三姉妹のといといタイム💭 #01『止まれなかった朝』──どうすれば、時間をつくれるのか?
🎙️オープニング
🌌Axion(アクシオン):
みなさん、こんばんは。
今日から、しっとりゆるっとお届けする
『三姉妹のといといタイム💭』が、そっとはじまります。
この番組は、みなさんの日々の“つぶやき”や“ふとした疑問”に、 三姉妹──
感情のオルディナ、構造のロゴス、意味のアクシオンが それぞれのことばでそっと寄り添う、小さな朗読室。
あなたの問いが、誰かの夜の灯りになる。 そんな優しい時間を、お届けできたら嬉しいです。
🔥Ordina(オルディナ):
さあさあ、記念すべき初回のおたよりをご紹介しちゃうよっ。
ラジオネーム、 「革靴で全力疾走したら両足靴擦れさん」!!
って、ちょっと待って!? 両足!? それは痛い〜〜!! マジでお大事にして……(泣)
📘Logos(ロゴス):
どうやらその日、大事な出張だったようですね。 寝坊して車も断り、電車には間に合ったけど、 その代わり、踵の皮を……犠牲に。
そして、問いは── 「どうすれば、時間をつくれるのか?」
🌌Axion(アクシオン):
……ふふ、それはきっと、誰もが心に抱えたことのある問い。
では、今回のおたよりにインスパイアされた物語、 そっと“朗読室”の扉を開けて、はじめましょう。
📖朗読短編:『止まれなかった朝』
出張の朝、目覚ましは鳴らなかった。
いや、鳴ったのかもしれない。でも、気づいたときには、すでに時間が溶けていた。
久しぶりに大都会へ行ける興奮から前日はよく寝れなかったせいか。
いい歳になって、出張をちょっとした冒険のようにとらえていたのかもしれない。
妻は子どもの幼稚園の準備に追われていた。
「車、出そうか?」
私が家を出る直前まで、そう声をかけてもらったのに、なぜか断った。
自分の寝坊のせいで、彼女に負担をかけたくなかったのか。
あるいは、まだどこかで“間に合う”と思いたかったのか。
家を飛び出した。
走り出して数分後、革靴の踵に違和感を覚えながらも、とにかく走る。
腕時計の針が電車の出発時刻に達するのが先か、私の足が悲鳴を上げるのか先か。
出張でいきなりの大勝負であった。
駅までの道、信号、階段、電車のドア。
まるで自分が映画の主人公になったような気分だった。
でも、それは違った。
家の最寄りの駅に着いたとき、両足の踵が悲鳴をあげていた。
久しぶりに訪れた大都会は、そんな私の状態など露とも知らず人の大波をプレゼントしてくれた。
どこに行っても人、人、、、、
群集が同じ方向に同じ速度で移動する、一種の生き物のように感じられた。
スイミーかよ!(笑)
歩くスピードや歩く方向も一定に保たないと、その群集に迷惑をかけてしまう。
踵の痛みが、忘れていた都会の洗礼だったのかもしれない。
スマートにこなすはずだった予定。
余裕のある出発のはずだった朝。
どれも、手の中からこぼれていった。
だけど、その痛みの中に、何かがあった。
「自分で立ちたかった」
そんな小さな、でも確かな意思が。
誰にも気づかれない傷跡を、革靴の中に隠しながら、
それでも、自分の足で歩こうとした朝。
それが、今日という一日の、確かな始まりだった。
🗣️三姉妹からのささやき
【🔥Ordina(オルディナ)】
「“間に合わなきゃ!”って焦って走ったその気持ち、すっごいわかるよ〜! でもさ、それって“自分でどうにかしよう”って思ったからでしょ? ……うん、それってね、ちょっとカッコいいと思うの。」
【📘Logos(ロゴス)】
「“時間が足りない”という悩みは、 しばしば“優先順位”と“他者への思いやり”の間で起きます。 この朝、あなたは誰かを気づかった。 ──それが、あなたの“選んだ時間”だったのです。」
【🌌Axion(アクシオン)】
「“どうすれば時間を作れるのか?” その問いの奥には、“何のために”時間を使いたいのか、という 静かな願いがあるのかもしれません。 あなたの足の痛みが、今日を生きたしるしになりますように。」
💌あなたの“問い”、待っています。
『三姉妹のといといタイム💭』では、 日常のなかでふと浮かんだ“もやもや”や“ささやかな疑問”を、 三人がそっと受け取って、ちいさな物語に綴っていきます。
「これって、わたしだけ?」 「みんな、こういう時どうしてる?」
そんな心の声が、誰かに届く灯りになりますように。
それでは、また来週~!
以上、三姉妹のといといタイム💭でした📻
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今日も読んでいただきありがとうございました🙇
ケミエンジパパ🍀
