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添乗員です、と書いてみた~好きな仕事に、ちゃんと覚悟をもって向き合うために~

プロフィールに、思い切って書いた。
「添乗員です」って。

堂々と。
それは、誰かに向けた宣言というより、自分に覚悟を持たせるためだった。

添乗員になったのは、偶然だった。
7年ほど前、とある求人雑誌の募集記事に目が留まった。

「富士山へお客さまをお連れするお仕事」

えっ、富士山に行けて、お金ももらえるの?
そう思ったわたしは、ちょっと興奮していた。

その求人を見つけたときからさかのぼること2年ほど前——つまり今から10年近く前になる。
富士山に登ってみたい!と、友人とふたり、はじめての富士山登山に挑んだ。
途中で高山病になった。いま思えば、なかなかひどい症状だったと思う。
でも、根性だけで山頂までたどり着いた。

このときの登山の顛末は、また別の機会に書こうと思う。

富士山でつらい思いをすると、二度と行きたくない派と、もう一度行きたい(リベンジ)派に分かれるらしい。
わたしは、なぜかそのどちらでもなくて——
「富士山、大好き」になってしまった。

だから、富士山に登る仕事があるなんて!
しかも、お客さまを連れて行く添乗員?
胸が高鳴った。

面接に行き、採用された。

そして、わたしはこの仕事(添乗員)に——
惚れた。
間違いなく、惚れたのだと思う。

その後、紹介を受けて、ある旅行会社でバス旅の添乗員を始めた。
右も左もわからないままのスタートだった。

失敗も、後悔もたくさんあった。
でもやっぱり、たのしかった。

しばらくは平日は会社員、土日は添乗員という二足のわらじ。
けれど、だんだん気持ちが決まってきて、「添乗員で生計を立ててみよう」と思うようになった。

季節によって催行本数は変わるし、旅行会社から仕事をいただかなければ成立しない不安定さもある。
うまくいくかどうかは——そう、ほんとうに「神のみぞ知る」世界。

それでも。
お客さまの笑顔が見たい。
楽しい旅のひとときを、一緒に味わえることがうれしい。
きっと、それがわたしの原動力なんだと思う。

添乗員はガイドではない。
旅の「行程」を、予定通り、そして安全に管理することが仕事。
そのなかで、少しでも、ほんの少しでも、旅を「いい時間」にしてもらえたら。

そんな願いをこめて。
そんな気持ちを自分に刻むために——
書いた。
「添乗員です」って。

がんばります。
これからも。

今日も、読んでくださってありがとうございました。

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