“ナンカノタメェ〜”を飼い慣らす
久しぶりの雨。
雨の日にどの程度装備したら良いか加減が分からず、大抵、過剰装備になる、ちび山です。
9月から日本仕事百貨さんが主催する「文章で生きるゼミ」を受講している。
初回は顔合わせ。第2回から第6回までは、毎回ゲスト講師の方とナカムラケンタさんのトーク形式の講義になっている。
ライター、編集者、校正者、“書く”に携わる様々な職種の方の知見を伺う。
「文章で生きるゼミ」なので、“書く”ことにまつわる向き合い方やテクニックの知見が当然多い。
ただ私にとっては、“生き方”を見直す場にもなっている。
ここまで4名のゲスト講師の方々の話には、意外な共通点があった。
やってみたいこと、やっていて楽しいことを、何かの役に立つとか考えず、ただただやってみた経験があるのだ。
ゲーム実況を続けていたギャラクシーさん。
卵に貼ってあるシールをひたすら集めていた、ひらいさん。
子どもの頃、自分の好きな童話を書き写して周りに配っていた三橋さん。
トークイベントなどに足繁く通っていた牟田さん。
皆さん、それらの経験が今の活躍のきっかけや基礎になっているが、最初から役立てようと取り組んでいた訳ではないようだった。
私がこれまで力を入れて取り組んだことは、「なんかのため」になると思うことばかりだった。
大人から褒められる。
大学受験がうまくいく。
就職がうまくいく。
転職がうまくいく。
仕事の役に立つ。
それが悪い訳ではもちろんない。
ただ、そうやってきた今ここにいるのは、いつまで経っても現状に満足出来ない自分。
何だかとても虚しくなった。
目標を達成出来た時もあって、その時はそりゃ嬉しい。そうしてせっかく達成感の碑を立てても、その横をすっと通り過ぎてしまい、すぐに見えなくなってしまう。
虚しい、虚しい、虚しい、と考えていたら眠れなくなった。
こんな思考回路は早めに断ち切るに限る。
「なんかのためぇ〜、か」
めぇ〜、ねぇ……。
むくっと羊っぽいキャラクターが出てきた。
こちらの“ナンカノタメェ〜”。もうかれこれ四半世紀、私は飼っている。
そうなると、いきなりどこかに売りにだすのは忍びない。
ならば飼い慣らす作戦に出ることにした。
これからは、“楽しい”も好物になってもらおう。
