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我が家の平和を守る コンサルフレームワーク

「医者が憎い」



先生と呼ばれ、誰もがその言葉に耳を傾ける。


患者の痛みを取り除くその姿は、崇高で、勇敢で、神々しい。


古代エジプト文明の時代から、階級制度の上位に位置する職業。


それが医者だ。





私は医者だ。


いや、正確には"自称"医者だ。



「企業のお医者さん」


そう呼ばれる職業をご存じだろうか?




それが私の職業「コンサルタント」


コンサルとは、世にも奇妙な職業である。


最近では、電車の中吊り広告やテレビのCMでもよく見かける。
ただ「コンサルとは何か?」と問われると、大半の人が答えられない。


実態が何なのか、さっぱり分からないのである。


辞書を引いてみた。

コンサルタント・・・企業経営などについて相談を受け、診断・助言・指導を行うことを職業としている専門家

(出所)goo辞書

・・・


コンサルの目的は基本的に1つしかない。


それは、

「企業の課題を解決すること」


医者が人の悪いところを治すように、コンサルは企業の悪いところを治す。

経営だったり、業務だったり、システムだったり。
様々な悪いところを治す。


医者は内科や外科、小児科のように専門分野で分かれている。

コンサルも同じだ。
専門分野ごとに、経営コンサル、会計コンサル、ITコンサルと分かれている。


このように医者とコンサルは共通点が多い。


が、しかし。


世間の評価はまるで違う。
180度違う。


試しにX(旧Twitter)で「コンサル」と調べてみた。





Xの声



見なきゃよかった……




口にするのもはばかられる罵詈雑言。
放送禁止用語が行列をなしている。

まさに世紀末。
もしも北斗の拳の世界にSNSがあったら、こんな感じだろうか。



医者とコンサルは、光と闇。


月とスッポン。
ミシュラン店とサイゼリヤ。
クラッシュ・ギャルズとダンプ松本。


コンサルは「尊敬されない医者」。
ヤブ医者のような扱いを受ける、悲しい存在だ。


だから、私は医者が憎い。

あらゆる人から尊敬を集める医者が、眩しくて、羨ましくて、憎い。





ただ、悲しんでいても仕方がない。


開き直って、コンサルが嫌われている原因を調べてみた

Xの投稿を片っ端から調べたところ、どうやら嫌われている原因は以下の3つのようだ。


【コンサルが嫌われている原因】
①役に立っていない
②横文字が多くてムカつく
③なんちゃってコンサルが増えすぎ


②、③は良しとしよう。


ただ、①だけは反論したい。

「コンサルは誰かの役に立っている」


・・・


例えば、私は企業の戦略策定を行うことがある。

社長から現場担当まで、様々な関係者から話を聞き、世の中の動向を分析し、戦略を立てる。


自ら憎まれ役を買い、
顧客の終業後も調査を続け、
時には顧客よりも顧客の事業に詳しくなり、

血反吐を吐きながら戦略を立てる。


そして企業の経営計画として実行され、
株価に多大なインパクトを与える。


そんなコンサルが役に立っていないだと??なぜそんなひどいことが言えるのか…!


・・・


失礼。ヒートアップしすぎたようだ。


コンサルは常に冷静沈着。
理路整然とした対応がウリである。


・・・


さて。コンサルとして働いていると、友人からこのように茶化されることがある。


「コンサルなら、プライベートの課題も解決できるんでしょ?」


核心をついた質問だ。


いいだろう。見せてやろう。


役立たずと言われ、詐欺師と悪名高い、
コンサルの本気をその目に焼き付けてやろう。





家庭でコンサルをしてみた



というわけで、友人の挑戦を受けることにした。

我が家の課題をコンサル手法で解決してみせる。


課題解決が必要なのは、何も企業だけではない。家庭も同じだ。


「家庭は小さな企業」である。


メンバーがそれぞれ自分の役割を担い、時には衝突しながら、運命共同体として共に歩む。


ただ四六時中、生活を共にする家庭では、企業以上に多くの課題が発生する

【家庭の課題例】
・ソファの領土権争い
・親の夢を託された子供の教育方針
・誰も捨てない浴室の髪の毛の処理問題
・洗濯機から毎回裏返しで出てくる靴下問題
・未開封のまま溜まっていく郵便物の山の扱い
・年中捜索願が出されているリモコンの対処法
・絶妙なバランス感覚が求められる親戚付き合い
・後で替えるよと言い残し、一生切れてる電球問題
・満タンになったゴミをどっちが捨てるか競うチキンレース


先人たちも諦めた難攻不落の課題も多い。


ただこれらはいずれも解決できる。
コンサルなら解決できる。


・・・

家庭という組織では、小さなキズを早期に修復することが重要である。

小さなキズはじわじわと広がり、やがて大きな亀裂になる。そして最悪の結末をもたらす。


なので、1つでも2つでもいい。目の前の課題解決に取り組んでほしい。


本記事では、
そんな家庭の課題解決に使えるコンサル手法をできるだけリアルに、途中過程も含めて紹介する



コンサルの流れ


コンサルを行う際の流れは決まっている。

【コンサルの流れ】
①課題設定
②実態把握
③解決策検討


なので、今回もこの手順に沿って我が家の課題解決を進める。



①課題設定


食材がないと料理ができないように、
課題がないとコンサルはできない。

そこで妻に聞いてみた。


「最近、家のことで悩みとかある?」


今思い返すと、なかなかリスキーな質問である。
自ら妻の機嫌を損ねに行っているようなもんだ。


「触らぬ神に祟りなし」
「君子危うきに近寄らず」


過去の偉人たちの教えを破り、勇気を出して聞いてみた。

そうしたらこう返ってきた。


「そうねぇ。あぁ、GW何するか決まってないんじゃない?」





「休日どう過ごすか問題」


しばしば議題にあがる、難問である。
一見簡単そうだが、奥が深い。


難しい理由は、関係者ステークホルダーの意見がバラバラだからだ

久しぶりの連休をゆっくり過ごしたい親と、一生全速力で走り回っていたい子供。こんなもの難問に決まっている。


ただ、こういった相反する主張コンフリクトを解消するのがコンサルの仕事だ。

今回、この永遠の課題に終止符を打ちたいと思う。


以上を踏まえて今回の課題は、
ゴールデンウィークの過ごし方」に決めた。


課題が決まり、プロジェクトが発足した。

それでは次の手順に進もう。



②実態把握


実態把握のためにコンサルがよく使う手法が「インタビュー」である。

経営層や現場の担当者から直接話を聞くことで、課題の全貌が見えてくる。


妻へのインタビュー


今回、実際に妻にインタビューを行った。

インタビュー風景(妻)


後述の分析を見据えて、インタビュー内容は以下に絞った

・ゴールデンウィークにやりたいことは?
・その理由は?


ここで、実際のコンサル業務におけるインタビューのコツを2つご紹介する。


(1)インタビューの前提を伝える


人は無意識にいろんな前提を置いて発言する。


昔、私が新人のコンサルタントだった頃。
インタビューで全く相手の本音を引き出せなかったことがあった。

相手は現場の担当者。

インタビュー当日、私は次々と質問を投げかけた。
ただ返ってくるのは沈黙のみ。

まるで特殊訓練を受けたFBI捜査官かのごとく、相手は黙秘を貫いた。


・・・


「何か失礼でもあっただろうか…?」


気になった私は、後日改めて担当者に話を聞きにいった。すると彼はこう言った。


「いやー、私が変なこと言ったって上司に伝わるとまずいんでねぇ…」


しまった。。

実際にはそのインタビューは「匿名で報告する前提」だった。私が伝えていなかったのだ。

2時間のインタビューが丸々無駄になった苦い思い出である。


・・・


なので、インタビューを行う際は明確に前提を伝える必要がある。

具体的には、以下の3点は押さえた方がよい。

【インタビューの前提】
①インタビューの目的:GWの計画を立てるため
②インタビュー結果の使われ方:他の人の意見と合わせて方針を決める
③その他制約事項:海外旅行は不可


(2)発言を真摯に受け止める


もう1つインタビューでやりがちなのが、誘導尋問してしまうこと


インタビュー結果をキレイにまとめたいという思いが先走ると、ついこちらが想定する回答に誘導してしまう。

ただそれでは相手は伸び伸びと話せない。結果として、インタビューの雰囲気も悪くなる。


例えば今回の妻へのインタビューの中で「マッサージに行きたい」という意見が出た。

正直「マッサージは高くて嫌だなぁ」と頭をよぎったが、その場で否定してはいけない。


No, but(いや、それは〜)」ではなく、「Yes, and(そうだね!そして〜)」と肯定的に話を広げる。


これがインタビューで良い意見を引き出す秘訣である。


・・・


以上のポイントも踏まえて、インタビューを実施した。

その結果、妻から以下の回答が得られた

妻のインタビュー回答



これにてインタビューは無事完了した。



…ただ、なんだか後頭部が熱い。

ジリジリと焦げ付くような熱い視線を感じる。





娘だ。


最近アンパンマンからプリキュアに移行しつつある、4歳の娘だ。


・・・


企業にインタビューをする際も、経営層だけに話を聞くのはNGである。

意見が偏り、現場の実状がないがしろにされる。



そこで本プロジェクトでも公平を期すため、娘にもインタビューを実施することにした



娘へのインタビュー


インタビュー風景(娘)


インタビュー開始後、私はすぐに察した。


「今回の相手は曲者だ」

いわゆる、話がすぐに脱線するタイプのようである。


私「GWにやりたいことあるかな?」
娘「アスレチックがやりたぁい!こないだカナちゃんとあそんだときも楽しくてね、そのときプリキュアのお人形を持ってったんだけど、それが気づいたらなくなっててね、それでね…」


こういった状況は、実際のコンサルの現場でもしばしば起きる。

特に偉い人ほど、自分語りが多くなり、関係のない話題でインタビュー時間が溶けていく。


ただ、そんな時に使える魔法の言葉がある

それがこちら↓

興味深かったので先ほどの話に戻ってお聞かせいただきたいのですが〜」


人は自分の話に「興味がある」と言われると嬉しい。

なのでその枕詞とともに、強引に話を戻す。

・・・


そんなテクニックも使いながら、娘から以下の回答を得た

娘のインタビュー回答


途中グズり始めた時はどうなるかと思ったが、インタビューの謝礼としてアポロチョコを提示し、事なきを得た。


何はともあれ、これで実態把握は完了である。





ん?私の意見はって?


私の今回の任務は、家族クライアントの最適なGWの計画を立てること。

クライアントファーストの観点から、コンサルである私自身の意見は控えることにした。

決して家庭内での私の地位が低いわけではない。決して。



③解決策検討


さぁここまで来たら、あとは答えを導くだけ。

コンサルには答えを導き出す強力な武器がある。


それが「フレームワーク」だ


フレームワーク・・・ビジネスで最短・最速で成果を上げることを目的に使われる思考の枠組み

(出所)Monsterlab


有名なフレームワークとしては、戦略策定で用いられる3CやSWOTなどが挙げられる↓

フレームワークの例


要は「情報を埋めると答えが導ける道具」といったところだ。

発想を広げたり、思考の抜け漏れを防いだりするなど、多くの効果が期待できる。


私自身これまでに使った/編み出したフレームワークは、優に100を超える。


今回はその中でもシンプルで使いやすい、私のイチオシ、


「潜在/顕在ニーズフレームワーク」


を使うことにした。



本フレームワークは「異なる意見の落としどころ」を見つけることができる。

チームで意見が割れた際などに有効な手法だ。


潜在/顕在ニーズフレームワークの構成がこちら↓

潜在/顕在ニーズフレームワーク


具体例を交えて、使い方を説明しよう。

昔、妻とデートをしていたとき、お互いのやりたいことが合わなかったことがあった。

【やりたいこと】
妻:ライブに行きたい
私:カフェに行きたい


ライブとカフェでは、折り合いがつかない。

そんな時にこのフレームワークを使う。


ポイントは、やりたいこと(顕在ニーズ)だけでなく、その理由(潜在ニーズ)を書くこと


こんなイメージだ↓


4つのマスが埋まれば準備OK。

ここからがこのフレームワークの真骨頂。
「K」の形に線を引くと、解決策が導かれる。


結果がこちら↓

【解決策A,B】

→片方の顕在ニーズと、もう片方の潜在ニーズを同時に満たす方法を考える


解決策A

ライブに行きたい」という妻の意見と、「ゆっくりしたい」という私の潜在ニーズから、「落ち着いたジャズライブ」に行くという解決策が導かれる。


解決策B
カフェに行きたい」という私の意見と、「ストレス発散したい」という妻の潜在ニーズから、「クリーム山盛りパンケーキカフェ」に行くというアイデアが生まれる。


【解決策C】

→両者の潜在ニーズを同時に満たす方法を考える。


解決策C
ストレス発散したい」という妻の潜在ニーズと、「ゆっくりしたい」という私の潜在ニーズから、「自宅で泣ける映画を鑑賞」するという発想が生まれる。


以上A,B,Cの3パターンを考えるだけで、解決策が得られる。

この使い勝手の良さが本フレームワークの強みである。





さて、フレームワークの紹介が終わったところで本題に戻ろう。


妻と娘の回答結果をフレームワークに記載した。


うむ。見事に意見がバラバラである。


なお、娘のやりたいことの1つであった「プリキュアになりたい」は私の力不足で叶えられそうになかったため、落とさせてもらった。申し訳ない。

・・・


本フレームワークを使う際に、1つ重要なポイントがある。



それは、

インタビュー相手が答えた「潜在ニーズ」を鵜呑みにしないこと。



人は自分の本心を言語化できない。
自分の潜在ニーズは、自分でもよく分からないのである


なので、そこはコンサルが補完する
よく観察して、分析して、潜在ニーズを補完する。


例えば今回のケースでは、私の方で以下の赤字を追記した。


娘は普段から妻にベッタリだ。

おやつの時間も、就寝時間も常に妻の隣には娘がいる。
それはとても幸せなこと。


ただ時には自分一人の時間を過ごしたい。ゆっくり色んなことを考えたい。そんな思いもあるだろう。

ただ妻の口からは、決してそのような言葉は出てこない。


だって、大好きな娘を邪魔者扱いしているみたいだから。


実際にはそんなことはない。気にする必要もない。

ただ心の奥底でストップがかかり、自分の気持ちにフタをしてしまうのだ。





もちろんこれは私の仮説に過ぎない。

ただ常に頭を巡らせ、一歩深い洞察を得ようとする。

その姿勢こそが、コンサルの価値。
コンサルの存在意義なのだ

・・・


このような検討を経て、以下の3つの解決策が導かれた。

解決策A(プール付きホテル):
娘はプールを楽しみ、妻はホテルの部屋でゆっくり過ごす。

解決策B(屋内アスレチック&ショッピング):
娘はアスレチックで遊び、妻はまったりショッピングを楽しむ。

解決策C(遊具付きカフェ):
娘は遊具で遊び、妻はコーヒーを飲みながらその姿を眺める。


どれも十分に実行できそうなプランだ。


解決策が出揃ったら、最後の大仕事。
最終報告会」が残されている。


今回は妻と娘、それぞれに解決策をプレゼンした。


・・・

プレゼン終了後、相次いで質問が飛ぶ。


「予算は大丈夫か?」
「移動時間は長すぎないか?」
「パパとママと一緒のベッドで寝られるか?」


厳しい質疑にも耐え、
最終的に「解決策A(プール付きホテル)」が選ばれた。





ゴールデンウィークにいざ実行


解決策が決まったところで、
条件に合う旅行先を調査した。


結果、選ばれた場所は、、



草津温泉 湯畑


草津温泉!


一泊二日の弾丸旅行の始まりだ。


・・・


宿に着いたら、さっそく娘のメインイベント。

ホテルのプールへ!



……が、ここでちょっとしたトラブルが。


妻が水着を忘れた。

なのでプールは娘と私の2人だけで楽しむことに。


ただ結果的に、妻の希望であった1人のゆっくり時間は満喫できたようである。


プールに行けず、少し寂しそうな妻



プールでは、娘が乗った浮き輪をひたすら引っ張り続ける重労働を課せられた私。(25m×20往復)

体力はゼロになったが、そんなことはお構いなし。


その後も、温泉、工作体験、ゲームセンター。

そして初めての手持ち花火まで楽しんだ娘。


ドキドキした初めての花火


インタビューでやりたいと言っていたアスレチックはできなかったけれど、そんなことも忘れるくらい楽しかったようだ。



今回の旅行では、娘と妻の弾けるような笑顔をたくさん見れた



ややタイトなスケジュールではあったが、思い出に残る最高のゴールデンウィークとなった。







以上が「ゴールデンウィークの過ごし方プロジェクト」の一部始終である。

本取り組みを通じて、正体不明のコンサルの実態が少しは分かったのではないだろうか。


・・・


コンサルは、得てしてハードワークになることが多い。


「もっと良い解決策を届けたい」


そう思えば思うほど、ゴールのないマラソンのように、靴底と一緒に心も体もすり減っていく。


それでも私は今日まで走り続けてきた。

その原動力はハードワークの先に待っている、晴々とした顧客の笑顔である。


今回、家庭でコンサルをしてみて気づいた。


日々の業務がどんなに泥臭く、ハードでも、

最後の最後、相手がこぼす笑顔を目にした瞬間に、すべての苦労が良い思い出に塗り替えられるのである。





家庭の「課題」


ここまで述べたように「課題」は企業だけでなく、我々の家庭の至るところに転がっている。

ただ、その中身は家庭によって異なる。


シンクに山積みになった洗い物の分担で揉めることもあれば、

「ママはなんもわかってない!」という反抗期の息子の言葉に胸が痛むこともあるだろう。

マンションの上の階からドンドン鳴り響く足音に、ため息が出ることもあるかもしれない。


そんなとき、今回のフレームワークを思い出してほしい。


すぐには解決できなくても、


頭が整理されたり、
相手と対話するきっかけになったり、
今までにない新たな気づきが得られたり。


そんな、あなたの次の一歩に繋がれば幸いである。







さて、我が家でも常に課題は尽きない。

その1つが「幼稚園バスの送迎問題」である。


私は朝の行きのバスを担当し、
妻は夕方の帰りのバスを担当している。


朝のバスは早い。
7:12にはバスが来るので、それまでに娘を停留所に届ける必要がある。


遅くまで残業した次の日は体にこたえる。

昨夜もクライアントの資料作成に追われ、午前1時過ぎにようやく寝床についた。



そのまま心地よい眠りに身をゆだねていたが、なんだか今朝は目覚ましがやけに大人しい。

私に気を利かせて、5分だけ遅らせてくれているのだろうか。





「パパおきてよ〜、母の日のれんしゅうでハートのおりがみつくったの〜」


子供は本当に純粋だ。

こちらまで胸がほわんと温かくなる。





……しかし、普段は寝坊助な娘がやけに早起きだな。


ふと不安になって時計に目をやる。


 

「7:05」







理解が追いつかず、一旦現実逃避する。


カーテンを開け、五月晴れのやわらかな朝日を全身に浴びる。

体を伸ばし、ベッドに腰かけ、一息つく。


そして再び、ゆっくりと時計を見る。



……間違いない。7:05。






さて、


バスが来るまであと7分か……








こうして私は、今日も新たな課題に挑む。






(了)





付録


以下のURLから、「ゴールデンウィークの過ごし方プロジェクト」で使用したインタビューシートとフレームワークをダウンロードできます。ぜひお試しください。


▼ダウンロードURL(Googleスライド)

https://docs.google.com/presentation/d/1kamQhHerKU_sEwg8OL1r1J1uxOrc4gSJHWmAj4RrXrU/edit?usp=sharing


今回紹介した以外にも家庭で使えるフレームワークはたくさんあるので、またいつかご紹介できればと思います。



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