『色眼鏡』 〜アマノ文筆クラブ〜
甘野さん、せっかくなのでこちらも企画に提出させてください🙂↕️
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「色眼鏡ってすごいね!めっちゃすごかった!」
帰宅するなり、何やら感動した様子の息子がそう言ってきた。
一体何に心を動かされたのか……。
私の思考は推理に走る。
うちの息子。
よく言えば平和。
悪く言えば心配。
何というか……天然なのである。
この間の『ほうとう』事件では、死にそうになった。
「ほうとうって知ってる?」
うどんを食べながら、ふと口にした私がいけなかった。
「知ってるよ、もちろん。……あれでしょ?」
息子は、さも知ってると言いたげに、得意げな顔を見せたのだ。
「殿下の宝刀のことでしょ?」
……とりあえず。そんなことはよくある。
そしてその時に、息子に不要な説明をさせてはならないと学んだ私なのだった。
ーーそんなにすごい色つきの眼鏡って……。
そこで私の思考は3Dアトラクションにたどり着く。
だが……問題なのは、そういった遊園地に近年連れて行った記憶はないというところだ。
ーーもしかして……VR?
それも我が家にはない。
YouTubeの紹介動画だろうか。
息子はいったい何を見て何に感動したのだろう……そう思って、私はついに質問をした。
「その色眼鏡、どこで使ったの?」
「プール!すっごくよく見えたよ!ゴミがいっぱいでさぁ……」
そう答える息子の手には、水中ゴーグルが握りしめられていた。
答えはすぐ目の前にあったのだけど……正式名、もう覚えておくれよ。
ーー毎年、つけるように言ってたはずだけどな……。
そう思いながら。
ゴーグルの日焼けが出来た息子を見るのは、初めてかもしれない……と気づく私だった。

甘野さん、ありがとうございます😊
宵空さん、ありがとうございます😊
