ロードショーとか飛行機内でやっているのをふらりと見るくらい。

そんな私にとって、この映画が伝えたいメッセージを受け取るのはすごく難しかった。

主人公は公共トイレの清掃スタッフ。
毎日朝起きて、トイレ掃除をし、昼ご飯を食べ、夜寝るという日常の風景が繰り返し繰り返し描かれる。

主人公が住む、古い昭和の木造住宅はスカイツリーの真下。

彼の貧しく質素な生活が穏やかに映される。
「畳敷きの布団」「銭湯」「コインランドリー」「地下街の飲み屋」

それとは対照的に、何度も差し込まれる大都会東京の風景たち。
「スカイツリー」「首都高」「高層ビル」「きらめく夜景」。

そして手持ちのカメラで長尺で映される、トイレ掃除の細かい作業。たまに揺れる画面。自分が同じ空間にいるような気持ちにさせられる。
主人公は便器を磨き上げ、手鏡を使って裏側まで几帳面に清掃する。

彼は一体どういう生い立ちなのか。
どうしてトイレ掃除の仕事をしているのか。

時として、汚い仕事として周りの人からぞんざいに扱われる。
しかし彼の表情からは、諦めや憂い、怒りなどの感情は読み取れない。ただ淡々と清掃を続けるだけ。

どうやら彼にも、なんらかの過去や感情がありそうだぞ、となったところで120分終わってしまった。

ふーむ。
難しいな。。。

スロバキア人の友人の熱烈推しポイントがよくわからなかったよ。。。

主人公は幸せなの?
トイレ清掃の仕事に誇りを持ってるの?
こういう小さな小さな喜怒哀楽で人生は続いていくよってこと?

個人的には映画のストーリーや内容よりも、映し出される映像が素敵だった。

浅草の地下街とか、銭湯の休憩所とか。レトロ感満載。
主人公の住む部屋で、畳を踏んだ時の、木造特有のきしむ音とか、ちょっとしたワンシーンがすごく印象に残る。

あと、主人公が清掃する公共トイレがどこもすごくおしゃれ。
モダンな建築だったり、施錠すると透明な壁が白くなるトイレとか。
公共トイレのプロモーション映像のよう。

とまぁ、とりとめのない感想になってしまったが、知らない世界をちょっとだけ覗いてみたような気分。

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