優しい心を隠す優しさ
(約1,300字)
優しさを示すのは、難しい
もとい、さり気ない優しさは、難しい
9月30日。
スーパーマーケットに行き、買い物をした。
10月からの大手メーカーの商品6,000点以上の値上げに、9月末のお店は混雑した。普段なら行かない遠くのスーパーへ足を運んだところ、缶詰めの商品棚に空きが目立っていた。
案の定、昼下がりのスーパーのレジは行列を作っていた。
そして、近くのスーパーでも買い置きができる商品を選んでレジに並ぶと、店員さんは行列にウンザリしているようだった。8台のレジがあるのに、どの列もズラりと人が並ぶ。
コンビニで働いたり、スーパーの裏方(惣菜作り)を経験しているので、お客さんが多いのがどれだけストレスになるかは想像できる。
しかも、今のレジはキャッシュレスと現金払いのお客さんが入り混じっている。夕方に買い物をするスーパーは、10種類以上のキャッシュレス払いと、ポイントカード、さらにスタンプカードを導入している。
そこで、買い物カゴの中はいつもバーコードが見えるように商品を置くようにしている。
2〜3品の買い物ではする必要はないが、それ以上の品を買うときは是非「バーコードみえみえ大作戦」をおススメしたい。
店員さんの作業効率が上がるし、自分の買い物時間も短縮できる。
店員さんは商品のバーコードを表にしておくと、とても親切に対応してくださる。
「またのお越しをお待ちしております」の声かけはもちろんのこと、商品を入れるサービスのビニール袋もレジ専用の大きめの良いものを何枚か余分にくださる方もいる。
まぁ、それが目当てでそうしている訳ではないのですが‥‥けっして、そうでは‥‥(汗)
気分よく買い物をしたい。お店の人も自分自身も気持ちよくいられるのは、ちょっとした気遣いや笑顔だったりする。
疲れているときは笑顔なんて出ない、それはわかる。
でも、行列に並んでから、バーコードが見えるように商品の向きを変えるのは誰でもできると思う。
生前、祖母が言っていたことがある。
ひとを許してあげる人になりなさい、と。
どんなに長い時間いっしょに居ても、大好きなひとでも、必ず自分が嫌いな部分はあるの。どの人にも失敗したり、嘘をつかないとその場をやり過ごせないときがあるけれど、そのギリギリの気持ちを責めてはだめ。
ケンカのような状況になっても、責めたくなるその感情を抑えて接してあげなさい、と言われた。
嘘をつかれたり、辛い言葉もある。
でも、そこで追求したりせずに「わかったよ」とおさめれば、人間関係が破綻することはない。
一番いけないことは、過去の出来事を持ち出してひとを責めること。
過ぎてしまって挽回しようもない事を責めるひとは、他人との距離をうまく保てないようで、話の着地点がみえない。
私はコレをやる人と接点を持たないわけにいかないので、苦労している。
友達には、ただ何も言わずに聞いてくれたり、待っていてくれる人がいる。
何かの理由を聞かれて、説明しづらいとき、
うまく言えないことを伝えるとそのまま受け取ってくれる。
優しい心は、カタチになっていないからわかりにくいけれど、隠し持っているひとには
また会いたくなる
言わない、示さない優しさをもちたい
見える優しさも見えない優しさも、持っていて損はない
