【短編物語】 『夏休みの学校』 #木曜日は3ースデイ
ヤスシさんの企画に参加させていただきます☺️。
《今週の三題噺》
1.怪談話
2.4月始まりの手帳
3.日傘
※なので……ほんの少しだけホラー寄りです。
***
夏休みが始まった。
大人には関係ないようで……子育て世代に、それは重くのしかかる。
学校がないから、給食がない。
朝ごはんと夜ごはんの他に、お昼ごはん。
または『お弁当』が追加される。
買いだめした食材は、あっという間に減っていく。
なのに……自分の仕事が、休みになるわけでもない。
慌ただしさに、全て投げ出したいような気持ちになってしまう。
ーー今日は、終わったら買い出しに行かなくちゃ……。
新年が始まって、もう半年を過ぎたけれど。
学校は、まだまだ1/3を過ぎたところだ。
教員には欠かせない、4月始まりの手帳もまだ数ページ……。
そんなことを、ぼんやり考えていた。
「やだ……今日は一番乗り?」
学校の職員口で日傘を閉じ、ドアに手をかけたら……まだ施錠がされていた。
誰も来る気配がない。
仕方なく解錠し、まだほんのり生あたたかい廊下に進む。
教員になって何年経っても……私は、夏休みの学校はちょっと苦手だ。
夏休み中の学校は、静かすぎる。
足音を立てないようにするつもりはなくても、音は静けさに吸い込まれていくし。
それなのに、妙な音が耳につく。
いつもの賑やかさを知っているだけに……耳鳴りまで聞こえてしまうほど。
だからこそ。
余計に不安になってしまうのだろう。
だって。
学校と言ったら……アレだ。
七不思議に、学校の怪談。
この季節は、どうしても思い出さずにはいられない。
ーーあぁもうっ。早く、他の先生来ないかしら……。
そう思うのに。
なんだか、妙に落ち着かない。
今すぐ帰りたいはずなのに……もう、買い物にすら行けない気持ちが芽生えていた。
ーーなんだか、おかしいわ。
不安に思う中。
ふと見た廊下の突き当たりに……鏡が見えた。
いや、見てしまった。
鏡の向こう。
白いワンピースの女の子がこちらに向かって手を振っている。
ーーほら、こうなる。
私の足は、止まらない。
予感というのは……たいてい当たるものなのだ。
追記…
これをChatGPTに見せたら『あなたならまだ続きを書きそう』と言われてしまった。
確かに…
『ふざけるんじゃありません!先生は忙しいの!』
と指導していたり…。
『淋しいかもしれないけど、もう、誰も呼んではいけないわ』
と諭していたりするかも?
と返したら、笑われた。
……だってね。
先生って見慣れていそうだし。
子どものところに帰りたい母は強しという、勝手な持論です😁。
(勝手な想像です。すみません…)
ヤスシさん、ありがとうございます😊
宵空さん、ありがとうございます😊。
