英単語を単語帳で暗記するのはキングオブ非効率だと思う
↑記事の最後でシレっと単語帳をディスりまくったので、今回はそれについて説明したいと思います。タイトルに「英単語」と書いてありますが、それ以外の外国語でも同じです。
そもそも実践してれば基礎単語を頑張って覚える必要はない
私が常々疑問に思うのは、「基礎単語を何故頑張って覚えようとするのか??」ということです。これを聞くと「いやいや、何を言っているのだキサマ、基礎単語なんだから覚えるのが当然だろう」と思う方が大半かと思います。
が、基礎単語というのは基礎です。基礎ということは頻出、しょっちゅう出てくるということです。しょっちゅう出てくるということは別に頑張らなくてもそのうち勝手に覚えるということです。
フランス語の例
最近フランス語をやっているのですが、こんな単語があります。
avait
これは英語のhaveに当たるavoirという単語の三人称単数半過去形なのですが、これもそんなに無理に覚える必要はありません。フランス語読んだり聞いたりしてたらいくらでも出てきます。フランス語には他にも接続法とか条件法とか不規則変化の過去分詞とかなんかややこしいのが色々ありますが、無理やり覚えなくても自分で読んだり聞いたり書いたり話したりしてたら無限に出てくるので、長期に渡って量をこなしていけば嫌でも覚えます。むしろ覚えない方が困難なレベルです。
英検1級単語について
冒頭に挙げた記事で英検一級の単語集を使ったので、英検一級単語についても言及しておきましょう。
英検一級単語に関して、よく聞くのは「英検一級単語はネイティブ向けの本や記事に普通に出てくるからちゃんと覚えるべき」というような言説です。この言説自体は何も間違っていません。英検一級の単語のほとんどがネイティブの小学生レベルの基礎単語であるというのは件の記事で述べた通りです。
しかしですよ、問題はそこです。そもそもよく出てくるなら単語帳で覚える必要があるでしょうか? フツーに洋書読んだりネットでネイティブ向けの記事読んだ方が早くないですか? そりゃ最初の方は知らない単語にまみれて苦労することと思いますが(私はした)、実際に読む前に1000も2000も単語帳で退屈な暗記作業をするより遥かに効率的に身に付きます。実際の文脈付きで何回も目にしますからね。
さらに、(単語集含め)教材で学んでいる限りその枠内の単語や表現しか視界に入りませんが、実際の英文を読んでいれば数千、数万単位の単語や表現が常々視界に入ってくることになります。実際、英検1級の単語帳を見ていると「え、こんなんニュース読んでたら毎日のように出てくるのに・・・」みたいな単語がかなりあります。(もちろん知らない単語もありますが。) あれらの単語を全部バラバラに日本語訳と対にして覚えるというのは相当な苦行な上に効果も限定的だと思います。
私は現在、英語、ドイツ語、韓国語、ベトナム語がある程度読めて、中国語、スペイン語、ポルトガル語とフランス語も多少(少々?)分かりますが、どれにもこれにも単語帳の出る幕はありません(辞書はメチャクチャ使いますが、暗記用ではありません)。文法書を2周くらいして基礎を雑に固めるのと同時に、いきなりネイティブ向けのニュース記事とか本とかを読み始め、ネットでネイティブ探して彼らの母語で突如DMを送り付けるとかシレっとレスのやり取りに混ざるとかそんなことをしています。別にごり押しで暗記するわけではなく、実際に必要になった文法とか単語を使ってるうちに勝手に身に着けていく感じです。よく使う表現ほど勝手に覚えます。何でかっていうとよく使うからです。
実践が如何に有益か試してみる
とりあえず↑の記事を見てください。何の変哲もないBBCニュースの記事です。
↑記事で使った、ある単語が英検1級単語か調べるプログラムで、件のBBCニュース記事に入ってる英検1級単語をいくつか探してみると、
dispute
erupt
claim
fraudulent
widespread
discontent
disperse
footage
fraud
等々、出るわ出るわという感じで出てきます。disputeとかclaimが一級単語に入ってる事自体が個人的には驚きでした。
次はこの記事で試してみましょう。
profound
intricate
malevolent
loom
destitute
diagnose
prognosis
custody
indelible
permeate
等々。
こんな感じで常日頃から記事やら本やらを英語で読んで分からないところは文脈から把握するなり辞書を引くなりして少しづつでも理解していけば見知った単語がどんどん増えていきます。日本で出版されてる単語集に全く載ってなさそうなのもガンガン目にするので、結果としては語彙力がじわじわと伸びていきます。
結論
実践を始めたばかりの頃は分かんない単語多すぎワロタみたいな状態でもちろん非常にきついんですが、外国語を読んだり聞いたりする上で分かんない部分を自分なりに捌くという行為は避けられません。そもそも単語帳で単語を1000とか2000とか覚えても、分からない単語は万単位で存在しますから、結局のところ全ての単語を最初から全部把握した状態で英文を読めるなんて状況は永遠に発生しません。遅かれ早かれ、実物の海に飛び込んで行くことになります。だったら早い段階で実際の英文や音声に触れて慣れていく方が良いのではないか、と私は考えています。
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